ダムを描いた日本画だと言うことで、見に行ってきた。かなり大きなスペースで、大学別に多数展示してある。大作がが多く、若者の意欲と熱気が感じられた。
女子美大の展示ルームに入って、少し中ほどに南保さんの絵があった。かなり大きなもので、アーチダムを下流直下から見た大胆な堂々とした構図。タイトルは「Mother」。赤いゲートが目に入ってくる。色は全く違うが、形からは天ヶ瀬ダムを描いたように見えるが、どうだろうか。
この展示会にはもう一つ、ダムの絵があった。こちらはすぐに黒部ダム(栃木県)だとわかった。ダムの写真を撮る人は多いが、絵を描くのは珍しい。もっとたくさんの人がダムの絵を描いてくれたらいいのにと思う。南保さんはこの分野のパイオニアだ。
(2013年3月1日、Jny)