ダム写真
2006.9 大津瀬展望台より (水資源機構広報課提供)
106453 水資源機構広報課
099242 土屋任史
062045 水資源機構広報課
089771 Dam master
089786 Dam master
077741 さんちゃん
089809 Dam master
089713 Dam master
077834 さんちゃん
089717 Dam master
099428 琉
065777 さんちゃん
どんなダム
日本一の貯水容量
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総貯水容量6億6千万立法メートル。浜名湖の約2倍に相当する。完成により奥只見ダムを抜いて日本一の容量のダムになった。その他、堤高は第3位、堤体積は第2位の巨大ダム。
[写真]工事中のダム(ダムサイト左岸より右岸を望む、平成15年11月撮影)
上流2次締切でCFRDの試験施工
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上流2次締切は堤高37m。徳山ダム本体ができればその一部となる。CFRDは国内では約40年間施工事例がないが、海外では実績が増えている。上流2次締切は平成14年完成。
[写真]CFRDの試験施工
旧徳山村は廃村になった
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旧徳山村は1970年の国勢調査の人口は1583人だった。ダムの建設に伴い、水没する集落の村民は揖斐川、本巣(もとす)、糸貫(いとぬき)、北方(きたがた)の4町の5地区に集団移転。466戸すべてが移転して無人となり、1987年4月に藤橋村に編入された。これにより旧徳山村は廃村となった。
イヌワシ、クマタカがいる
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平成8年からのワシタカ類調査によりイヌワシ5つがい、クマタカ17つがいの生息を確認。専門家の指導・助言を受け、保全対策が進められている。例えば、工事について、猛禽類等を刺激しないよう、重機やプラントの塗装を淡色にするといったきめ細かな配慮も。
20箇所以上の遺跡が
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水没地には、20箇所以上の縄文遺跡がある。寺屋敷遺跡からは2万年前の石器時代の遺跡も発見された。建設に伴って遺跡の発掘調査が行われた。
徳山の写真を撮り続けた増山たづ子さん
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増山たづ子さん(旧徳山村戸入出身、大正6年生まれ)は、60歳を過ぎてから、ふるさと徳山の写真を撮り続けてきた。その数は数万枚にも及ぶ。写真集や展示会などで紹介されており、写真の素晴らしさとともに、水没地の様子を知る貴重な資料でもある。
5000人が「ふるさと」を歌い、故郷に別れを告げる
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2006年7月29日、秋の試験湛水開始を前に、旧徳山村のダム湖に沈む工事現場で、「徳山ダムふるさと湖底コンサート」が開かれた。集団移転した旧徳山村の住民を中心に約5000人が集まり、歌手の由紀さおりさん、安田祥子さん姉妹とともに唱歌「故郷(ふるさと)」を歌い、故郷に別れを告げた。
ダム湖は「徳山湖」
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旧徳山村の住民らから公募し、2008年2月に「徳山湖」に決定したと発表。公募で最も多かった名称で、建設に伴って廃村となった旧徳山村の名称を残し、移転した村民に対する感謝の意を表すものだという。
シリーズ ダム百選 投票から
第 2 回 『 紅葉がきれいなダム 』
■しかく 霧の向こうに紅葉した木々が生い茂っていて露に濡れていっそう鮮やかに見えた。デジカメの電池が切れてしまってあまり撮影できなかったのでリベンジしたい。 (おてちゃん)
第 5 回 『 放流のカッコいいダム 』
■しかく 放流の水の流れた模様が「銀燐」魚のうろこみたいでおすすめです (榑松貞美)
第 18 回 『 ○しろまる○しろまるに感動したダム 』
■しかく 工事中に行ったときの巨大さにはびっくりしました。
日本にこれほど大きいダムがあるのかと感動しました。 (がおー)
第 21 回 『 雪景色の似合うダム 』
■しかく 標高1190mの花房山、雪のある時は最低4人でラッセルして登っても登頂に普段の2倍の時間(5時間程度)がかかります。苦労して登って見る徳山ダムとその背景の奥揖斐の山々。最高です。 (奥揖斐の住人)
第 37 回 『 ダム初詣に行きたいダム 』
■しかく 岐阜出身だけど、できた頃はすでに千葉県民、、なかなか行けなかったけど、ことしの正月休みで念願達成ー (なかじ)
河川
木曾川水系揖斐川
目的/型式
FNWIP/ロックフィル
堤高/堤頂長/堤体積
161m/427.1m/13700千m3
流域面積/湛水面積
254.5km2
(
全て直接流域
)
/1300ha
総貯水容量/有効貯水容量
660000千m3/380400千m3
ダム事業者
中部地建→水機構ダム事業部
本体施工者
熊谷組・大成建設・青木建設
着手/竣工
1971/2007
ダム湖名
徳山湖
(とくやまこ)
ランダム情報
【水特法関係】徳山[法第9条指定ダム等]、水没総面積:1,520ha、水没戸数:511戸、水没農地面積:134ha、ダム等の指定年月日:昭和52年3月23日、水源地域指定年月日:昭和59年2月10日、整備計画の決定年月日:昭和59年3月27日
【ダム工事年表】仮排水路(1992.2〜1995.9) 本体掘削(2000.5〜2002.3) 本体打設/盛土(2000.11〜2005.11)
【ダムカード配布情報】2025年9月10日現在 (国交省資料を基本とし作成、情報が古いなどの場合がありますので、事前に現地管理所などに問い合わせるのが確実です) Ver2.0
○しろまる徳山ダム管理所 9:00〜17:00(土・日・祝日含む)
ダムカード画像コレクション
徳山ダム(建設中) Ver.1.0 (2007.12)
[協力:安部塁]
参考資料
■しかく徳山ダム建設に伴う補償と代替地対策 水資源開発公団徳山ダム建設所副所長森田明
【第35回水源地問題実務講習会(昭和63年03月10日)】
■しかく徳山ダム建設に伴う補償と代替地対策:森田明
【ダム日本 No.524(S63.6)】
■しかく【ルポ】 徳山ダム『故郷と工事の進捗を見る会』移転者も早期完成を要望
【ダム日本 No.651(H11.1)】
■しかく[トピックス]徳山ダム建設パビリオンがオープン
【ダム日本 No.664(H12.2)】
■しかく徳山ダム"皆様から寄せられている質問へのお答え"Q&A
【ダム日本 No.667(H12.5)】
■しかく「揖斐の防人、濃尾の水瓶」 旧徳山村村民を招いて徳山ダム建設工事起工式挙行
【ダム日本 No.668(H12.6)】
■しかく[特別寄稿]自然と共生した徳山ダムづくり/鈴木徳行
【ダム日本 No.685(H13.11)】
■しかく徳山ダム上流2次締切におけるCFRDの試験施工について 水資源開発公団徳山ダム建設所第1ダム工事課長 小坪 洋巳
【第52回ダム施工技術講習会(平成14年11月8日)】
■しかく徳山ダム上流二次締切におけるCFRDの試験施工について/山口温朗・小坪洋巳
【ダム日本 No.699(H15.1)】
■しかく八徳の湖に夢を浮かべて/柳川 晃 −揖斐の防人 濃尾の水瓶−
【ダム日本 No.711(H16.1)】
関連書籍
■しかく江口義春 『故郷の灯は消えて 徳山ダム・離村民の心情』 ブックショップ「マイタウン」 1987
■しかく岐阜県藤橋村 『徳山ダムの記録』 岐阜県藤橋村 1990
■しかく増山たづ子 『ふるさとの転居通知 徳山ダムに沈む村から』 情報センター出版局 1985
■しかく水資源開発公団 『徳山ダム建設差止請求事件記録』 水資源開発公団 1982
■しかく大牧冨士夫 『徳山ダム離村記』 ブックショップ「マイタウン」 1991
■しかく朝日新聞岐阜支局 『浮いてまう徳山村 わが国最大のダムに沈む村』 ブック・ショップ「マイタウン」 1986
■しかく徳山ダム生物調査会 『岐阜県揖斐川上流域生物相調査研究報告書』 水資源開発公団徳山ダム建設所 2000
■しかく岐阜県地方自治研究センター 『徳山ダム移住者その後』 岐阜県地方自治研究センター 1988
諸元等データの変遷
【05最終→06当初】堤頂長[427→427.1]
【06最終→07当初】河川名[揖斐川→河内川]
【07当初→07最終】河川名[河内川→揖斐川]
【08最終→09当初】竣工[2007→2008]
【11当初→11最終】竣工[2008→2007]
【12最終→13当初】本体施工者[熊谷・大成・青木→熊谷組・大成建設・青木建設]
【13最終→14当初】ダム事業者[中部地建→水資機構ダム部→中部地建→水機構ダム事業部]
徳山ダムの竣功式
父母眠る湖底の村に続く道 (前川元巳)
徳山ダムが40数年を経て完成した。この句の作者は水没者のひとりである。
平成20年10月13日朝10時、秋晴れのなか、徳山ダムの竣功式が岐阜県揖斐川町上南方揖斐川アリーナで挙行された。
・・・→
全文はこちら
(2008年10月21日、古賀邦雄)
揖斐の山々から見た徳山ダム
私は山歩きが好きで、山からみた徳山ダムを紹介します。
下の写真は、ダムサイト南の花房山から撮った5月のダム本体。藤橋城上のどんどん橋を渡ったところが登山口です。ダムの後ろは若丸山、その左が冠山、左端が徳山会館から北西に見える金草岳で、右の一番高い山が能郷白山です。頂上までは3時間歩きます。
次の写真は、能郷白山南の尾根上から撮った6月の白谷。県道五平能舞橋がかすかに見えます。真ん中の山を削ったところが揖斐川本川徳之山八徳橋の左岸側、字クツ尾です。能郷谷の登山口から2時間(頂上までは3時間)のところから撮っています。
最後の写真は、ダムの北、金草岳からみた9月のダム湖、だいぶ湛水しました。晴れた日は遠く徳之山八徳橋が見えますが、この日は霧で見えません。頂上へは冠峠から2時間です。
どうです、山歩きしたくなりました?
総貯水容量日本一、壮大な徳山ダムと徳山湖を山から眺めてみてはいかがですか。
(2008年11月12日、衣斐剛人)
ダムをうたう(17) -故郷への回帰-
団栗を懐に去るダムの人 (吉永貞志)
団栗という名の木は実際にはないが、この実を手のひらにのせて見ると、不思議と故郷のことが甦ってくる。昔から団栗は飢饉のときの食物であった。ところが、水没者にとっては、飢饉時とは、差異はあるにしても、ダム建設によって、ふるさとを去らねばならないことは、人生の一大事である。日頃、目にも留めない団栗、それを拾い上げ、懐に忍ばせて、去っていく。新たな生活に向けて歩き出す。
この句の作者は誰を対象に詠んだのであろうか。勿論、ダムの人とは水没者を指していることは確かだろう。ダムは紆余曲折を経て完成するが、そこには多くの人が関わってきた。ダムの企業者などにおける用地担当者、技術者たちもまた完成すれば去っていく。この人たちも団栗を拾って、ダム建設を偲んだかもしれない。団栗の実から芽が出て、苗木となり、新たな命が甦る。団栗はまた故郷を回帰させてくれる。
(2009年11月9日、古賀邦雄)
2005・5・28・徳山ダム建設見学会
2005年5月28日に、徳山ダムJVさん、日本ダム協会さん、水資源機構さんの御厚意により、徳山ダムの建設現場見学会を開催することが出来ました。
ダム見学会の流れは次のとおりです。
11:00 集合(徳山ダム工事事務所前)
11:00〜11:20 (A)会議室で工事の概要説明
11:20〜11:50 (B)昼食
11:50 (C)マイクロバスで現場に出発
12:00〜12:10 (D)下流右岸展望台(洪水吐工事現場のすぐ横)
12:20〜12:35 (E)左岸天端。ロックフィルダムの断面構造が見える
(F)12:30に原石山の発破が見える
12:45〜13:00 (G)ダム盛り立て部(ダムの断面)に立って工事を見学
13:05 (H)モータープール(工事重機の修理工場)
(I)ストックヤード(ダムの材料土砂置き場)を見学
13:15〜13:25 (J)土質試験室見学
(ロックフィルダムでもっとも大切なコアの土を品質管理)
13:35〜13:45 (K)原石山見学(12:30に発破が行われた場所)
14:00 (L)ダム工事事務所へ戻る。その後解散。
A)会議室で工事の概要説明
まず最初に、徳山ダム工事のあらまし、ロックフィルダムの構造などについての説明がありました。
B)昼食
ダム工事事務所の食堂で、職員の方が食べているのと同じメニューの食事を頂きました。ごちそうさまでした。
C)マイクロバスで現場に出発
見学者も安全帽をかぶって徳山ダム建設現場に出発です。案内をしてくださった副所長さんは、徳山ダム以前は奈良県の大滝ダムにも携わられたとのことで、私の大滝ダムの質問にも答えていただきました。まさか徳山ダム見学で大滝ダムの謎が解けるとは思いませんでした(笑)
D)下流右岸展望台(洪水吐工事現場のすぐ横)
徳山ダムの洪水吐のすぐそばです。ここはダムが完成すれば誰しも立ち寄ることが出来るでしょうが、現在はまだ工事中のため立ち入り禁止になっている場所です。
手前が
洪水吐と
ゲート工事のための仮設道路、奥がダム堤体です。ダムの断面構造が見えています。
ちょっと見えにくいですが、
ラジアルゲートと巻き上げ機は既に据え付けられています。
E)左岸天端。ロックフィルダムの断面構造が見える。
先ほどとは反対側のダム左岸に回ってきました。ここからはダムの断面構造がよく見えます。ロックフィルダムの構造は、各地のロックフィルダムの案内看板やパンフレットでどうなっているのかは知っていても、ダムの断面構造の実物を見るのはみんな初めてでした。
真ん中の赤土の帯はロックフィルダムのかなめのコア層。粘土や細かい土で出来ています。その外側は少し荒い石のフィルター層。コアは土で出来ているのですが、土は水に溶ける(崩れる)ので、このフィルター層でコア層をしっかり守ります。そしてその外の白く見える部分は荒い石と岩のロック層でダムをがっちり安定させる働きがあります。
F)12:30に原石山の発破が見える
12:30にダムのロック材料を取る原石山の発破が行われました。
これが発破です。これで取った岩と石がダムのロック材料になります。
G)ダム盛り立て部(ダムの断面)に立って工事を見学
バスに乗ってダム工事の最前線。ダム堤体盛り立て面に行きます。その途中で、ダム建設に使っている重ダンプを見せていただきました。
これ・・・一般の家屋よりも大きいんじゃ・・・もちろんこんな大きさの車は道路を走れないので、分割してトレーラ数台で運んできます。そして現場でボルト止め、溶接などで組み立てるとのこと。すげー
手前に移っている機械は振動タンピングローラーといいます。デコボコの突起がついたローラーを振動させて自重と振動の圧力で土を締め固めます。この振動タンピングローラーを走らせて圧力を掛けることを「転圧」と言って、一回分の層を積んだら転圧何回と回数が決められていて、そのとおりにローラーが何往復も走ります。そういえばここから見てもロックフィルダムの層構造がよくわかりますね。赤っぽい色の層がコア、黒褐色の層がフィルター、白いところがロックです。
ダムが巨大なので、近くで見ればあんなに大きかった重ダンプもそんなに大きさを感じません。ダンプに限らず、動いている機械すべてがデカいですね。
H)モータープール(工事重機の修理工場)
ダンプやブルドーザーなどの重機は一日中働いているのですが、機械ですから壊れることもあります。しかし壊れるたびにメーカーに修理に出すなんてことをしていれば、ダム工事が遅れてしまうし、代替機を持ってくるとしてもトレーラー何台にも積んだ部品から組み立てになるのでそんなことは出来ません。だから巨大重機のために現場に修理工場を用意しています。
工事を監督する副所長さんは、修理工場に重機が何台も入院していると、大きめの工場を作っておいてよかったなと思う反面、こんなに壊れやがって・・・と思う。修理工場が空っぽだと、もっと小さい工場でも良かったかな?と思う反面、機械が壊れずちゃんと働いているな、良い事だな、と心中複雑らしいです。
I)ストックヤード(ダムのコア土置き場)を見学
ロックフィルダムのかなめである水を止めるコアは、コア山から採取された細かい土、粗い土、そして粘土っぽい土の三種類を混ぜて作られています。コアの材料はとても重要なので、性状などを吟味して良いものを選りすぐった上で、工事で直ぐに品質を満足した均一なコアが使えるようにストックヤードと呼ばれる場所に先ほどの三種類の土を交互にサンドイッチ状に積み上げられています。
きれいに土が盛り上げられていて、なんだかピラミッドのような外観ですよ。
J)土質試験室見学
ロックフィルダムの水を止めるコアはダムの命とも言えるとても大切な役目をもっているので、厳重に品質管理をしなければいけません。そのために、この土質試験室で毎日品質検査や締固めに最適な含水比がどのくらいなのかを確かめてからダムに持って行き、最良のコアを作るようにしているとのことです。
ひとくちに
コア材といっても、
基礎岩盤に近いところやそれ以外など、ひとつのダムの中でも場所場所で必要とされる性質が変わってくるので、いろいろな種類の土を混ぜて最適な物を作っているそうです。
これが
コアを締め固めた検査サンプルを作る機械だそうです。
こちらは検査サンプルに水がどのくらい通るかを検査して、水が通らない良い状態を作るのに必要な締固め状態と含水比のデータを求める試験装置です。この検査を毎日行ってダムのコアの品質をしっかり管理しているとのことです。ダムの施工って本当に細かいところまで注意して行われているんですね。ごくろうさまです。
K)原石山見学(12:30に発破が行われた場所)
先ほどの発破で切り崩された原石山の見学です。発破して出来た材料ははやくもダムへ持っていくための積み込みが始まっていました。
先ほど発破された現場です。既に積み込みが始まっています。
巨大な重機です。右上に小さく写っているのが普通トラックなので、大きさの違いが分かるでしょうか??
なにもかもスケールの違う大ダム工事に見とれる見学者一同
L)ダム工事事務所へ戻る。その後解散。
これで徳山ダム建設現場のみどころをすべて回り終えて工事事務所に戻ってきました。
水資源機構の一般向け見学会では今日のような細かい所までの見学はしていないとのこと。本当にありがとうございました。
みんなで記念撮影の後、解散しました。この後、横山ダムなどを皆さん見学に立ち寄っておられました。
最後になりましたが、今回の見学会は、(独)水資源機構・徳山ダムJV・(財)日本ダム協会の方々のご協力で企画することが出来ました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。3時間ほどの見学時間でしたが、本当にアッと言う間に時間が過ぎてしまいました。参加者・関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
普段は何気なく見ているダムですが、施工現場ではこれでもかというぐらい厳しい品質管理が行われていました。だから磐石なダムが完成するんですね。
川底近くの工事現場から上を見上げると、所々にダム満水位を示す看板が立っていますが、これらはずっと上の方に見えてダム湖の深さにビビります。さすがは日本一の総貯水量のダム。
完成したダムはいつでもそこに行けば逢えますが、建設中のダムは日々姿を変えています。これから機会を見つけて徳山ダムの完成までを追って行きたいと思いました。
徳山ダムは、日本で残り少ない大規模ダムプロジェクトで、総貯水量は徳山ダム日本一を塗り替えるものはもうどこを探しても出てこないだろうと言われています。ダム本体工事の規模だけでみれば、最近本格的な工事が始まった岩手県の胆沢ダムが徳山ダムと同じぐらいですが、徳山ダムは中京地域で交通アクセスも結構良いと思いますので、皆さんもぜひ機会があれば建設中の徳山ダムを見に来てください。生で見るプロジェクトXですよ。
なお、2005年6月25日、7月9日、7月23日のどれかの日(すべて土曜日)に、再び同じ見学会を開催する予定です。世紀の大ダム建設を見に行きたいという方がいらっしゃいましたら、私のホームページ「ダム好きさんhttp://damsuki.com/」へお問い合わせください。
(2005年6月作成)
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ダム便覧の説明
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