セミナー
【ライブ配信&後日の録画視聴が可能】
実例で理解!防水製品の設計手法とコツ、防水性能の評価手法
〜防水規格から防水設計の要点、防水機能の評価、防止設計の開発スケジュールまで〜
開催主旨
電子機器への防水機能の付加は屋外設置の機器に限定せず、日常的に使用する機器でも求められています。最近の各種機器のIoT化に伴い、その要求度はさらに増しています。
防水機能を付加するためには、求められる防水規格および試験が製品ごとに異なり、まずは、これらの理解を深めることが必須です。また防水機能を付加する際は、製品のコストアップとデザイン上での制約、放熱特性の低下といった課題に加え、小型・軽量化という相反する課題があります。本講座では、このような防水設計の要点とコツ、防水機能の評価方法を、具体的な防水設計事例を通じて解説します。
防水機器の開発は、一般的には経験にもとづく設計とカット&トライの繰り返し試験を通じてなされています。ところが、このような設計手法では問題の抽出に多大な時間と費用を要し、開発スケジュールの遅延につながります。設計時には問題の予測と早期対策を打てる開発手法が求められており、適切な防水設計の開発プロセスおよびスケジュール設定、開発体制の要点も紹介します。また、コネクタ部や外部インターフェース、音響関連部、操作部、ねじ部など各部の防水設計の定石を、講師の経験を通じて指南します。
本セミナーは、オンライン配信ツールZoomを使い、出演者自身も自宅から出演いただく形式の「Home to Home」(H2H)セミナーとなります。ご視聴方法(参加用URL等)はご登録くださいましたメールにお知らせいたします。
概要
日時 | 2024年 12月 11日(水)13:00〜17:00 |
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受講料 | 39,600円(テキスト代、録画視聴、税込、1名分) ※(注記)振込手数料は貴社でご負担願います。開催決定後、受講料の請求書(PDF)をメールでお知らせします。 ※(注記)講座実施前の入金をお願いしておりますが、講座実施後の入金(翌月末入金)にも対応しています。 ※(注記)後日の録画視聴での参加をご希望される方は、申し鋳込みフォームの備考欄にその旨をご記載くださいませ。 |
主催 | 日刊工業新聞社 |
共催 | アイテックソリューション株式会社 |
問い合わせ先 | 日刊工業新聞社 西日本支社 総合事業本部 セミナー係 TEL : 06-6946-3382 FAX : 06-6946-3389 E-mail : seminar-osaka@media.nikkan.co.jp |
講師
プログラム
1防水設計の目的/2IP規格(防水・防塵企画)とは/3IP規格のよくある認識間違い
1-2 商品の防水等級の決め方
1製品の等級を決めるための目安/2ポータブル製品の場合/3据え付けで使用する製品の場合
2-2 ケース部品の防水設計
1Oリングを使用した防水設計/2成形パッキンを使用した防水とパッキンの材質/3特殊成形(2色成形・LIM成形)などを使用した防水/4ホットメルトを使用した防水/5シーラントを使用した防水/6両面テープを使用した防水
2-3 コネクタ・外部インターフェースの防水設計
1部品の選定方法/2自社で起工(成形など)する場合
2-4 操作部・カバー部品の防水設計
1ボタンなどの防水構成/2カバー部品の防水設計
2-5 表示部(内部可視可能部)の防水設計
1透明部材の防水構成/2インサート成形/2色成形の場合
2-6 ねじ部の防水設計
1ねじの配置のポイント/2防水用特殊ねじの使用/3Oリングつきねじの使用時の留意点
1パッキンの圧縮率と充填率/2防水製品の外観不良対策/3防水に配慮した金型構造
3-2 音響関連部の防水設計
2スピーカの選定方法/2スピーカ部の排水のコツ
3-3 基板レイアウト
1基板レイアウトの検討時の留意点/2基板の位置決め
3-4 熱対策(熱設計)
1内圧調整穴の設置/2蓄熱・拡散による熱対策
3-5 量産設計での留意点
1防水部品の寸法管理/2組立性に配慮した構造設計/3リペア性に配慮した構造検
1防水試験の方法/2IP試験の実施/3リーク試験/4リーク試験の閾値設定
4-2 原因解析手法
1公差を考慮したリーク試験の閾値設定/2浸水個所の確認方法
4-3 量産時の防水確認手法
1リーク試験と抜き取り調査/2全数検査を実施すべきか
1試作の追加/2組立工程の増加を考慮した工程設計/3防水試験を考慮した開発スケジュールの検討
5-2 防水設計製品の開発体制
1防水専任者の選定/2防水専任者の業務と専任の効果