[画像:河野義文]
社会福祉法人駿河厚生会は、平成9年(1997年)4月に特別養護老人ホーム「沼津フジビューホーム」とケアハウス「沼津グリーンヒル」の2施設を開設致しました。創設より約30年を経過した現在では、沼津市北東部の門池・岡宮地区を拠点として、高齢者向け入居施設4か所と保育園1か所を含む、介護・福祉サービスを展開するようになりました。
この約30年の間に、介護業界、また世の中全体も目まぐるしい変化を遂げました。平成12年(2000年)に始まった介護保険制度は、当初の制度設計が想定していた以上に全国に普及し、高齢者向け入居施設や介護・福祉サービス事業所が大幅に増えました。その一方で、物価上昇の影響などもあり、介護事業者の倒産も年々増えています。少子化や人口減少の波のさなかにあって、今後のケア人材の不足も深刻化しています。
社会福祉法が定めているように、社会福祉法人の目的は「社会福祉事業を行うこと」それは社会福祉事業の継続的運営を通じて、支援を必要とする方の暮らしの一助となり、よりよく生きる社会の形成に貢献することです。
激動の時代にあっても、法人としてこの目的・信念を貫いていくために、私たちは、ご利用者様が年を重ねても自分らしくいきいきと生きられるように、ご利用者様との信頼関係を築き、一人ひとりが安心して働ける環境を作り、時代を見据えながら歩みを進めていきたいと思います。急激に変わりゆく世の中において、常に一歩先を見据え、不確定な経営環境におかれた社会福祉法人を、長く継続できるよう、安定した経営に努めていきます。
働き方改革が始まる頃から、法人内でも次々と戦略的に業務の改革を進めておりますが、主なのは以下の点です。
1.タブレットなどを活用したケア記録のICT化
2.見守り機器やリフトを活用した、ご利用者様とスタッフ双方にとって安心できるケア
3.ノーリフティングケア(持ち上げない介護)の教育と実践
4.BCP(事業継続計画)に基づく、全職員参加型の定期的研修
5.自治会とのパートナーシップ協定などに基づく、地域の皆様との連携協力と地域貢献
6.法人内職員の永年勤続者等の表彰(初期から継続しています)
これからの10年、20年先は、私どもが想像する世界とは異なっているかもしれません。しかし、どのような時代であろうとも、何事も前向きにとらえ、打開策を考え、対応していきたいと思います。地域の皆様が幸せな人生を送れますよう、そしてお一人お一人のために少しでもお役に立てるよう励んでいく所存です。
駿河厚生会 理事長
河野 義文
[画像:渡邉治平]
岡宮グリーンヒルは、北には愛鷹山と富士山、東には箱根の山々、南には沼津市街と遠く駿河湾を望む高台に位置し、眺望に恵まれているだけでなく、大雨でも水害の心配がないなど、自然災害の危険も少なく、また東名高速道路沼津インターにも近いなど、立地には大変恵まれています。
私たちが提供するサービスは、定員18人の家族的なデイサービスと、「要支援1」から「要介護5」までの方が入居できる定員60人の個室ユニット型軽費老人ホーム(特定施設ケアハウス)です。「寄り添い」「傾聴」「フレンドリー」をモットーに介護サービスを提供しています。
デイサービス・ケアハウス共に、ご利用者様、ご入居者様の心身機能の改善・維持のため、機能訓練に特に力を入れております。また、日々の食事については、食材にこだわった季節感のある美味しい食事やデザートの提供を心がけています。
また、ご入居の方には、日々安心して過ごして頂けるよう協力医療機関と緊密な連携をとり、日中・夜間を問わず、緊急の場合にも迅速に対応できるよう体制を整えています。 生きがい活動では、書道、絵手紙、折り紙、刺し子、編み物、脳トレ、生け花などの趣味の教室を、ご入居者様お一人お一人が日々楽しんでいらっしゃいます。
終の棲家として、安心で心豊かな日々を過ごしていただけるよう、国が奨励する「人生会議」の開催や看取り介護にも「オール岡宮グリーンヒル」で日々取り組んでいます。
ご入居者様、ご利用者様はもとより、ご家族の皆様にもご満足いただける施設であるよう努めてまいります。
ケアハウス岡宮グリーンヒル 施設長
山本 潔
[画像:髙橋智恵子]
この度、当法人理事長より任命されまして、ケアハウス沼津グリーンヒルの施設長に就任致しました髙橋智恵子と申します。甚だ微力ではございますが、これまで13年に渡り、沼津グリーンヒルに携わってこられた松下前施設長同様、どうぞご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
松下前施設長は、入居者様への対応はもちろんの事、外部から来られた方々にも気持ち良い応対ができるよう常に心配りをされていらっしゃる方でした。退職をされましても、今後の秋祭り等の大きな行事にはお顔を見せてくださる事と思いますので、私も安心して施設長としての任務を全うしていきたいと思っております。
私は当法人にある駿河厚生会の施設開設時(平成9年4月)に法人内の沼津フジビューホーム(特別養護老人ホーム)に就職し、子育て中ではありましたが、以後28年に渡り生活相談員として勤務してまいりました。その中で、沼津グリーンヒルには、平成11年度から13年度までの2年間勤務しておりまして、沼津フジビューホームに異動した後も、行事や会議・研修での交流が常にある関係でしたので、大変親しみのある施設です。ただこの度は、施設長として就任となりましたので、気を引き締めて平穏で、安心・安全・心地良い生活環境を維持し、沼津グリーンヒルの良いところをどんどん引き出していきたいと思っております。反面、運営におきましては、社会情勢からしても今後ますます厳しい状況となっていくことが想像されますので、早々に現在の課題を分析しながら取り組んでいこうと思っております。他の職員と力を合わせて頑張る所存でございます。重ねまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ケアハウス沼津グリーンヒル 施設長
髙橋 智恵子
乳幼児期の子ども達が覚える事、知ることって一体どのくらいあるのでしょう。視覚や聴覚などの五感の発達、手や足などの身体の機能、立って歩くことから始まり、言葉や生活習慣、友だちと仲良く遊ぶために必要なこと、人の話を聞くこと、絵を描いたり歌ったりすること、怪我をしたら痛いということ..。人として生きていく基本の多くを子ども達はこの時期に学んでいます。その学びは心が安定する温かい人との関係の中にあってこそのもの。私達はこの大事な時期にある子ども達をお預かりしています。子ども達は家庭で、保育園で毎日多くのことを経験し、言葉にはできなくても何かを感じ、考えます。それは子ども達が育っていこうとしている姿に他なりません。どの子もみんな、豊かな可能性を持った新芽。この新芽が将来しなやかな若木へと育っていくよう保育することが私達の使命なのだと思います。
丘の上保育園は広いグラウンドと、静かな住宅地、畑、緑豊かな自然に囲まれた保育園です。私達はこの豊かな環境での保育を通して、お父さん、お母さん方と一緒に子ども達の心と身体の健やかな育ちを支えていきたいと思います。また、支援センター、一時預かり保育を通して地域の方々の子育てのお役にも立てるよう努めて参ります。
丘の上保育園 園長
大川 敦子
〒410-0022 静岡県沼津市大岡3571-1
社会福祉法人 駿河厚生会
TEL 055-926-8500 FAX 055-926-8504