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2009年12月10日

あしたのジョー・・・代表のつぶやき(その6)

某メーカーより「あしたのジョー」をメインキャラにした遊技機器が発売されました。ウルトラセブン、宇宙戦艦ヤマト、バカボンなどなど、少年誌に夢中になった世代としては、とても複雑な気持ちになります。
パチンコ・スロットユーザーの人にとっては、懐かしいキャラと遊技としての完成度が高ければ、きっと満足なのでしょうが、パチンコ・スロットをしない人からは過去の思い出を茶化されているようで不愉快だという意見も聞きます。商業化によるリバイバルを、再評価と見るか、冒涜と見るか、たくさんの人に思い入れの多いキャラほど商品価値があるだけに、思いが分かれるところでしょう。

パチンコ機器に限らずキャラクターの商品化は、商品イメージをキャラクターのイメージと融合させるために、良くも悪くもキャラクターイメージが変わってしまうものです。また、商品の流通期間が終わると、キャラクターも一緒に姿を消しかねない心配もあります。パチンコ機器の場合、機器の回転サイクルが速いので、時にキャラクターが可哀相な気もします。私も、商売の流れとしてはあり、でもちょっと「このキャラだけは・・・」と思うこともあります。パチンコ業界へのマイナスイメージを増大させないように、パチンコユーザーでない人たちの「思い出」にも十分な配慮がいるのではないかなと思います。人の思い出は、感情の深い部分につながっているだけに、とてもデリケートな問題です。

日々の足にマニュアル車に乗り続ける私としては、すべてがオートマチック・デジタル化することだけでもかなり気持ちが滅入る日々です。オートマチック・デジタル化は日常をを便利に快適にさせているのは確かなのですが、ダイレクトな感覚やシンプルで分かりやすい感覚が薄れてしまう面があります。たぶん私のなかの子どもの部分が、子どもの時にただ単純に夢中になれたテレビや漫画を、大人にしか遊べないとても複雑な電子娯楽機器に変えられてしまうようで嫌なんでしょうね。時代を超えて復活するものだけが、次の世代に受け継がれていくことを考えると、悪いことではないのでしょうけれど。ゆっくり付き合える娯楽が少なくなった今日のボヤキでした・・・。
代表 西村直之

posted by RSN at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 代表のつぶやき
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