[画像:今日の一言]結局あたしは行政書士なので、
なんでも業務に特化して見てしまうところがあるんだわな(笑)。

だから『砂の器』は、被害者の「方言」がポイントだったんだけど
それ以上に、犯人の「生い立ち」のほうが
あたしにとってはポイントだったってわけ。

流れ的には、まず「方言」があって
その地方に関連する「生い立ち」を持った人物、
ってのが犯人像になったわけだから
どっちも大事なんだけどね。


どこに焦点をあてるか


焦点という意味では、『人間の証明』は
「人間」というものそれ自体に焦点があたっていたけれど
『砂の器』では「人間」のエゴというか、
愚かさとか、もろさとか、そういう情けなくて悲しいものの
ひとつひとつが具体的に揉み解されるような
そんな焦点のあたりかただったように思うな。
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世の中の困りごとっていうのは
ほとんど人間同士の話だな
って最近特に思う。

当たり前っちゃ当たり前なんだけど
なんでもそうだなと思うと
利益衡量って言葉を思い出す。

誰かの利益だけを考えてたら
答えは出ない。

もちろん依頼者の方の利益を考えるんだけど
必ず何かとのバランスがでてくるはずなんだ。

そんな話を最近知り合った司法書士さんとしてて
やっぱり憲法の勉強って必要だなって思った。

上っ面じゃなくて、
きちんと人権とか個人の尊重とか
三権分立について勉強するべきだなって。

立法と司法と行政がどうして三つにわかれて
どういう力関係なのか。
個人の尊重ってどういうことなのか。
何と何のぶつかり合いを調整するために動くのか。

つまり、そういう話をしても
司法書士さんだっていろいろおられて
通じる方と通じない方はいらっしゃる。

そういう意味では仕事も
価値観の違う方とはなかなかいっしょには
難しいもんだなと改めて思うわけ。

いや、しみじみと。
アメリカの民主主義を実感するにつけ・・。
ちょっと独り言。
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