[画像:今日の一言]土曜日は書士会で会社法の研修だった。
先週は弁護士さんの講義で定款の作成について。
今週は同じ会員の中でベテランの先生の講義。


やっぱし実務やってる方が勝ち


いくら本や情報の上で知識はあっても
実際やってみたらあれこれ違ってきたりするもの。

違う、というより細かいことがわからないんだな、本では。

それを超先輩書士なんかは「数稽古」って表現をするんだけど、ほんとにあせらずひとつひとつ「稽古」していくのが、ベテランへの道なんだな。

一件一件マニュアルを作ってるんだ。
新しく気づくたびに書き足してね。

そう、毎回案件は違うから。
ものすごい虎の巻ができちゃうかもよ♪
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コンプライアンスということが言われだして久しい。

コンプライアンス (Compliance) とは、
(要求・命令などに)従うこと、応じることを意味する英語。
近年、法令違反による信頼の失墜が事業存続に
大きな影響を与えた事例が続発したため、
特に企業活動における法令違反を防ぐという観点から
よく使われるようになった。
こういった経緯からか、日本語では「法令遵守」と訳される。

雪印や不二家、三菱自動車、パロマ、東横イン、
最近は日興コーディアルだったり。

簡単に言うと


バレなければいいのか?


という問題だな。
経営者の理念というか精神の問題だと思うな。

どの問題も企業の中でわからないように隠してしまって
世間にばれないように秘密にしてたわけだ。

同じ精神はそこここにある。

たとえば、建設業の許可ひとつにしても
経営業務管理責任者の要件で5年の経営経験が必要だ。

でも、2年しかやってない。

それでも取りたいというお客様もいる。

あと3年、事業やりなさいよ。
というのが正論だ。

だけど、それ、5年分の資料の添付がいらないなら
実際のところは


わからへんのんちゃうのん?


と。

そしてよくお客さんが言うのが

「あんなちっさいとこでも許可持ってるで。
どうやって取ったんですか。」

しらんがな(-_-)

ほんとにどんな事業をしてるかも、してたかも
中身もなんにもしらんのに
外から見ただけで決められへんわい。

でもよく言うねんな。

「あんなとこでも許可取ってる」


なんでうちだけそんなに厳しく要件言われるのん?


と。
うちだけちゃうってば。
要件はみな同じ。

要件みたさんでも取れるやろ!

ってのはコンプライアンスに反してるわな。
そんなのいっぱいある。

建物の基準にしたって、アスベストをそのままにしてるビルがあって
それはばれなかったらそのままにしといてもええやん。

介護の事業所でも、建築基準法で定められた特殊建築物の要件に
何から何まで適合させる必要があるのかと。
あげくのはてに、


役所は許可やりたくないねん


違うって。
要件満たして、って言うてるだけやねんてば。

そこらへんはもう経営者の考え方ひとつに
かかってくるとしかいえない。

われわれが説き伏せて、無理やり言うこと聞かせるのもおかしい。

そういう意味では完璧な代理というのはできない。
あくまでもアドバイザーであり
実現に向けて動いてあげる手足であり
考えてあげる頭である。


コンプライアンスは経営者の考え次第だ


くれぐれもそこを間違えないでほしい。←こちらをぽちっとして明日も応援してね(笑)