2024年11月07日
今週の2階新入荷 ヘビ、トカゲ
こんにちは髪の長い方の佐藤です。
先に言っておきます。今回は読むだけでも大変なほど長くなってます。
普段は電車の移動時間や寝る前のチルタイムなどスキマ時間を使ってブログを書いていますが、今回ばかりは数が多いし書きたいことも沢山あるし書いていたら全く関係ない別の種類を調べ始めるし...ぜんっぜん進まないので久しぶりに徹夜ってものをしました!!
頑張って書いたので時間のある方は最後まで読んでって下さい(笑)
話を本題に!今週もソロモンやマレーシア等から面白い生体達が来ています!
それでは新入荷の紹介に行ってみましょ〜
ビブロンボア
Candoia bibroni
個体1sold out
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個体2
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個体3
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カンドイア(ナンヨウボア属)最大かつ最も樹上性傾向の強いボア。
属内でも分布が最も東に位置するため近年は流通の減ってしまったソロモン便でしか見られません。
個体によるカラーバリエーションが多いためコレクション性が高く、しかも環境の変化などで体色も大きく変わるので見応えがあります。
体型は樹上生活に適するため属中でもやや細めですが、それを補うほど大型化(雌は全長1.5m以上)しフルアダルトの迫力は繊細なカンドイアのイメージのソレを大きく超えてくることでしょう!
食性の幅広いジェネラリストなヘビですが若い頃は特に爬虫類食が強いのでヤモリなどを使って餌付けていきます。
ソロモンポールソンボア
Candoia paulsoni paulsoni
個体1sold out
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個体2
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パシフィックグランドボア、パルソンボア、ポールソンボア...全てCandoia paulsoni のことです。
そのC.paulsoni の中でも最も東に分布する亜種こそが基亜種ソロモンポールソンボア。
海外では同じソロモン諸島のカンドイアである前述のビブロンボアC.bibroni と比較して、ビブロンボアを"Solomon (Island) Tree Boa"、ソロモンポールソンボアを"Solomon (Island) Ground Boa"と呼んでいます。
サンタ・イザベル島産のものを"サンタイザベルグランドボア"とペットトレードで呼ばれることが多いですが、それも"ソロモンポールソンボアのサンタ・イザベル島産"ということになります。
たまに「○しろまる○しろまるとは違うヘビなんですか?」と聞かれることもあるので一応解説させていただきました。
ちなみに今回のポールソン達はサンタ・イザベル島産などの詳細なロカ情報は無しで来てます。
亜種内でも小型と言われていますが今回来たのは特大サイズ。
大きくなる亜種のタスマイなどはこれよりもっと大きくなるんでしょうね。
お腹を見てわかるように持ち腹の可能性があります。
コロンビアレインボーボア
Epicrates maurus
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渋い体色ながらも光の当たる角度によってキラキラと煌めく虹色の構造色が美しい。
元はブラジルレインボーボアE.cenchria の一亜種とされていましたが現在は独立した種となってます。
ニジボア内でも特に飼いやすく、なんなら全ボア・パイソン内でも一、二を争うほどの飼いやすさ。
そのため初めてのボア・パイソン飼育に私は本種をよく推薦します。
サイズ感もめちゃくちゃデカイ!ってなるほどは大きくならないので一般的な賃貸物件でも余裕を持って終生飼育が可能です。
グリーンバシリスク
Basiliscus plumifrons
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中米の小川沿いの熱帯雨林に棲息し、ヨーロッパの伝承上の怪物「バジリスク(バシリスク)」の名を冠するトカゲ。もちろん猛毒なんて持ってないし、視線で人を石化して殺すなんてことも出来ません。
昔はよくTV番組で本種が水面を忍者のように走る姿を放送されていましたが最近はそんな番組は見られなくなり、子供たちは誰もこのトカゲを見て「水面を走るトカゲだ!」なんてことも言わなくなってしまいましたね(笑)
たまーーーに聞きますけど!
ちなみにバシリスク属は別名「キリストトカゲ」とも呼ばれています。
ご察しの通りイエス・キリストが水の上を歩くという聖書の物語から来ています。
外敵が近付くと水面を走って逃げる、まぁつまりバタバタ系のトカゲです。
分布が同じツナギトゲオイグアナは原付バイクより速い(時速35km)世界最速のトカゲですが、彼らを「物陰に隠れながら逃げる賢いタイプ」だとしたら、本種グリーンバシリスクは少し頭の悪い逃げ方。
バタバタと逃げ回り壁にぶつかったらロボット掃除機ルンバのようにただ方向転換してまたバタバタ。しかもそれを自身の鼻が潰れるまで。なんなら潰れても尚バタバタ。
ただそれはヤングサイズ以上のWC個体に見られることであって、このベビーサイズからであれば鼻が潰れてないバシリスクを育てられるかもしれませんね。
成長するとトサカとクレストがカッコイイトカゲになりますよ!
複数来てます。
ノギハラバシリスク
Basiliscus vittatus
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ノギハラは漢字で書くと「禾腹」「芒腹」であり、本種のキールの立った腹側の鱗から。
似ているブラウンバシリスクB.basiliscus とは中米のどデカイ山脈を隔てて太平洋側と大西洋側で棲み分けています(微妙に被ってますが)。
ちなみに本種ノギハラバシリスクとブラウンバシリスクのコモンネームはどちらも"Brown Basilisk"であり、姿が似ていることも相まって度々間違えられることも。
一応本種ノギハラバシリスクB.vittatus とブラウンバシリスクB.basiliscus の違いとしては、ノギハラは頭のトサカが属中最も大きく成長し、代わりに背中や尻尾のクレストはあまり発達しません。
その他にも体側面のライン状の模様がノギハラは目から尻尾にかけてバシッと入るとか色々ありますが、ぶっちゃけ雌とかベビーだとパッと見ではあまり自信はありません(笑)
腹の鱗を見れば一目瞭然なんですがね!(ノギハラはキールが立っていて菱形)
IMG_4009
実際に両者をネットで検索しても誤同定されてアップされることがチラホラと。
ともかく日本に来る"Brown Basilisk"は本種ノギハラバシリスクであることがあります。
一応背中と尻尾のクレストが立派なB.basiliscus もちゃんと来ますが、よりトサカのみが大きく発達するノギハラもエイリアンみが強くて禍々しいのでカッコイイですよ!
こちらも複数来てます。
リッジテールモニター
Varanus acanthurus
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ギザギザの尻尾が特徴的なオーストラリアのドワーフモニター(ヒメオオトカゲ亜属Odatria)。
種小名のacanthurus は「棘のある尾」の意味。
今回はよく来る欧州のCBではなく国内CB!
最大でも60~70cm程と「オオトカゲ」の名が付く割に小柄で、オーストラリアの乾燥した地域に棲むため飼育もインドネシアの高温多湿な熱帯雨林の巨大なオオトカゲ達と比べてそこまでの温度と湿度が必要のない、なんともペット向きなオオトカゲ。
一日のほとんどを湿った暗い巣穴で過ごすことが多いので必ずウェットシェルターなどは用意してやりましょう。
店内には沢山のリッジテールモニターを在庫しています。
ベビー〜極美アダルトまで選び放題なので好みの1匹を探されてみては。
チモールモニターsold out
Varanus timorensis
FullSizeRender インドネシアのティモール島に分布するドワーフモニター。
インドネシアからWCが輸入される中、なんと今回のは驚異の国内CB!
皮膚やら指やらボロボロの個体が輸入されることもある中でのピカピカビッカビカのCBベビーです!!
早速ご購入頂きました!
スベカラタケトカゲ
Eugongylus albofasciolatus
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ソロモン諸島やミクロネシアに分布する、属内最大でありスキンク内でもとりわけ大型になるスキンク。
一部分布域としてオーストラリアのクイーンズランド州が含まれており、模式産地も同所とされていますが模式標本の出自が怪しく、その後も記録が無いことからオーストラリアに分布するという可能性は低いかもしれません。
他の中型以上のスキンク同様本種もスカベンジャー気質があるため、死んだ餌や人工飼料への順応が早く大体何でも餌付くようになります。
2匹来ておりおそらくペア。
在庫しているフルアダルトの雌と合わせてトリオに出来そうです。
ソロモンマングローブモニター
Varanus chlorostigma
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かつては少なくない種がシノニムや亜種としてVaranus indicus に含まれそれらを全てざっくりと「マングローブモニター」と呼んでいましたが、研究が進み細く再分類されて行ったことで本種も独立しました。
ペットトレードでは名残り?的に本種を「ソロモンのインディカス」と言われることもありますが最新の分類ではそうではないようです。
ちなみに本種の分布域はソロモン諸島のみにとどまらず、ニューギニア島全域やオーストラリア北部までの広大な範囲まで及ぶため、この"ソロモンマングローブモニター"という流通名の意図としては「広義であったマングローブモニターから分かれたマングローブモニターのソロモン諸島産」と受け取った方が歯痒さを感じにくいでしょうか(笑)
一応海外では本種を"Pacific Monitor" や"Indian Monitor" と呼ぶこともあるそう。
種としての解説は置いといて、今回は1匹のみですがスポットの大きい綺麗な個体をセレクトしてます。写真では伝わりづらいですが喉元も赤みがかっていて綺麗ですよ〜。
ドリアモリドラゴン
Gonocephalusdoriae
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果物のドリアンと関係ありそうな見た目と名前ですが種小名のdoriae はイタリアの学者Giacomo Doriaから。
マレーシア便で来たことと形質的に亜種のG.d.abbotti かもしれません。
重戦車のようなずんぐりむっくりな体型から繰り出されるパワーは他のモリドラゴンとは比較になりません。おっとりしたミナミモリドラゴンみたい。
緑色の強い雌は早速sold out!
マレークシトカゲ
Acanthosaura armata
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本来はベトナムクシトカゲと並んで安価でよく流通するクシトカゲの筈ですがなんだか超久しぶりな気がします。
しかも今回はちっちゃなベビーヤングサイズ!
最大40cm程に成長しますがこのサイズから育て上げられるのはうれしいですね!
動きもシャキシャキしていて水や餌虫への反応も最高です。
ノドグロイワオオトカゲ sold out
(アフリカンロックモニター)
Varanus albigularis microstictus
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ケニアやタンザニアなど亜種内でも北東に分布するロックモニター。
名前の通り喉が黒いのが特徴です。
早速ご購入頂きました!
コモチミミズトカゲ
Trogonophis wiegmanni wiegmanni
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フトミミズトカゲ科に属するユニークな外見のトカゲ。
一応分類的にはテグーやカナヘビ達と近しいらしいけどマジ...?
モロッコやアルジェリア北部のまだ砂漠化してない僅かな地域の地中にミミズのようなトンネルを掘って暮らしています。
まとまった数が入荷することはありますが分布的に元々はそこまで流通する訳では無いのがモロッコの爬虫類。
少し前のミミズトカゲブームが過ぎた現在、今回の入荷は嬉しいのではないでしょうか!
2匹来ておりポッピング判別で1匹は雌確定。
確定雌が欲しい方は是非2匹まとめて買っていって下さい(笑)。
ワキモンユタトカゲ
Uta stansburiana
個体1♂
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個体2♂
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個体3︎︎ ♀
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muralis とは「壁」を意味し、本種がカベカナヘビPodarcis内でも典型的なカベカナヘビと言えるでしょう。
こちらはドイツ、フランス、スペインなどの西方に分布する亜種。
そしてメラニスティック(黒化個体)から産まれた100%het.メラニスティックとなっております。
ウルトラスーパーアルティメットレアなためもちろん1匹のみの入荷です。
以上で新入荷の紹介となります。
佐藤
【告知】
今月のお買い得なSALEのお知らせ!!
気になる対象商品はというと...
ハチクラオリジナル
クリアウィンドウメッシュケージ!
[画像:IMG_2149]
前面がアクリルのメッシュケージです◎にじゅうまる
カメレオンやトカゲ類などに幅広くご利用いただけます!
期間は今月中ですので、お買い逃しの無い様よろしくお願いいたします🙏
過去に類を見ないほどの値下げ幅になっています🤪
[フレーム]
詳しい内容や組み立て方などはリンクの動画より確認いただけます!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
爬虫類倶楽部中野店
営業日時
平日・土 13:00~20:00
祝日・日 12:00~20:00
木曜定休
お問い合わせはコチラへ
⇩ ⇩ ⇩
TEL 03-3227-5122
※(注記)営業日の営業開始時刻より承ります。
各種SNS
Twitter 爬虫類倶楽部中野店 Twitter
Instagram 爬虫類倶楽部中野店 Instagram
入荷速報、在庫生体など細かくアップしてます。
是非フォローをよろしくお願いいたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
先に言っておきます。今回は読むだけでも大変なほど長くなってます。
普段は電車の移動時間や寝る前のチルタイムなどスキマ時間を使ってブログを書いていますが、今回ばかりは数が多いし書きたいことも沢山あるし書いていたら全く関係ない別の種類を調べ始めるし...ぜんっぜん進まないので久しぶりに徹夜ってものをしました!!
頑張って書いたので時間のある方は最後まで読んでって下さい(笑)
話を本題に!今週もソロモンやマレーシア等から面白い生体達が来ています!
それでは新入荷の紹介に行ってみましょ〜
ビブロンボア
Candoia bibroni
個体1sold out
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個体2
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個体3
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カンドイア(ナンヨウボア属)最大かつ最も樹上性傾向の強いボア。
属内でも分布が最も東に位置するため近年は流通の減ってしまったソロモン便でしか見られません。
個体によるカラーバリエーションが多いためコレクション性が高く、しかも環境の変化などで体色も大きく変わるので見応えがあります。
体型は樹上生活に適するため属中でもやや細めですが、それを補うほど大型化(雌は全長1.5m以上)しフルアダルトの迫力は繊細なカンドイアのイメージのソレを大きく超えてくることでしょう!
食性の幅広いジェネラリストなヘビですが若い頃は特に爬虫類食が強いのでヤモリなどを使って餌付けていきます。
ソロモンポールソンボア
Candoia paulsoni paulsoni
個体1sold out
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個体2
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パシフィックグランドボア、パルソンボア、ポールソンボア...全てCandoia paulsoni のことです。
そのC.paulsoni の中でも最も東に分布する亜種こそが基亜種ソロモンポールソンボア。
海外では同じソロモン諸島のカンドイアである前述のビブロンボアC.bibroni と比較して、ビブロンボアを"Solomon (Island) Tree Boa"、ソロモンポールソンボアを"Solomon (Island) Ground Boa"と呼んでいます。
サンタ・イザベル島産のものを"サンタイザベルグランドボア"とペットトレードで呼ばれることが多いですが、それも"ソロモンポールソンボアのサンタ・イザベル島産"ということになります。
たまに「○しろまる○しろまるとは違うヘビなんですか?」と聞かれることもあるので一応解説させていただきました。
ちなみに今回のポールソン達はサンタ・イザベル島産などの詳細なロカ情報は無しで来てます。
亜種内でも小型と言われていますが今回来たのは特大サイズ。
大きくなる亜種のタスマイなどはこれよりもっと大きくなるんでしょうね。
お腹を見てわかるように持ち腹の可能性があります。
コロンビアレインボーボア
Epicrates maurus
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渋い体色ながらも光の当たる角度によってキラキラと煌めく虹色の構造色が美しい。
元はブラジルレインボーボアE.cenchria の一亜種とされていましたが現在は独立した種となってます。
ニジボア内でも特に飼いやすく、なんなら全ボア・パイソン内でも一、二を争うほどの飼いやすさ。
そのため初めてのボア・パイソン飼育に私は本種をよく推薦します。
サイズ感もめちゃくちゃデカイ!ってなるほどは大きくならないので一般的な賃貸物件でも余裕を持って終生飼育が可能です。
グリーンバシリスク
Basiliscus plumifrons
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中米の小川沿いの熱帯雨林に棲息し、ヨーロッパの伝承上の怪物「バジリスク(バシリスク)」の名を冠するトカゲ。もちろん猛毒なんて持ってないし、視線で人を石化して殺すなんてことも出来ません。
昔はよくTV番組で本種が水面を忍者のように走る姿を放送されていましたが最近はそんな番組は見られなくなり、子供たちは誰もこのトカゲを見て「水面を走るトカゲだ!」なんてことも言わなくなってしまいましたね(笑)
たまーーーに聞きますけど!
ちなみにバシリスク属は別名「キリストトカゲ」とも呼ばれています。
ご察しの通りイエス・キリストが水の上を歩くという聖書の物語から来ています。
外敵が近付くと水面を走って逃げる、まぁつまりバタバタ系のトカゲです。
分布が同じツナギトゲオイグアナは原付バイクより速い(時速35km)世界最速のトカゲですが、彼らを「物陰に隠れながら逃げる賢いタイプ」だとしたら、本種グリーンバシリスクは少し頭の悪い逃げ方。
バタバタと逃げ回り壁にぶつかったらロボット掃除機ルンバのようにただ方向転換してまたバタバタ。しかもそれを自身の鼻が潰れるまで。なんなら潰れても尚バタバタ。
ただそれはヤングサイズ以上のWC個体に見られることであって、このベビーサイズからであれば鼻が潰れてないバシリスクを育てられるかもしれませんね。
成長するとトサカとクレストがカッコイイトカゲになりますよ!
複数来てます。
ノギハラバシリスク
Basiliscus vittatus
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ノギハラは漢字で書くと「禾腹」「芒腹」であり、本種のキールの立った腹側の鱗から。
似ているブラウンバシリスクB.basiliscus とは中米のどデカイ山脈を隔てて太平洋側と大西洋側で棲み分けています(微妙に被ってますが)。
ちなみに本種ノギハラバシリスクとブラウンバシリスクのコモンネームはどちらも"Brown Basilisk"であり、姿が似ていることも相まって度々間違えられることも。
一応本種ノギハラバシリスクB.vittatus とブラウンバシリスクB.basiliscus の違いとしては、ノギハラは頭のトサカが属中最も大きく成長し、代わりに背中や尻尾のクレストはあまり発達しません。
その他にも体側面のライン状の模様がノギハラは目から尻尾にかけてバシッと入るとか色々ありますが、ぶっちゃけ雌とかベビーだとパッと見ではあまり自信はありません(笑)
腹の鱗を見れば一目瞭然なんですがね!(ノギハラはキールが立っていて菱形)
IMG_4009
実際に両者をネットで検索しても誤同定されてアップされることがチラホラと。
ともかく日本に来る"Brown Basilisk"は本種ノギハラバシリスクであることがあります。
一応背中と尻尾のクレストが立派なB.basiliscus もちゃんと来ますが、よりトサカのみが大きく発達するノギハラもエイリアンみが強くて禍々しいのでカッコイイですよ!
こちらも複数来てます。
リッジテールモニター
Varanus acanthurus
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ギザギザの尻尾が特徴的なオーストラリアのドワーフモニター(ヒメオオトカゲ亜属Odatria)。
種小名のacanthurus は「棘のある尾」の意味。
今回はよく来る欧州のCBではなく国内CB!
最大でも60~70cm程と「オオトカゲ」の名が付く割に小柄で、オーストラリアの乾燥した地域に棲むため飼育もインドネシアの高温多湿な熱帯雨林の巨大なオオトカゲ達と比べてそこまでの温度と湿度が必要のない、なんともペット向きなオオトカゲ。
一日のほとんどを湿った暗い巣穴で過ごすことが多いので必ずウェットシェルターなどは用意してやりましょう。
店内には沢山のリッジテールモニターを在庫しています。
ベビー〜極美アダルトまで選び放題なので好みの1匹を探されてみては。
チモールモニターsold out
Varanus timorensis
FullSizeRender インドネシアのティモール島に分布するドワーフモニター。
インドネシアからWCが輸入される中、なんと今回のは驚異の国内CB!
皮膚やら指やらボロボロの個体が輸入されることもある中でのピカピカビッカビカのCBベビーです!!
早速ご購入頂きました!
スベカラタケトカゲ
Eugongylus albofasciolatus
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ソロモン諸島やミクロネシアに分布する、属内最大でありスキンク内でもとりわけ大型になるスキンク。
一部分布域としてオーストラリアのクイーンズランド州が含まれており、模式産地も同所とされていますが模式標本の出自が怪しく、その後も記録が無いことからオーストラリアに分布するという可能性は低いかもしれません。
他の中型以上のスキンク同様本種もスカベンジャー気質があるため、死んだ餌や人工飼料への順応が早く大体何でも餌付くようになります。
2匹来ておりおそらくペア。
在庫しているフルアダルトの雌と合わせてトリオに出来そうです。
ソロモンマングローブモニター
Varanus chlorostigma
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かつては少なくない種がシノニムや亜種としてVaranus indicus に含まれそれらを全てざっくりと「マングローブモニター」と呼んでいましたが、研究が進み細く再分類されて行ったことで本種も独立しました。
ペットトレードでは名残り?的に本種を「ソロモンのインディカス」と言われることもありますが最新の分類ではそうではないようです。
ちなみに本種の分布域はソロモン諸島のみにとどまらず、ニューギニア島全域やオーストラリア北部までの広大な範囲まで及ぶため、この"ソロモンマングローブモニター"という流通名の意図としては「広義であったマングローブモニターから分かれたマングローブモニターのソロモン諸島産」と受け取った方が歯痒さを感じにくいでしょうか(笑)
一応海外では本種を"Pacific Monitor" や"Indian Monitor" と呼ぶこともあるそう。
種としての解説は置いといて、今回は1匹のみですがスポットの大きい綺麗な個体をセレクトしてます。写真では伝わりづらいですが喉元も赤みがかっていて綺麗ですよ〜。
ドリアモリドラゴン
Gonocephalusdoriae
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果物のドリアンと関係ありそうな見た目と名前ですが種小名のdoriae はイタリアの学者Giacomo Doriaから。
マレーシア便で来たことと形質的に亜種のG.d.abbotti かもしれません。
重戦車のようなずんぐりむっくりな体型から繰り出されるパワーは他のモリドラゴンとは比較になりません。おっとりしたミナミモリドラゴンみたい。
緑色の強い雌は早速sold out!
マレークシトカゲ
Acanthosaura armata
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本来はベトナムクシトカゲと並んで安価でよく流通するクシトカゲの筈ですがなんだか超久しぶりな気がします。
しかも今回はちっちゃなベビーヤングサイズ!
最大40cm程に成長しますがこのサイズから育て上げられるのはうれしいですね!
動きもシャキシャキしていて水や餌虫への反応も最高です。
ノドグロイワオオトカゲ sold out
(アフリカンロックモニター)
Varanus albigularis microstictus
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ケニアやタンザニアなど亜種内でも北東に分布するロックモニター。
名前の通り喉が黒いのが特徴です。
早速ご購入頂きました!
コモチミミズトカゲ
Trogonophis wiegmanni wiegmanni
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フトミミズトカゲ科に属するユニークな外見のトカゲ。
一応分類的にはテグーやカナヘビ達と近しいらしいけどマジ...?
モロッコやアルジェリア北部のまだ砂漠化してない僅かな地域の地中にミミズのようなトンネルを掘って暮らしています。
まとまった数が入荷することはありますが分布的に元々はそこまで流通する訳では無いのがモロッコの爬虫類。
少し前のミミズトカゲブームが過ぎた現在、今回の入荷は嬉しいのではないでしょうか!
2匹来ておりポッピング判別で1匹は雌確定。
確定雌が欲しい方は是非2匹まとめて買っていって下さい(笑)。
ワキモンユタトカゲ
Uta stansburiana
個体1♂
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個体2♂
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個体3︎︎ ♀
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個体4︎︎ ♀
欧州広域に広く分布するムラリスカベカナヘビ。個体4︎︎ ♀
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標本が採取されたユタ州にちなんだ属名とされていますが真偽は定かではないようです。
全長15cm程の小型な地表棲トカゲで乾燥した北米の地域に棲息します。
本種の特筆すべき面白い点はなんと言ってもその社会性。
あ、社会性っていうと語弊があるかもしれませんがもちろん哺乳動物みたいに会話のようなコミュニケーションを用いた高度な社会性とは別物ですよ。
さて、そしてそれがどんなものかと言うと巷での本種の異名は「ジャンケンするトカゲ」や「三すくみトカゲ」。
成熟した雄は喉元が個体によってオレンジ、黄色、青の3タイプに分かれます。
まずオレンジの雄個体はテストステロン値が高いため、体格は他より大きく強く育ち、広い縄張りで多くの雌で大きなハーレムを形成します。
黄色の雄個体は体格が小さく、他の雄が形成したハーレムに雌と紛れるスニーキングをしてこっそり交尾します。
青の雄個体はオレンジと黄色の個体の中間的な体格で、1匹の雌に執着して守り抜きます。
そしてこの三者の関係性こそが「ジャンケン」と言われる所以。
オレンジは青より体格に勝るので雌を奪って交尾出来ます。
青は1匹の雌、または小さなハーレムのため黄色の侵入に気付きやすく、また体格も勝るので黄色に勝てます。
黄色は小柄な体格で雌に紛れるので、オレンジ個体の抱える大きなハーレムに紛れ込んで雌とこっそり交尾出来ます。
上手いこと三者がそれぞれの強みを生かしてますね。
海外ではこういうのを"Rock Paper Scissors Effect(じゃんけん効果)"と言うらしいですね。
日本でもたまに三すくみ関係の例として本種が取り上げられることもあります。
なんにせよこんなに魅力的なトカゲなのに流通はそう多くないので是非この機会に入手してみては。
2ペア来てますが全頭まとめて買ってめちゃくちゃ大きなケージで本来の習性を観察するとか超面白そうじゃありませんか!?
ムラリスカベカナヘビ
100%het.メラニスティック
Podarcis muralis brongniardii
標本が採取されたユタ州にちなんだ属名とされていますが真偽は定かではないようです。
全長15cm程の小型な地表棲トカゲで乾燥した北米の地域に棲息します。
本種の特筆すべき面白い点はなんと言ってもその社会性。
あ、社会性っていうと語弊があるかもしれませんがもちろん哺乳動物みたいに会話のようなコミュニケーションを用いた高度な社会性とは別物ですよ。
さて、そしてそれがどんなものかと言うと巷での本種の異名は「ジャンケンするトカゲ」や「三すくみトカゲ」。
成熟した雄は喉元が個体によってオレンジ、黄色、青の3タイプに分かれます。
まずオレンジの雄個体はテストステロン値が高いため、体格は他より大きく強く育ち、広い縄張りで多くの雌で大きなハーレムを形成します。
黄色の雄個体は体格が小さく、他の雄が形成したハーレムに雌と紛れるスニーキングをしてこっそり交尾します。
青の雄個体はオレンジと黄色の個体の中間的な体格で、1匹の雌に執着して守り抜きます。
そしてこの三者の関係性こそが「ジャンケン」と言われる所以。
オレンジは青より体格に勝るので雌を奪って交尾出来ます。
青は1匹の雌、または小さなハーレムのため黄色の侵入に気付きやすく、また体格も勝るので黄色に勝てます。
黄色は小柄な体格で雌に紛れるので、オレンジ個体の抱える大きなハーレムに紛れ込んで雌とこっそり交尾出来ます。
上手いこと三者がそれぞれの強みを生かしてますね。
海外ではこういうのを"Rock Paper Scissors Effect(じゃんけん効果)"と言うらしいですね。
日本でもたまに三すくみ関係の例として本種が取り上げられることもあります。
なんにせよこんなに魅力的なトカゲなのに流通はそう多くないので是非この機会に入手してみては。
2ペア来てますが全頭まとめて買ってめちゃくちゃ大きなケージで本来の習性を観察するとか超面白そうじゃありませんか!?
ムラリスカベカナヘビ
100%het.メラニスティック
Podarcis muralis brongniardii
muralis とは「壁」を意味し、本種がカベカナヘビPodarcis内でも典型的なカベカナヘビと言えるでしょう。
こちらはドイツ、フランス、スペインなどの西方に分布する亜種。
そしてメラニスティック(黒化個体)から産まれた100%het.メラニスティックとなっております。
ウルトラスーパーアルティメットレアなためもちろん1匹のみの入荷です。
以上で新入荷の紹介となります。
佐藤
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ハチクラオリジナル
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カメレオンやトカゲ類などに幅広くご利用いただけます!
期間は今月中ですので、お買い逃しの無い様よろしくお願いいたします🙏
過去に類を見ないほどの値下げ幅になっています🤪
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