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アビスパ福岡ホームタウン活動Blog

P1160029さて、前回の更新から約5ヶ月が過ぎてしまいましたが、欧州研修レポートのまとめをしたいと思います
研修中や帰国後はいろんなコトを感じてかなり刺激を受けました

研修を終えて、各回をこのブログで自分なりにまとめてきましたが、約11ヶ月が経った今、自分の中で特に印象に残っているコトを大きく3つに絞られたように感じます


クラブの歴史・伝統・意識

ビッグクラブだけでなく、2部や3部リーグのクラブも見てきましたが、どのクラブもスタジアム(スタジアムはクラブが所有しているので、オフィスもスタジアムにある)に歴史や伝統が目に見える形で残っていました

それは、通路に歴代のユニフォームを常に飾っていたり、過去の試合の写真やタイトルマッチの記念品が飾られていたりは当たり前でした
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そして、クラブの職員の方は皆が自分のクラブをリスペクトし愛しており、歴史や伝統を胸を張って語れます

クラブの職員もソシオの会員に入っています

スタッフになる以前から、中には生まれた瞬間からソシオ会員なので、自分の年齢とソシオ歴が同じなのは珍しくないコトです

又、クラブのソシオ会員ではないのにそのクラブのコトを語るのは恥ずかしいコトであり、ソシオ会員の多さには本当にびっくりしました

あるクラブがサポーターに「クラブに何を求めるか」とアンケートを取ったところ、「サポーターに対して開かれたクラブ」が一番多かったそうですクラブが不透明な部分が多く、サポーターを納得させるコトが出来てなかったコトからそんな意見が多かったらしいです

特に印象的だったのは、クラブには明確で長期的なビジョンがあり、全ての職員が同じベクトルで仕事を全うしているコト

CIMG4751「クラブのアイデンティティは不変なものであり、変わるのが監督や選手・職員だ」



この何気ないセリフが強烈に印象に残っています


僕はアビスパのコーチになって4年目ですが、まだまだアビスパの歴史を完全に知り尽くしてないし、もっと自分のクラブについて知る必要があるなと感じました

そして、帰国後にはすぐにソシオ・AVIGOの会員になりました


スタジアムについて

どのクラブもスタジアムを所有しており、オフィスはスタジアム内にあります

もちろん、オフィシャルショップもスタジアム内やすぐ横に隣接しており、試合開催日は満員でした

またスタジアムは、どのクラブもそれぞれのクラブの色を前面に出していました
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スタジアムは試合の日にだけ使用する訳ではありません
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医療クリニックやスポーツクラブ・スーパーマーケット・映画館、約1000名を収容出来るコミュニティホールや地元の大学への貸し出しやなど、試合以外でも利用頻度が高いので地域の住民の誰もがスタジアムの場所を知っていて、試合開催以外でも収入を得たりしています


スタジアムについても日本とは違う部分が多くて驚かされたが、やはり一番驚いたのは試合開催日のスタジアム周辺雰囲気やスタンドの雰囲気でした
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「バレンシア vs ビジャレアル」のダービーも凄い雰囲気でしたが、僕が一番印象的だったのはスペインの2部リーグの試合でした

試合のレベルは決して高いとは言えなかったかもしれませんが、サポーターは、「おらが街のクラブ」といった感じでゴール裏に陣取ったコールリードをするサポーターだけでなく、会場全体がチームを後押しする雰囲気を作り出していました
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この雰囲気を肌で感じて、今もレベスタでは非常にアツいサポーターの声が響き渡っていますが、より一層アウェイのチームがレベスタではプレーしづらいと感じさせ、アビスパの選手を後押しするような雰囲気が作り出せたらなと思いました

そのためには、多くのサポーターの方にレベスタに足を運んでもらえるようにするのはもちろん、チケットを買ってでもアビスパの試合を応援したいと思ってもらえるようにクラブも地域の人々に愛され、チームも魅力あるサッカーをしていかなければなりません


ホームタウン活動

試合開催日の前には、お互いのサポーター同士がスタジアム周辺の芝生グラウンドで試合をしてから試合の応援に向かったり、スタジアムに行くとおじいちゃん・おばあちゃんが孫まで連れて3世代で試合を観に行ったりしているのを見て、どの国でもサッカーが文化として根付いているなと思いました

CIMG5136各国トップリーグのチームも下部リーグのチームも地域貢献のコミュニティ活動は必要不可欠としており、クラブの職員(スタッフ)がイベントに出て行く時は可能な限り選手も参加しているそうで、子どもをターゲットにした事業が多いみたいです


その理由は、小さい頃にそのクラブを好きになってもらえたら一生そのクラブのFANになってもらえるからとのことです

どのクラブもクラブが地域で愛され、クラブが街に存在する意義があるんだろうなぁと感じました


アビスパ福岡でもホームタウン活動は子どもを中心に様々な事業を行っております

アビースクールでは、身体を動かすコトの歓び、人と関わるコトの楽しさを伝えるのを目的に、福岡市内の幼稚園・保育園・小学校の体育に訪問していますが、特に低年齢になると「アビスパ福岡」というチームの名前すら知られていません

ましてや、アビースクールだけでなく福岡でサッカー教室をする時もアビスパのシャツを着て参加してくれる子どもたちも少ないです

シニアの方を対象に健康教室や試合観戦事業を行っていますが、サッカーをスタジアムで観た経験がない方がほとんどです

残念ですが、これが現状ですですが、だからこそやりがいがあります

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すぐに数字として結果が出るのは難しいですが、欧州の歴史あるクラブが今でも力を入れて行っているこうしたホームタウン活動をアビスパ福岡ももっと力を入れて、心からアビスパを応援して下さるサポーターをより多く獲得していかなければなりません

今やっているホームタウン活動は決して無駄ではないなと実感出来たと同時に、福岡でサッカー文化(スポーツ文化)を根付かせ、スポーツ・アビスパによって福岡の街が明るく活気付き、サポーターの皆さんによってアビスパ福岡が大きな力を頂けるようにがんばっていきます



今回の研修では本当にたくさんのコトを感じてかなり刺激を受けました

研修を終えて、約11ヶ月経ちましたが、特にこの3つが印象に残っているので、こうしてまとめとして書かせて頂きました

アビスパのコーチになって4年が経ち、新たな夢が出来ました

少し長くなってしまったので、次回にその夢を書いてみたいと思います

次回が欧州研修レポートの最終回となります

なるべく早く更新できるようにガンバリマス

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