2008年06月
基本方針では、日本年金機構の正規職員の数は、2010年1月の発足時点で今の1万3000人余りから2割近く減らし、1万880人とし、このうち1000人程度は新たに外部から採用することが適当だとしています。うち社保庁からの移行者が9880人となります。
また、他人の年金記録ののぞき見などで懲戒処分を受けた職員、876人に対しては、正規職員には採用しない方針です。ただし、厳正な審査の上で1年契約の有期雇用職員として採用することはできるとしています。政府は、この方針に沿った基本計画を策定し、早ければ来月4日にも閣議決定します。
社会保険庁の杜撰な仕事によって、多くの年金受給者が被害を被ったと言っても過言ではありません。職員のデタラメな仕事ぶりが国民の信頼を損ない、社保庁解体を招いたことを考えれば、当然の措置です。
しかし、処分歴があっても、専門知識を持つ成績優秀者は例外的に正規職員にするとされています。厚労省は「第三者機関が個別に面接し、厳正に審査する」と説明しています。しかし、その採用基準は「新組織の構成及び運営上不可欠な人材」とされただけで、具体的基準は明らかにされていません。
そもそも、職員の再雇用数は1万3000人から9900人に減となるわけですが、新たに採用される外部職員は1000名で、全体の1割以下です。これでは、新鮮な体制での再出発が果たして可能なのでしょうか?
さらに、問題があって正職員に採用されなくても、3年ごとに契約を見直す有期雇用職員としては採用されることになっています。有期雇用職員は、働きぶりによって正規職員に切り替えることもできるとしています。有期雇用職員の労働条件や待遇は正規と全く同じです。さらに、退職金まで正規と同じく社保庁在職期間を通算して機構が一括して支払う形になります。
ここまで来ると、旧社会保険庁職員は、希望すればほとんど同じ条件で年金機構に再就職できると言うことではないでしょうか。
年金機構が、単に社保庁からの看板の掛け替えで終わっては、年金への国民の信頼は取り戻せません。
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しかし、低所得者や高齢者などアナログ放送終了時までに、旧型のアナログテレビをデジタル対応テレビに買い換えが困難な、世帯に対する支援策が課題となっています。
総務省の情報通信審議会では、情報通信政策部会の下に設置された「地上デジタル放送推進に関する検討委員会」において様々な検討を進めてきましたが、6月27日、第5次の中間答申を公表しました。
答申では「経済的な理由テレビが視聴できなくなり、災害時を含めて必要な情報を得られなくなる事態が生じないよう、支援を行うことが適当」とし、09年度から生活保護世帯(約107万世帯)に対して、地上波デジタルが受信できるチューナーを無料で配布(現物支給)するよう提言しています。
さらに、前回の答申を引き継ぎ「09年夏までに5000円程度の安価なチューナーを開発できるよう取り組むべき」とし、メーカーへの積極的な対応を求めました。
このほか、アナログ停波についての周知徹底策や、難視聴世帯解消に向けた取り組み、地上デジタル放送の有効活用法などについてなどを盛り込んでいます。
(情報通信審議会の第5次中間答申の抜粋)
デジタル受信機は多様化・低廉化しているが、さらに一層の多様化・低廉化が望まれる。
○しろまる来年夏までに第4次中間答申で提言した「5000円以下の簡易なチューナー」の開発・流通が実現できるよう、引き続き取り組むべき。
○しろまる経済的に困窮度が高い世帯への受信機器購入等に対する支援は、以下のとおり実施すべき。
(支援対象世帯)
所得及び保有資産に厳格な基準を設けて運用されている「生活保護世帯」のうちアナログ放送を視聴している世帯
(支援内容)
各世帯のアナログテレビ1台で地上デジタル放送を視聴するために新たに必要な最低限度の機器等を「無償給付」。
具体的には、簡易なチューナーを給付するとともに、必要があれば室内アンテナを給付又は屋外アンテナを改修等。
(支援方法)
対象世帯からの申請に応じて「現物給付」
(実施時期)
2009年度から実施できるよう、具体的な支援の仕組み、方法等を検討すべき。
○しろまる高齢者・障害者等で一般的な周知広報では地デジへの対応が困難な世帯については、
・地元地方公共団体の協力を得ながら、いつでもどこでも繰り返し何度でも、きめ細かく受信説明会を開催すべき。
・個別に販売店や工事業者の紹介等を行うことにより、当該世帯が確実に地上デジタル放送に対応できるよう、特別にサポートを行うことを検討すべき。
説明会には参加できないような要介護世帯等については、
・地元地方公共団体、民生委員、ボランティア等の協力を得て、戸別訪問により、地デジへの対応をサポートすべき。
・アナログ放送終了の前に、確実に対応が終了しているかを確認すべき。
○しろまる今後、高齢者を含めて、デジタル放送の視聴者の裾野を広げていくため、使いやすい機器の普及が必要。
参考:地上デジタル放送の利活用の在り方と普及に向けて行政の果たすべき役割(情報通信審議会から第5次中間答申)
参考:地上波デジタル放送について(総務省のHP)
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参考写真 開会の挨拶に立った井手よしひろ県議は、「長寿医療制度は様々な課題が指摘されていますが、加速度的に進む少子高齢社会にあって、国民皆保険制度を守るためには、どうしても必要な制度です。参院に民主党が提出した廃止法柔に対して、マスコミ各社は厳しく批判しました。最近では、ジャーナリストの櫻井よし子さんが、週刊紙に長寿医療制度の必要性を具体的に示しています。課題や問題点をしっかり見究めて、大胆に改善することこそ、政治の責任であります」と力説しました。
続いて石井県代表が、国政報告を行いました。長寿医療制度の導入の背影や公明党の中小企業支援策について説明。特に長寿医療制度に関しては、「公明党が強く要望して、年金が基礎年金以下(国民年金のみ)の所得が低い方には保検料を九割軽減することになりました。更にご批判が多かった年金から天引きも、ー定額以下の年金受給者は、ロ座振込みや家族名儀のロ座からの天引きを認めることとしました」と報告しました。
国政報告の後、意見交換に移り、参加者から数々な意見要望が寄せられました。その中の主な声は以下の通りです。
- 長寿医療制度は高齢者を差別する憲法違反の制度ではないか。
- 中国産農産物の品質検査をしっかりやってもらいたい。
- 日本の食糧自給率は4割を切っている。国の減反制度などにまじめに協力している農家にまったくメリットがない。農家の苦労が報われる所得補償を検討すべきだ。
- 林業も危機に瀕している。昨年50年生の杉2本を伐採して出荷したところ、結果的に赤字となった。林価の下落が止まらない。こうした現実を国会議員にもよく知ってもらいたい。
6月28日、市内神峰町のかみね動物園に、新たなチンパンジー舎「チンパンジーの森」がオープンしました。
新しい施設は以前の数倍の広さを持ちチンパンジー達がのびのびと暮らせるように設計されています。また、チンパンジーの生態を通して喜んで観察してもらえるように、様々な工夫がされています。まず、本来は樹上で暮らすチンパンジーのために3本のタワーを設けこれをいくつかのロープでつなぎました。太平洋が一望できる11メートルのタワーは、その象徴です。放飼場には観覧ドーム(わくわくドーム)を設置し、中に入った人間とチンパンジーの接近遭遇が体験できます。
また、チンパンジー舎では、道具を使うチンパンジーの特性を引き出すアリ塚やナッツ割りなどの仕掛けも作られています。室内観覧室にも加工した自然木とロープを使い、雨が降ってもチンパンジーたちの生態が見られます。
現在、4頭のチンパンジーたちが住んでいますが、もうすぐ2頭増えて6頭になる予定です。チンパンジーたちの動きは、見る人を飽きさせることはありません。是非、一度遊びに来てください。
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稲敷市内では、旧東町地内を中心に10年前から飼料用イネの栽培が始まり、平成19年には60ヘクタール、今年は105ヘクタールと大規模な栽培が展開されています。この地区の飼料用イネは茎ごと収穫し、発酵貯蔵される「フォールクロップサイレージ:WCS」として出荷されます。
参考写真 WCSの栽培に当たっては、生産者と畜産農家、そしてその両者を結び付けるコントラクターの存在が重要になります。コントラクターは、生産農家が栽培した飼料用イネの刈り獲りから発酵させるためのラッピング、保管、畜産農家への運送まで行います。刈取やラッピングが一連に行えるトラクターは1000万円以上するため、大規模の設備投資も必要となります。販売先の畜産農家の拡大や品質向上のために、畜産農家の声を集め、その情報を栽培農家にフィートバックするなど、飼料用イネの栽培を成功させるキーパーソンといっても過言ではありません。稲敷市では、今年から1件増えて3件がコンストラクターとして活動しています。
農家のコンストラクターへの販売価格は約7000〜8000円(10アール当たり:以下すべて)程度ですが、稲敷市の場合、産地づくり交付金55000円、農畜連携交付金11000円程度が上乗せされるため、農家の手取りは75000円前後となります。
畜産農家は、コンストラクターから36000円程度で購入しますが、10000円程度の補助金が補てんされます。
国の補助金なしでは、成り立たない米の飼料化サイクルですが、水田環境を守るためにも、輸入穀物の高騰で死活問題となっている畜産農家にも有効な農業政策です。
JR常陸多賀駅頭で県政報告
高速バスとつくばエクスプレスの乗り継ぎ実証実験を体験
公明党全国代表懇談会
参考写真「人の一生は重荷を負うて遠き道を往くがごとし、急ぐべからず」(徳川家康のことば)
歩数【3000】歩・移動距離【高速バスで移動】km
井手県議は、27日午前10:04新田中内発の高速バスに乗車。やや遅れて10:24に出発した高速バスは、守谷SAでの休憩を挟んで、首都高八潮PAに11:46に到着しました。この間まったく渋滞はなく、巡航速度80キロでの快適なドライブでした。
通常はここからが大渋滞。終点の東京駅まで1時間ぐらいは平気で掛かります。そこで、バスの中で渋滞に関するアナウンスがあります。時間を気にする人は、停車ボタンを押すと八潮PAに停車します。バスの降車時に100円のTXの乗継ぎ切符を購入します。(駅では買えませんので注意が必要です)
八潮PAからTX八潮駅までは、徒歩で移動。少し判りづらい道案内の標識ですが、注意しながら歩けば道に迷うことはありません。写真をとりながら、8分かけて11:54に、TX八潮駅の改札に着きました。
TXの自動改札は、乗継ぎ切符では通れませんので、清算窓口からホームに入ります(降りる時も同様です)。
ホームに上がると、丁度、11:55発の秋葉原行き区間快速が入線して来ました。TXで秋葉原に着いたのは、12:12。正味1時間50分あまりの旅程でした。
JRで大甕駅から特急スーパーひたちで、秋葉原まで行くと1時間40分前後。料金は平日の東京フリー切符で9000円掛かります(往復の運賃、特急指定席料金、都内一円乗り降り自由のトクトク切符)。一方、高速バスはネット予約で往復3515円。プラスTX乗継ぎ料100円。少しの手間でかなりコストパフォーマンスが高い移動法となりました。
ただPR不足か、利用者はあまり多くない模様です。井手県議が乗ったバスでも、途中乗継ぎした利用者は、他に2人しかいませんでした。
皆様も、一度試してみてはいかがでしょうか。
1新田中内の高速バス停車場(10:24)=4八潮PA降車専用バス停(11:46)=2首都高八潮PAの降車専用出口=3TX八潮駅発(11:55)=5TX八潮駅から秋葉原駅間の乗り継ぎ乗車券
高萩土木事務所(国道245号線歩道の補修について)
告別式(弓野家)
JA稲敷あずま支所(フォールクロップサイレージについて)
龍ヶ崎市で農政懇話会を開催
参考写真「自分の人生は完成をめざすことであると決めた人は、前方だけを見つめている。自分がやったことをふり返るのは、足をとめた人だけである」(ロシアの文豪トルストイのことば:小沼文彦編訳『ことばの日めくり』女子パウロ会)
歩数【3000】歩・移動距離【311】km