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『花湖さんの打出のコヅチ』第1回 質問にお答え・もす?!

投稿日: 2024年5月24日 作成者: あきつ

さて皆さん、本日は昨日のブログ「・・・つづく」の続きです。

何を隠そう・・・第1回講座「再発見した西郷隆盛書簡とその伝来〜アメリカから滋賀へ〜」では、西郷隆盛書簡があまりに長文であるため、解説もあわや時間切れ・・・となりかけた講師先生(?!)。それを見習って、ブログも収めたいところではございましたが・・・無理でした(笑笑)。「つづく」の延長戦に突入いたします!お付き合いください♪

講座の最後に受け付けた【ご質問】です。
「書簡の紙は何に書かれていたのですか?巻子になっているとのことですが、元は何枚のお手紙だったのですか?」

とてもいい質問をいただきました。皆さん気になりますよね?!

会場で講師も答えさせていただきましたが、紙の種類は「楮(こうぞ)紙」です。

実物をご覧になると分かるのですが、繊維が長く、強靭であるため、日本では古くからよく使われている代表的な和紙です。ここでは特別に拡大した画像をご覧いただきましょう。→
(「西郷」署名部分・・・特別ですよ!)

「何枚の手紙か」というご質問につきましては、正解は10枚です。紙の大きさはそれぞれに異なりますが、縦15.8c×ばつ横25.8〜53.1cmの和紙が10枚使われています。

西郷どん・・・一蔵(大久保)どんに、よかひこ報告しよごたっことあったんじゃなぁ(いっぱい報告したいことがあったのですね)。
・・・鹿児島の皆さん!あ・あ・あ・合ってます??!

西郷隆盛書簡について、より詳しく知りたい方は、当館発行の研究紀要第40号に詳しく書いておりますので、是非こちらも参考になさってください。

さて、西郷隆盛の書簡について、「ぜひ実物を見たい!」という方、お待たせいたしました!!

5月27日(月)より、滋賀県立公文書館で始まる琵琶湖文化館地域連携企画展「幕末を生きた人々の残像〜公文書に残る直筆書簡〜」 にて展示公開で御座候☆
ぜひ、あたん目でそん書簡から西郷隆盛像を感じ取ってみてはどげんやろうか☆☆☆。

(注記)(注記)
現在、当館の事務所では、 とても"怪しげ"な薩摩弁が飛び交っておりますが、わっぜ楽しか雰囲気で、お仕事がとても捗っております♡

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