滋賀県立美術館・滋賀県立琵琶湖文化館 名品選
両館の収蔵する豊富な美術作品の中から、学芸員おすすめの名品をご紹介します。両館の「とっておき」がひとつの展示室に集結する展覧会をぜひお楽しみください。
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【会 期】令和7年9月13日(土)〜11月30日(日)
【会 場】滋賀県立美術館(大津市瀬田南大萱町1740-1)
滋賀県指定有形文化財
檜図屏風 海北友松筆 6曲1隻 桃山時代
[琵琶湖文化館蔵]
桃山画壇の巨匠・海北友松(かいほう ゆうしょう)は、湖北小谷城主浅井家の重臣海北綱親の三男として生まれました。・・・大小二つに分岐した丸いテーブル状の土坡や、前方に迫り出る特徴的な檜の根の表現、さらに、幹の下方をぼかして霞の中に立っているように見せる樹木表現などは、多くの友松画に見られる友松特有の手法で・・・【続きはコチラ】
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籠手田安定 書跡 「山中幸盛」 1幅 明治20年(1887)
[琵琶湖文化館蔵]
籠手田安定(こてだ やすさだ・1840〜99)は、平戸藩家臣・桑田長親の長男として平戸に生まれ、幕末に京都で国事に携わりました。明治に入り、籠手田に復姓し、大津県判事に任用され・・・【続きはコチラ】
学芸員オススメの作品
日下部鳴鶴 書跡 「行書蘭亭序軸」1幅 明治8年(1875)
[琵琶湖文化館蔵]
日下部鳴鶴(くさかべ めいかく:1838〜1922)は、彦根出身の書家で、「明治の三筆」の一人に数えられます。明治新政府において太政官官僚として三条実美や大久保利通から厚く信任されて・・・【続きはコチラ】