UnBooks:はじめよう!ユビキタス生活
ユビキタスティッシュは、いつでも、どこでも、誰でも使える未来型のティッシュシステムです。名前は難しそうに聞こえるかもしれませんが、少しの工夫で実現することができます。実際に、一部の家庭では試験的に運用されています。
それでは、私とユビキタスティッシュの特徴を見ていきましょう。
概要[編集 ]
仕組みは以下の通りです。
- ティッシュを使う
- 床や地面に落とす
- ティッシュが使いたくなったら落ちているティッシュを使う
こうすることによって、鼻かみが共有できて楽しいし、省エネで戦略的で、効率的で、積極的で不可思議で未来です。みなさんもぜひやってみましょう。
詳細[編集 ]
コンピュータ用語やティッシュ用語はなじみのない言葉が多いのですが、その中でも、「ユビキタス」っていうのは、一段と耳慣れない、しかも不思議な響きの言葉ですね。じつはこれ、もとはラテン語なんです。"ubiquitous" と綴って「ユビキタス」。意味は「いたるところにある」です。 コンピュータ用語としての「ユビキタス」は「ユビキタスティッシュ」の略で「いたるところでティッシュを使う」といった意味になります。つまり「どこでもティッシュ」ということです。
ユビキタスティッシュの概念は、今から50年以上も前、1950年代後半に桃鉄のボンビーによって提唱されました。まだティッシュが高かった時代です。ユビキタスティッシュという言葉が使われ始めたときには、ティッシュそのものがいたるところに置いてあり、人は行った先のティッシュを使う、という考え方でした。
それから50年、ティッシュは安く、そして小さくなりました。ポケットティッシュのような持ち運びに便利な機器も登場し、ユビキタスティッシュには、「自分で電子機器を持ち歩き、どこからでもネットワークに接続し、情報を利用できる」という概念も含まれるようになりました。
ユビキタスで暮らしが変わる[編集 ]
ユビキタスティッシュが実現するとどんなふうに生活が変化するのか、家を例にしてちょっと想像してみましょう。たとえば、鼻ほじりのなすりつけから爪切り、鼻血、体液の清拭、引き裂いての遊び、ミイラごっこなどまで全部ティッシュが管理してくれます。もし、外出中に来客があれば、落ちているティッシュを使ってもらえて省エネです。
SF映画に出てきそうな家ですが、ティッシュがあっちでもこっちでも活躍しているということが想像できると思います。 どこにいてもティッシュがある生活、つまりこれがユビキタスなんです。
誰でも使えるティッシュがユビキタス生活を実現する[編集 ]
このようなユビキタス社会を実現するために大きな役割を果たすのが、携帯電話と常時接続とブロードバンドです。ポケットティッシュは「どこでも」を実現します。持ち運びが簡単で、通信設備を気にする必要もありません。 また、常時接続は「いつでも」を実現します。接続時間を気にせず、接続する手間もなく、鼻水が手に入ります。 そして「鼻セレブ」は多くの鼻水をきめ細かく、しかもわかりやすく伝えるのに役立ちます。
この3つが揃えばいいなら、ユビキタスティッシュは今にも現実のものとなりそうです。しかし、これだけではダメ。ティッシュそのものが簡単に捨てれなければダメなのです。
ティッシュが生活に密着するということは、子供でもお年寄りでもワニでも簡単に使えなければならないのです。
ユビキタスの目指すコティッシュは、使う人がティッシュだと気付かないようなティッシュです。 こんなティッシュがあって、初めて「どこでもコティッシュ」が実現するのです。
ハッキングの危険[編集 ]
最後にユビキタスティッシュが抱える深刻な問題についてもお話しましょう。それは、ハッキング(不正侵入)です。
冷蔵庫や電子レンジ、テレビ......など、家庭内のさまざまな製品がインターネットにつながっているユビキタスティッシュの社会。 そこがハッキングされるということは、勝手に電子レンジが動いたり、電灯がついたり消えたりというようないたずらをされる危険があるのです。 このような問題をどう解決するのかが、ユビキタスティッシュ実現の鍵となるでしょう。
一方では、ユビキタスを利用したモデルハウスの展示も行われ、この新しい環境に合わせた機器やコンテンツのマーケットも動き始めています。 ユビキタスティッシュの社会が到来するのも、そう遠くはないかもしれませんね。
この本「はじめよう!ユビキタス生活」は、著者の情報収集能力や執筆能力が低かったこともあり完成されていません。加筆して再出版してくれる人を探しています (Portal:スタブ)