トヨタ・ビスタ
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トヨタ・ビスタ(Toyota Vista)は、かつてトヨタ自動車が開発していた中型セダンである。
概要[編集 ]
1982年デビュー。1980年に新設されたトヨタのディーラー「ビスタ店→ネッツ店」の看板モデルであった。ビスタ店の開設からビスタのデビューまで2年かかっている。一言言って「典型的なトヨタらしいセダン」であった。4代目までは。ビスタは初代から5代目まで存在する。特に5代目は、後のWindows Vistaにつながる時代を先取りしすぎたコケ方をしている。
歴代モデル[編集 ]
- 初代 V1#型(1982年 - 1986年)
- 1982年デビュー。4月に4ドアセダンが出て、8月に5ドアハッチバックが出た。しかし、5ドアハッチバックは日本人にはウケず、2代目以降は5代目のワゴン版「アルデオ」が出るまで4ドアセダンのみのラインアップを通した。1984年には、この当時のトヨタらしく1998ccのDOHC4バルブの3S-GEエンジンを積んだスポーツグレードを追加している。
- 2代目 V2#型(1986年 - 1990年)
- 1986年デビュー。この代から4代目までは4ドア以外のボディタイプは用意していなかったが、4ドアセダンと4ドアハードトップの2種類を用意していた。セダンとハードトップの違いは、セダンにはBピラーがあり、ハードトップには無かったのが大きな違いである。これは、ハードトップに室内の開放感を持たせる目的であったのと、トヨタが当時出していたコロナとカリーナのハードトップ版の「コロナExiv」「カリーナED」が流行っていたところへの便乗であった。このモデルは、当時のトヨタ車らしく同じトヨタのマークIIの人気に便乗したデジタルメーター、ハイメカツインカム、ブラウンの内装のおかげで売れまくっていた。1987年にはファミリアよろしくフルタイム4WDを投入した。
- 3代目 V3#型 (1990年 - 1994年)
- 1990年デビュー。この代もセダンとハードトップの2本立てであった。当時注目を集めていた同社のセルシオのような丸みを帯びたスタイリングに、バブル景気真っ最中だった当時の車らしく、内外装の品質を向上させていた。この時期に起こり始めていたスポーツカー離れに備えてか、マイナーチェンジで3S-GEエンジン搭載のスポーツモデルが廃止されている。
- 4代目 V4#型 (1994年 - 1998年)
- 1994年デビュー。バブルがはじけて不景気だったため、当時のトヨタ車の例に漏れずにコストダウン。デビューから2年後には内装の品質を上げた。
- 5代目 V5#型(1998年 - 2003年)
- 1998年デビュー。この代でカムリとの兄弟関係を解消し、ビスタは大きな変貌を遂げた。直噴エンジンにデジタルセンターメーター、運転席と助手席で行き来ができるウォークスルー、ウォークスルーを実現するためのコラムシフト、頭上の空間を確保するために高めにされた全高といった革新的なセダンに仕立て上げられた。そして初代の5ドアハッチバック以来の5ドアでビスタ初となるワゴンの「アルデオ」も設定される。途中からは全席3人がけの6人乗りが設定された。しかし、あまりにも革新的過ぎたのか、スタイリングが良くなかったのか、この代のビスタは途中から人気がなくなってしまう。結局2003年には生産中止になり、ビスタ店自体も翌2004年にはネッツ店に吸収されてしまう。後継車はイギリス製のアベンシス [1] である。
脚注[編集 ]
- ^ 系統的にはヨーロッパ向けのコロナの後継車で、2代目カルディナは初代アベンシスのワゴンの日本版である。
関連項目[編集 ]
この「トヨタ・ビスタ」は、マイナーチェンジの案が出ています。マイナーチェンジして下さる協力者を求めています。 (Portal:スタブ)