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オモシロ体験 !
行ってみた、やってみた

イベント、体験レポート、おすすめコンテンツなどを掲載

のどかな山の農園でブルーベリー狩り!

2018年10月09日

      あきのブルーベリークラブ【宇陀市】

      体験の魅力を紹介

      みずみずしい自然が味わえる収穫体験

      奈良県宇陀市は近畿でも有数のブルーベリーの産地。大和高原の気候がブルーベリー栽培に非常に適しているからです。
      今回、取材に伺ったのは、宇陀市で20年以上、ブルーベリーの栽培と加工品製造、販売を行っている「あきのブルーべリークラブ」。クラブ員が所有する畑に出向き、その場でブルーベリーの収穫体験ができます。ブルーベリーは栽培時から化学合成農薬を使っていません。のどかな宇陀の山に囲まれた農園で、たわわに実ったブルーベリーをひとつひとつ摘み取っては味わうひととき。宇陀の豊かな自然も存分に味わえます。

      地元の子どもたちが探検気分で挑戦!

      この日、やって来たのは地元・宇陀市立大宇陀小学校2年生の子どもたち。毎年、夏休み明けのこの時期に、生活科の「町たんけん」という授業の一環でブルーベリー収穫体験を「あきのブルーベリークラブ」でやっていて、今年で10年目。貴重な体験を通じて、地域の特産品や産業について学ぶことを目的としているそうです。
      総勢30人の子どもたちと引率の先生たちがマイクロバスで到着。あきのブルーべリークラブの担当者の方々にご挨拶を済ませた後、収穫体験が行われる農園へと続く山道を列になって登って行きます。時折、雨の降るあいにくの天候にもかかわらず、子どもたちは元気ハツラツ。まるで未開のジャングルに足を踏み入れたような探検気分を楽しんでいるようです。
      現場に到着すると、農園にはまん丸なブルーベリーをいっぱい実らせた樹が所狭しと並んでいます。担当者の合図で始まった収穫体験に子どもたちも好奇心に目をまん丸にしながら熱中していました。雨でぬかるんだ地面もまったく気にならないようです。ブルーベリーの樹は背丈も低く、収穫も簡単にできるため、子どもたちにもピッタリ。たくさんの実を収穫した子どもたちは皆、大満足の表情で
      した。

      笑顔いっぱい!体験風景写真館

      【体験した場所】あきのブルーベリークラブ
      【体験した人々】宇陀市立大宇陀小学校2年生の皆さん

      最初に約束事をしっかり聞きます

      探検気分で出発!

      ブルーベリー園に到着

      大きいね〜

      お店ではない量だ

      お母さんにあげるんだよ

      採れたていただきます!

      最後にお勉強 おじさん教えて〜

      あきのブルーベリークラブの皆さんに聞きました

      「あきのブルーベリークラブ」について教えてください。

      クラブの創設は平成7年。当時、大宇陀町(現・宇陀市)で町おこしをしようという計画があり、町長さんから「農産物を特産品にできないか」という話がありました。その頃、ブルーベリーはまだ全国的にも珍しく、挑戦してみようという話になったんです。ブルーベリーは実が小さいから、自分たちが歳をとっても楽にできるんじゃないかと(笑)
      ブルーベリーはもともと北米産のフルーツで、大宇陀の山間部の辺りの標高と同じくらい。気候的にも寒暖の差もあって栽培に適しているのではないかと考えました。ブルーベリーの栽培は、奈良県では私たちが先駆者の一つです。
      収穫体験を始めたのは17年前から。当時、近くにあった守道小学校(現在は大宇陀小学校に統合)に、ここで作ったブルーベリーを持って行ってあげたことがきっかけで、今も続いています。年に一度、子どもたちと触れ合えるのを、私たちも楽しみにしています。

      あきのブルーベリークラブ会長・松尾明雄さん

      加工品の販売を始めたのはいつ頃からですか?

      クラブ員がそれぞれ自分の農園で栽培したものをここに持ち寄って加工品にしています。当時の会長の藤熊さんが、収穫量が増えてきたので、生で売るだけでなく、加工品も作って販売しようと提案したのがきっかけです。
      その頃はまだブルーベリーのジャムが無かったので、専門家の先生と一緒に研究しながらジャム作りを始め、商品として売り出したのが平成13年からです。ジャムは当時からずっと、同じ作り方、同じ味で売れ続けている人気商品になりました。今では、パンやケーキ、大福など、10種類以上の商品を作って「道の駅宇陀路 大宇陀」や「まほろばキッチン」などで販売しています。

      加工品を担当する井藤澄子さん

      今後の抱負や課題をお聞かせください。

      仕事はとても楽しいです。仲間はもちろんですが、イベントなどに行くとお客様とおしゃべりもできるし、それが私たちのやりがいや元気の素になっています。体が元気なうちは続けたいですね。
      課題は、やはりクラブの高齢化ですね。お陰様で「あきのブルーベリークラブ」という名前はたくさんの方に知られていますし、ジャムなどもブランド商品として定着しています。地元で引き継いでくれる人がいれば嬉しいですし、私たちの仕事に興味を持ち、やりがいを感じていただける方がいたら、ぜひ一緒にやりたいですね。

      左から井藤さん・中野さん・松尾さん・山岡さん

      関連情報

      「道の駅宇陀路 大宇陀」の阿騎野新鮮野菜直売所

      採れたてのブルーベリーが買える

      ジャムの他、新商品のお酢も販売

      手作りのブルーベリーケーキも大人気

      主催者あきのブルーベリークラブ
      場所〒633-2125 宇陀市大宇陀守道273
      実施時期7月下旬〜8月下旬(不定休)
      定員10人程度 *完全予約制
      料金500円(1人)
      お問い合わせ先TEL・FAX:0745-83-0318
      (不在の場合はFAXでご連絡ください)
      アクセス・公共機関/近鉄「榛原駅」より奈良交通「大宇陀」、またはコミュニティーバス「守道」下車
      ・自動車/名阪国道「福住IC」または「針IC」から宇陀路大宇陀道の駅から約5分
      (注記)記事の内容は取材時のものです。[取材日]平成30年9月4日

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