日頃の備え
災害から身を守るためには、普段から災害に備えておくことが大切です。事前に避難所を確認したり、避難経路を決めたりするなどして、災害時に適切な行動がとれるように、しっかり準備をしておく必要があります。
自宅と避難所を確認する
各市町村が配布しているハザードマップを用いて、まずはお住まいの位置を確認しましょう。次に避難所の位置を確認し、お住まいと避難所の位置関係を把握しておきましょう。なお、ハザードマップをお持ちでない場合は、お住まいの地域の市町村にお問い合わせください。
地域の危険な箇所を調べる
お住まいや避難所の位置が確認できたら、避難所までの道のりや、どこに危険な箇所があるのかをハザードマップで確認しましょう。奈良県では、「土砂災害・防災情報システム」によって土砂災害危険箇所を確認することができます。
土砂災害危険箇所についてはこちら → 「土砂災害・防災情報システム」
土砂災害危険箇所以外にも、土砂災害の前兆現象が見られる場所などを確認し、地域内で教え合うことで身近にある危険な箇所を共有しましょう。
土砂災害の前兆現象についてはこちら →
「土石流の前兆現象」「がけ崩れの前兆現象」「地すべりの前兆現象」
避難行動を確認する
お住まいや避難所の位置、地域の危険な箇所を確認した後は、避難時の行動を確認しましょう。
避難を行う際に複数の道のりがある場合、山際や河川沿いの道などはなるべく避けましょう。また、災害はいつ発生するか分かりません。夜中であるかもしれませんし、日中、仕事や学校で自宅を離れている時間かもしれません。災害発生時には、様々な状況に応じてより良い選択ができるよう備えておきましょう。
避難経路を検討するポイント
避難方法の確認ができたら、災害時の連絡方法を決めましょう。家族や親戚・知人などの連絡先の把握や連絡の取り方、集合方法などを決めておくことが大切です。
連絡方法を決めるポイント
避難グッズをそろえる
災害が発生したときに、慌てず迅速に行動できるよう日頃から非常持ち出し品を準備しておくことも大切です。非常持ち出し品の中身は、下図のチェックリストを参考に自分で必要と思われるものを準備しておきましょう。男性なら15kg、女性なら10kg程度の重さが目安です。非常持ち出し袋には、両手の空くリュックタイプのものを用意し、重過ぎないかどうか背負って確認しておきましょう。
また、避難生活をおくる場合や、地域あるいは集落が孤立した場合に備え、最低でも3日分以上の食料や水等を備蓄しておくことも大切です。