北袋町一丁目地区(さいたま新都心公園)
Project Data
- 所在地
- 埼玉県さいたま市
- 区域面積
- 約12.7ha
(うち防災公園1.0ha) - 事業手法
- 防災公園街区整備事業
土地区画整理事業
プロジェクト概要
さいたま新都心周辺地区は平成12年に大々的なまちづくり開発が行われ、国の機関移転、新駅開業、さいたまスーパーアリーナ等主要施設の建設が相次ぎ、埼玉県の中枢として発展してきました。
UR都市機構は、さいたま新都心地区周辺で最大の民間大規模研究所等跡地における土地利用変換の検討が行われるに際し、官民で連携しながら適切な土地利用転換を行い、新たな賑わいの創出、交通結節機能、広域防災機能、緑のネットワークの強化等を図り、土地区画整理事業と併せ、防災公園街区整備事業を活用し北袋町一丁目地区に一時避難地機能を有したさいたま新都心公園を整備しました。
さいたま新都心公園は、ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムのイベント会場や東京2020オリンピック聖火リレー(埼玉県内)ゴール地点のセレブレーション会場(予定)として利用される等、都市部の公園として有効活用されています。また、北袋1丁目地区には、土地区画整理事業後、SHINTOCITY、大手量販店・半導体機器メーカーの本社移転、長距離バスターミナルが立地しています。
UR都市機構の役割
官民連携の一体的なまちづくり
- さいたま新都心周辺地区の拠点機能の強化、防災性向上等、地方公共団体のまちづくり政策の支援と実現
- 中立的かつ公平な立場から民間企業所有地の土地利用転換の適切な誘導、高付加価値化、早期市街化を実現
防災公園と周辺公共施設との連携や一体的な整備
- 平常時には地域の憩いの場として利用され、災害時には一時避難場所であるとともに、さいたまスーパーアリーナや国の機関との連携によりさいたま新都心の広域防災拠点機能を強化し、国交省の緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)の活動も可能となる防災公園を整備。
- 芝生広場は緊急車両の乗り入れ可能な機能とともに透水性・保水性機能によりヒートアイランド現象緩和と雨水涵養・貯留に寄与。また植栽計画は地域植生や在来種を考慮し、周辺の緑地や公園と連携したみどりのネットワークを構築。
- 地域に必要な防災機能を兼ね備えつつ1haの限られた面積の中で良好な景観形成に努め、世代を問わず地域に愛されるオープンスペースを確保している点が評価され平成30年度全建賞を受賞。
さいたま新都心公園の写真
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地域住民も利用可能な多目的スペースを備えた管理棟
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隣接地と舗装のデザインを統一し一体化
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災害時には仮設テントとして利用できる防災パーゴラ
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空間的な広がりを感じられるよう計画し、憩いの場となっている芝生広場
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隣接する造幣局に因み硬貨をモチーフとした遊具
この事例の詳細について
この事例を実現した事業手法について
その他の事業の紹介
UR都市機構が取り組む都市再生事例をご紹介します。
都市再生事業についてのお問い合わせ窓口
本地区についてのご質問等は、「東日本都市再生本部」へお問い合わせください。
プロジェクトのあゆみ
- 昭和60年(1985年)
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埼玉中枢都市圏業務核都市基本構想 基本計画
- 平成12年(2000年)
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さいたま新都心駅開業
- 平成年26(2014年)
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さいたま市からUR都市機構へ事業要請
- 平成27年(2015年)
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UR都市機構土地取得(防災公園用地、 交通広場等用地)、
都市計画決定(土地区画整理事業、用途地域変更、 地区計画、都市公園等)
北袋町1丁目土地区画整理事業認可
- 平成28年(2016年)
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3・3・20号 さいたま新都心公園事業承認
- 平成30年(2018年)
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北袋町1丁目土地区画整理事業終了さいたま新都心公園供用開始
さいたま新都心公園供用開始
防災公園街区整備事業終了
- 令和元年(2019年)
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平成30年度 全建賞【都市部門】受賞
- 令和2年(2020年)
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東京2020オリンピック聖火リレー(埼玉県内)ゴール地点(予定)
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