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桑木志帆"松山流"で堅首 メジャー初Vへ安定感生む新パターが奏功「69」

[ 2024年11月23日 04:50 ]

女子ゴルフツアー ツアー選手権リコー杯第2日 ( 2024年11月22日 宮崎県 宮崎CC=6497ヤード、パー72 )

<ツアー選手権リコー杯・2日目>13番、バーディーを決める桑木志帆(撮影・西尾 大助)
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ツアー2勝の桑木志帆(21=大和ハウス工業)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーで単独首位を守った。高麗グリーン攻略のため、先週から投入した新パターが奏功。最終戦で悲願のメジャー初制覇を目指す。史上初の同一年でメジャー3連勝を狙う年間女王の竹田麗央(21=ヤマエグループHD)は71で首位と3打差の2位につけた。

世界に一本しかない新相棒との相性は抜群だった。桑木は大好きなピンク色で"SHIHO"と名前の入ったNEWパターを先週から投入。13番で2メートル、14番では3メートルを沈めて連続バーディーを奪うなど、勝負どころのパットが面白いように入った。

「カメラに抜かれた時に見えるから可愛いかなって(笑い)。今は良いリズムでストロークができていて、球も勝手に転がってくれている」

高麗グリーンに苦戦する選手が多い中で、パット数は初日27、2日目28と2日連続20台。グリーン上での安定感が好調の要因だ。ヘッドの形は以前と同じだが、ロフト角を3・5度から4度に変更。22年にソニー・オープンで優勝した松山英樹が、芝目の強いグリーンでロフト角を寝かせていたことにヒントを得て今回のNEWパターが誕生した。発案者の中村修コーチ(56)は「少し転がりがスムーズになる。グリーンによってパターを替えるのは良いんじゃないかなと思った」と話した。

プロ4年目の今季は初優勝を含む2勝を達成した。日々のトレーニング効果で、平均飛距離は昨季より20ヤードアップ。初日には今季13個目のイーグルを奪い、シーズン最多記録に並んだ。秘訣(ひけつ)を聞かれると、「ないです!頑張ってピンを狙う」と豪快に笑う天真らんまんな21歳。将来的には海外ツアー挑戦も視野に入れる中で、メジャー優勝者に与えられる3年シードは魅力だ。「もちろん(メジャーのタイトルは)獲りたいと思うけど、試合に集中するだけ」。ダイナミックなプレーでメジャー初制覇をつかみ取る。

▼3位・小祝さくら ここ最近、調子が良くないが、最後は自分らしく思ったようなゴルフをして終われたらいい。(69で浮上、メジャー初制覇を目指す)

▼3位・鈴木愛 この体調からしたらベストなスコアで上がれている。あと2日間は自分に期待せず、体調を良くしつつ、ゴルフも少しずつ上がっていけばいい。(大会前は体調不良で発熱も、71で好位置キープ)

▼7位・原英莉花 ひどかった。バーディーを取れている分、ボギーがもったいない。ビッグスコアが出るコースでもないので、コツコツいきたい。(20年大会覇者、74と苦しみ一歩後退)

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