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大谷翔平「50-50」、裏金問題、カスハラ、猫ミーム、ふてほど...流行語大賞ノミネート30語発表

[ 2024年11月5日 14:00 ]

9月19日のマーリンズ戦で50号を放ち喜ぶ大谷翔平
Photo By スポニチ

年末恒例の「2024ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の候補30語が5日、発表され、ドジャースの大谷翔平投手が達成した米大リーグ史上初の快挙「50-50」などがノミネートされた。大賞とトップ10は12月2日に発表される。

大リーグ7年目で初出場したワールドシリーズで"世界一"に輝いた大谷は、レギュラーシーズンでは54本塁打、59盗塁をマーク。同一シーズンに40本塁打と40盗塁を達成する偉業「40-40」を超える「50-50」で、スポーツの枠を超える注目を集めた。過去3年は21年が「リアル二刀流/ショータイム」(大谷)、22年が「村神様」(ヤクルト・村上宗隆)、23年が「アレ(A.R.E)」(阪神・岡田彰布監督)と野球関連が流行語大賞に選ばれているが、今年はどうか。

スポーツでは今夏のパリ五輪・パラリンピックから4語。総合馬術団体で日本勢92年ぶりの銅メダルに輝いた平均年齢41・5歳の日本代表「初老ジャパン」、女子のAMI(湯浅亜美)が金メダルを獲得した新競技「ブレイキン」に加え、陸上女子やり投げの北口榛花「名言が残せなかった」、車いすテニス男子シングルスの小田凱人「やばい、かっこよすぎる俺」という金メダリストのコメントも入った。

また、岸田内閣の総辞職や衆院選での自民党大敗の要因となった政治資金規制法違反事件の「裏金問題」、消費者や顧客による理不尽なクレームや悪質な嫌がらせの「カスタマー・ハラスメント」を略した「カスハラ」、オーバーツーリズムの象徴「コンビニ富士山」、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会の略称「被団協」もノミネート。猫などの素材を組み合わせたネットの流行動画「猫ミーム」や、ヒップホップユニットCreepy Nutsの楽曲でサビのフレーズがダンス動画で話題となった「Bling-Bang-Bang-Bong」、NHKの朝ドラ「虎に翼」で伊藤沙莉が演じた主人公・寅子のせりふ「はて?」、世代間のギャップに焦点を当てたTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」=「ふてほど」も選ばれた。

事務局は今年度の傾向を「1月に能登半島地震が発生し暗いニュースからのスタートとなったが、オリンピック、大谷選手の活躍、ダンス動画関連のヒットなど、話題は数多くみられた。流行語としては、小粒がそろったと思われる。また、"お金"にまつわる用語が数多く発生。責任をもたない風潮の世の中、光と闇が混在した年であり、嵐の前の静けさを感じさせる」としている。選考委員は杏林大教授の金田一秀穂氏、漫画家・コラムリストの辛酸なめ子氏、お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン、俳優・エッセイストの室井滋氏、漫画家やくみつる氏、「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子氏が務める。

▽ノミネート30語リスト(50音順)
アサイーボウル
アザラシ幼稚園
インバウン丼
裏金問題
界隈
カスハラ
コンビニ富士山
侍タイムスリッパー
初老ジャパン
新紙幣
新NISA
ソフト老害
トクリュウ
南海トラフ地震臨時情報
猫ミーム
はいよろこんで
8番出口
はて?
BeReal
被団協
50-50
ふてほど
Bling-Bang-Bang-Born
ブレイキン
ホワイト案件
マイナ保険証一本化
名言が残せなかった
もうええでしょう
やばい、かっこよすぎる俺
令和の米騒動

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