1. 公募を行う研究開発テーマ及び実施予定額
平成21年度は、以下の2つの研究開発テーマに関して提案を公募いたします。研究開発テーマ毎に研究開発課題を設定して公募を行います。その際、1テーマあたり複数の課題を設定する場合もあります。
なお、採択件数は、原則として1研究開発課題あたり1件となります。
研究開発テーマ
内容
(概要)
I1
消費エネルギー抑制ホームネットワーク技術の研究開発
別紙1
II2
高齢者・障害者のためのユビキタスネットワークロボット技術の研究開発
別紙2
※(注記)
研究開発課題の内容の詳細は、基本計画書として、公募要領等とともに、公募開始日に改めて報道発表した上で、総務省のホームページに掲載します。
2. 公募期間(予定)
平成21年2月下旬頃から1ヶ月程度
※(注記) 多少前後する可能性があります。
3. 応募方法
1)
応募に先立って、府省共通研究開発管理システム(以下「e-Rad」という。)へ事前登録を行ってください。
※(注記)
事前登録では、「研究機関の登録」及び「研究者の登録」を行ってください。登録手続きに2週間以上要する場合がありますので、余裕を持って登録手続きを行ってください。
2)
応募に際しては、「e-Radによる電子申請」を行うとともに、総務省の担当係への「提案書の提出」が必要です。
3)
公募要領等は、準備が出来次第、公募開始日に改めて報道発表した上で、総務省のホームページに掲載します。
4. 今後のスケジュール
今後のスケジュールは、以下を想定しております。
なお、外部評価の状況等により前後することがあります。
3月下旬
〜4月中旬
外部評価を行い、これをもとに委託先候補となる研究機関を選定
4月下旬
採択・不採択通知の送付
総務省ホームページにて公募結果を掲載
採択通知後
研究機関との調整が終わり次第、速やかに契約を締結し、研究を実施
5. 問い合わせ先
研究開発課題の内容等に関する電話による問い合わせは、各研究開発課題の担当係までお願いします。その他、本公募に関する問い合わせは、情報通信国際戦略局技術政策課技術係までお願いいたします。
【研究開発課題の内容等に関する問い合わせ先】
研究開発課題
担当係
I1
消費エネルギー抑制ホームネットワーク技術の研究開発
情報通信国際戦略局通信規格課開発係
TEL: 03-5253-5763
FAX: 03-5253-5764
II2
高齢者・障害者のためのユビキタスネットワークロボット技術の研究開発
情報通信国際戦略局技術政策課研究推進室国際研究係
TEL: 03-5253-5730
FAX: 03-5253-5732
【その他、本公募に関する問い合わせ先】
情報通信国際戦略局技術政策課技術係
TEL
:
03−5253−5727
FAX
:
03−5253−5732
(連絡先)
総務省 情報通信国際戦略局 技術政策課
担当
:
?瘟Y課長補佐、小倉技術係長
電話
:
(代表)03−5253−5111
(内線)5727
(直通)03−5253−5727
(FAX)03−5253−5732
消費エネルギー抑制ホームネットワーク技術の研究開発
温暖化ガス排出量の削減対策が進んでいない「家庭」を対象に、消費エネルギーを効果的に抑制するため、様々な規格の端末や住宅設備をネットワークで接続して、センサー等と連携制御するホームネットワーク技術を確立する。また、将来的に消費エネルギーのさらなる抑制等を実現するため、ホームネットワークと外部のブロードバンドの連携により、消費エネルギーの抑制に資するサービス提供を可能とする共通制御プラットホームの研究開発等を実施する。これらについては、民間企業や研究機関等と連携して機器の接続検証等を実施することにより、研究開発成果の実現を加速する。
1 施策の概要
温暖化ガス排出量の削減対策が進んでいない「家庭」を対象に、消費エネルギーを抑制するため、以下の基盤技術の研究開発等を行う。
(1)
ホームネットワーク高度電力制御技術
家庭内の端末や住宅設備についてネットワークが自律的に電力を総合管理し、高度に制御することを可能にする技術
(2)
ホームネットワーク共通制御プロトコル技術
誰もが容易に様々な端末をホームネットワークに接続し、外部のブロードバンドを通じて新しいサービスを安心安全に利用できるようにするための共通制御プロトコル技術
(3)
その他
上記について、テストベッドを構築すること等により、ネットワーク機器の接続性の検証や消費エネルギーの抑制効果の検証等を実施
2 イメージ図
高齢者・障害者のための
ユビキタスネットワークロボット技術の研究開発
少子高齢化社会における様々な社会的課題等の解決に資するため、ユビキタスネットワーク技術との一層の融合を図りつつ、B2Bサービス(商業施設などにおける案内や情報提供等)からB2Cサービス(家庭内における見守りや生活支援等)まで、特に高齢者や障害者を対象としたロボットサービスに必要な機能を実現し、その幅広い普及促進を目指す。
1 施策の概要
高齢者・障害者のための生活支援及び社会参加の拡大のためのサービスを実現するため、以下の技術の研究開発及び実証実験を行う。
(1)
複数ロボット協調・連携のためのロボット管理・制御技術
様々な生活シーンを移動する高齢者・障害者に対し、複数ロボットの協調・連携動作により一連のサービスをシームレスに提供する技術
(2)
認識情報のWeb連携管理・分析技術及び分析結果に基づくインタラクティブ行動シナリオ構成技術
センサや会話内容等から収集・蓄積された高齢者・障害者等の状況や環境をWeb上の知識情報と連携させて管理・分析し、違和感を与えないマンマシンインターフェイスにより状況に応じたきめ細やかなサービスを提供する技術
(3)
ロボットサービス連携システム構築技術
状況に応じた必要なサービスを選択し、相互に連携しながら高齢者・障害者に適切に提供する技術
2 イメージ図