I.業務の概況

現在配水能力、水源種類、供用開始年度により、業務の概況をみる。

(1) 現在配水能力
ア 施設別区分

【全体の傾向】
施設数を現在配水能力区分別にみると、「極小規模」(10,000m3/日未満)が最も多く、次いで「小規模」(10,000m3/日以上50,000m3/日未満)、「中規模」(50,000m3/日以上200,000m3/日未満)、「大規模」 (200,000m3/日以上)となっている。
また、現在配水能力別に水源の内訳をみると、「大規模」及び「中規模」は「ダムを有するもの」の割合が高く、残りは「表流水・伏流水・湖沼水のみ」となっているが、「小規模」、「極小規模」と規模が小さくなるにつれて「ダムを有するもの」の割合が減り、代わって「地下水のみ」の割合が高くなっている。

規模別・水源別施設数/規模別・年度別施設数
規模別・年度別・水源別施設数

イ 団体別区分

【全体の傾向】
団体数を現在配水能力区分別にみると、「極小規模」が最も多く、次いで「大規模」となっている。

規模別団体数

(2) 水源

【全体の傾向】
施設数を水源別にみると、「ダムを有するもの」が約半数となる。また、現在配水能力の内訳では、「表流水・伏流水・湖沼水のみ」及び「ダムを有するもの」は、それぞれの規模別が存するのに比べ、「地下水のみ」では、「大規模」及び「中規模」の施設はない。

水源別・規模別施設数/水源別・年度別施設数
水源別・年度別・規模別施設数

(3) 給水開始年度

【全体の傾向】
施設数を給水開始年度でみると、「昭和51年度以降」の施設が多くなっている。現在配水能力の内訳では、特に「極小規模」の増加が著しいが、「大規模」及び「中規模」は「昭和50年度以前」に給水開始の施設の方が多い。また、水源別の内訳では、「表流水・伏流水・湖沼水のみ」が減少する一方で、「地下水のみ」及び「ダムを有するもの」が増加している。

年度別・規模別施設数/年度別・水源別施設数


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平成16年度工業用水道事業経営指標

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