【ヒロシのDeepな話】東京指向が強いわが担当厩舎 ある意味今週が今年最後の勝負週だ!

この記事をシェアする

ロジリオン

美浦の厩舎取材班(想定班)として、現在12厩舎を担当している。わが担当厩舎は東京コースに代表される直線が長いコースを好む傾向が強い。もちろん所属馬の特徴に因るところも大きいのかもしれないが、小回りより直線が長いコースに色気のある馬を出走させるケースが多く、それとリンクして好走率も高い。今週の土日は2024年最後の東京開催。今年最後の勝負を賭けるべく、取材の感触がいい馬がかなり多く出走してくる。ベタ買いしても損はしないような気がするが、「とりあえず全部買ってください」ではあまりにも無責任すぎる。きょうは東京に出走するわが担当12厩舎の出走馬の中から「これだけはぜひ勝ってください」と言える3頭を推奨したい。

東京2R5ソーダーンライト

今週の鹿戸雄一厩舎は土日の東京に6頭出走。陣営が勝ち星を計算している馬も複数頭いるが、最初に出走するこの馬で勢いをつけたいところだ。前走の新馬戦はコムユンプリュムとの2頭出し。「どっちも勝てそうな馬だけに2頭出しするのがもったいない」と師も複雑な表情を見せていたが、結果はコムユンプリュムがクビ差2着で、より期待していた同馬は5着。普段からテンションが上がりやすい面があったが、レースでも序盤からハミを噛んでしまい、鞍上も折り合いをつけるのにかなり苦労していた。それでいて大きく失速することなく最後まで3着争いに踏みとどまったのは地力の証明。「初戦は力みが目立ったが、スピードがあるところは見せてくれた。同じ東京でも距離が1ハロン短くなることでレースが流れれば(ペースが速くなれば)もっとリラックスして走れるはず」と2番人気5着からの挽回に自信を見せる。前に馬を置く形が作りやすいという意味では内めの枠を引けたことも好材料だ。

《単勝》5

《馬連》5-168121418

《ワイド》5-16

《3連複》フォーメーション5-1614-168121418

東京10R16サルヴァトーレ

昇級初戦で3着した時の勝ち馬は、のちにオープンでも馬券圏を賑わせているタマモロック。その後も強敵相手に3戦続けて2着して、オープン入りも時間の問題だと思われた。前走は定量戦で相手関係にも恵まれ単勝2.2倍の1番人気に支持されたが、スローペースのなかロスなく内を回ったのが裏目に。直線では周りを囲まれる形になってしまい、なかなか抜け出す進路を見つけられず、まともに追えたのは残り100メートルを過ぎてから。ある意味、全く消化不良に終わってしまった。今回、和田正一郎調教師のコメントが「1400メートルも特に問題ないし、状態も変わりないので好レースを」と信じられないぐらい淡白だったのは、前走のレース運びに対する不満のあらわれかもしれない。まともに走っていないぶん疲れらしい疲れもなく、いいコンディションを保てている。1400メートルを走るのは久しぶりだが、2勝クラス時は馬なりで2番手につける出脚の良さも見せた馬。半姉は1400メートル以下の重賞を5勝したベルカントと、血統的にも1600メートルよりはむしろいいのではと思うぐらいだ。前走のレース内容を踏まえれば、もまれるリスクがほぼない8枠16番という枠順も悪くない。

《単勝》16

《馬連》16-3478101214

《ワイド》16-31214

《3連単》316-478101214マルチ、1416-34781012マルチ

東京11R2ロジリオン

前走は外枠だったうえに展開が縦長にならなかったぶん内に入れるチャンスもなく、好位につけながら外めを回る大味な立ち回り。早めに先頭に立つ形になったせいで気持ちも途切れ、加えて後続馬のいい目標になってしまったのは不本意だった。とはいえゴールで1馬身1/4前にいたソウルラッシュは、先週のGIマイルCSを圧勝。うまくいかない部分がありながらもハイレベルな走りは見せたといえる。GIIからリステッドの別定戦になり、メンバーが手薄になったうえに、ここまでの戦歴、横の比較からも56キロの斤量は恵まれている。足回りが良く、一瞬の切れ味を武器とする馬だけに、馬混みで息を潜めながら瞬間的な加速力を生かせた時にこそより勝利に近づけるタイプ。そこを踏まえれば1枠2番という枠順も申し分ない。「今後のためにもしっかり勝って賞金を加算したい」。古賀慎明調教師の意気込みも前走以上のものを感じる。

《単勝》2

《馬連》2-13710131718

《ワイド》2-371318

《3連複》フォーメーション2-371318-13710131718

《3連単》218-137101317マルチ

  • 舞台適性・近走
  • 穴指向
  • 馬単・3連単

プロフィール

1963年生まれ、京都府出身。小学校6年生のときに見たカブラヤオーの走りに魅了され競馬好きに。現在はフジテレビ系『みんなのKEIBA』、フジテレビONE『競馬予想TV!』に出演中。

予想スタイル

各馬の舞台適性、過去の相手関係を精査し、そのレースでの独自のランキングを算出。そこから「隠れ格上馬」を発掘することがヒロシ流穴予想のメソッド。



特集



最新ニュース

注目トピックス

オートレース

【オートレースメモリアル】青山周平が大会初V!通算10度目のGII制覇

新着予想