河川堤防の液状化対策の手引き(改定版)/設計計算例
従前の河川堤防の液状化対策の手引きでは、基礎地盤の液状化に対する工法として、締固め工法、固結工法、鋼材を用いた対策工法の3工法が対象であり、間隙水圧消散工法は対象外とされていました。レベル2地震動に対する盛土の沈下抑制効果が不明で、沈下量抑制効果の評価法・設計法が存在しなかったためです。その後の研究開発により、レベル2地震動に対する効果が確認され、評価法・設計法も開発できたため、間隙水圧消散工法を追加する改定を行いました。併せて、間隙水圧消散工法の設計で使用する「過剰間隙水圧の発生と消散を簡易に求める解析方法」も公開します。なお、今後、間隙水圧消散工法に関する設計計算例及び関連する動的遠心模型実験結果を公開する予定です。
河川堤防の液状化対策の手引き(改定版)
河川堤防の液状化対策の手引き(改定版)は以下のリンクよりダウンロードできます。なお、今改定の主な改定内容は、間隙水圧消散工法の設計方法(第6章)の追加、第10章への間隙水圧消散工法の施工方法の追加となります。
河川堤防の液状化対策の手引き 設計計算例
平成29年8月版の河川堤防の液状化対策の手引き 設計計算例は以下のリンクよりダウンロードできます。平成29年8月版の設計計算例は、締固め工法、固結工法、鋼材を用いた工法、堤体液状化対策(ドレーン工、押え盛土工)が対象となります。
なお、河川堤防の液状化対策の手引き(改定版)にて追加された間隙水圧消散工法に対する設計計算例については、現在作成中となります。作成でき次第、本ページに掲載いたします。
過剰間隙水圧の発生と消散を簡易に求める解析方法
河川堤防の液状化対策の手引き(改定版)にて追加された間隙水圧消散工法の設計で使用する解析方法です。関連プログラムも配布します。
配布するファイル(本著作物)
- GUIプログラム(SMGD.exe)
- 解析プログラム(calc_smgd.exe)
- 後処理用ライブラリ(post.py)
使用上の注意
配布するファイル(本著作物)は、広く活用していただくことを目的として無償にて配布いたしますが、著作権は(国研)土木研究所が保有しています。「使用許諾条件」の条項を全て理解し、同意された場合に、使用することができます。
使用許諾条件
- 通知することなく、随時本使用許諾条件を変更する権利を著作権者が有すること。
- GUIプログラムおよび解析プログラムの複製、頒布、譲渡、貸与または改変をしないこと。
- 後処理ライブラリはMITライセンス(以下URL参照)に基づく。 https://opensource.org/license/mit
- 本著作物を利用した結果を公表または展示する場合は、本著作物を利用したことを明示すること。
- 本著作物の利用結果を他の者にサービスとして提供する場合は、本著作物自体の使用料について課金をしないこと。
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バージョン履歴:
2024年11月11日
- Ver1.00 公開 → ダウンロード
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担当:石原、三浦(smdrt◎にじゅうまるpwri.go.jp)
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