かしこく治して、明日につなぐ〜抗菌薬を上手に使って薬剤耐性(AMR)対策〜
インフルエンザの流行が始まっています! 定点当たり報告数が「1」を超え、インフルエンザの流行が始まっているとみられます。 今後の流行状況に注意してください。
予防には 1)流行前のワクチン接種、 2)飛沫感染対策としての咳エチケット、 3)外出後の手洗い等、 4)適度な湿度の保持、 5)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、 6)人混みや繁華街への外出を控えるを心がけてください。
梅毒は、梅毒トレポネーマという病原体が原因の感染症で、主に性的接触により感染します。オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。梅毒に感染すると、性器や口の中に小豆から指先くらいのただれができたり、手のひらや体中に痛み、かゆみのない発疹ができたりします。自然に症状が消えても、体の中で病原体が潜伏していることがあるため、注意が必要です。治療に有効な抗菌薬がありますが、治療をしないまま放置していると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳などの複数の臓器に拡がり、死に至ることもあります。
2011年頃から全国的に報告数が増加傾向になり、2019年、2020年にはいったん減少したものの、2021年以降は大きく増加しています。男性は20代〜50代、女性は20代で報告が多い状況です。
多数の人と性的接触を持つと感染する(または感染させる)リスクが高まります。また、一度完治しても生涯にわたる免疫(終生免疫)は得られず、再感染する可能性があります。
予防には、性交渉時のコンドームの適切な使用が重要ですが、コンドームで覆わない部分で感染が起こることもあるため、完全に感染を防ぐことはできません。皮膚や粘膜に異常がある場合は性的接触を控え、医療機関を受診して下さい。
妊娠している人が梅毒に感染すると、母親だけでなく胎盤を通じて胎児にも感染し、先天梅毒になることがあります。先天梅毒になると、死産や早産になったり、生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたしたりすることがあります。生まれたときに症状がなくても、遅れて症状が出ることもあります。
近年、先天梅毒の報告が多くなっており、2022年には県内での報告もありました。
奈良県も全国同様に梅毒患者の報告は増加しており、2023年には過去10年で最大となりました。男性は20代〜40代の報告数が増加傾向、女性は10代・20代の報告数が特に増加しています。
※(注記)2024年は10月集計時点
梅毒は、早期発見・早期治療で治る病気です。
男女ともに、親となる年齢層からの報告が多くなっていますので、注意が必要です。
症状があるときや、不安なときは、パートナーと一緒に必ず検査を受けるようにして下さい。
梅毒患者が急増中!検査と治療であなた自身と大切な人、生まれてくる赤ちゃんを守ろう | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)
https://www.gov-online.go.jp/article/202403/entry-5789.html
性感染症(梅毒) |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/syphilis.html
インフルグラフ
学級閉鎖等施設数については、厚生労働省ホームページ《インフルエンザに関する報道発表資料》をご覧ください。
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