リーディング品目とチャレンジ品目の紹介
奈良県では、県の農業を牽引している農産物を「リーディング品目」、県の特産品として将来性が期待される農産物を「チャレンジ品目」と位置づけ、振興を図っています。
リーディング品目
柿
kaki
全国2位の生産量があり、五條・吉野地域や天理市、御所市で多く栽培されています。主な品種は“刀根早生(とねわせ)”と “富有(ふゆう)”です。品種、作型、栽培技術、貯蔵法を組み合わせることによって7月上旬から翌年1月まで出荷されています。
sa
kogiku
キクは主に露地栽培で5〜11月に出荷されています。質・量ともに全国有数の地位を築いており、特に小ギクは全国2位の生産量を誇っています。(小ギク:平群町他、輪ギク:葛城市)
イチゴ
ichigo
天理市、大和郡山市、奈良市、平群町等、大和平野地域を中心に栽培されています。食味の良い県育成品種”古都華”をはじめ、”アスカルビー”、”奈乃華”など多様な品種が栽培されています。また、作業姿勢を改善した高設栽培の導入が進んでいます。
茶
yamato-cha
「大和茶」は、奈良市、山添村、宇陀市、天理市、大淀町、東吉野村 の冷涼な気候の下で栽培され、良質な煎茶やかぶせ茶が生産されています。最近は食品加工用てん茶の需要増加に伴い、てん茶の生産量が増えてきています。
大和畜産
ブランド
yamatochikusan
「大和肉鶏」、「ヤマトポーク」、「大和牛」、「大和なでしこ卵」、「大和の雫(蜂蜜)」を「大和畜産ブランド」とし、振興を図っています。
※(注記)詳細は
こちら(奈良県畜産農業協同組合)
金魚
金魚
大和郡山市を中心に養魚池や溜池等で養殖されています。奈良県は金魚の国内有数の産地で、生産された金魚は市場、問屋等を通じ全国に出荷されています。
チャレンジ品目
大和野菜
yamatoyasai
「大和野菜」とは、奈良県の特産品として特徴をアピールできる、「
大和の伝統野菜」と「
大和のこだわり野菜」です。
「大和の伝統野菜」とは、戦前から本県での生産が確認されている品目で、地域の歴史・文化を受け継いだ独特の栽培方法等により、「味、香り、形態、来歴」などに特徴を持つものです。
「大和のこだわり野菜」とは、栽培や収穫出荷に手間をかけた栄養やおいしさを増した野菜や本県オリジナル野菜などです。
※(注記)詳細は
こちら
サクランボ
cherry
県内各地でハウス施設で栽培されています。主産地である山形県に比べて約2週間早く、糖度が高い完熟状態で収穫することができます。
切り花ダリア
dalia
宇陀市や葛城市等で生産されています。6〜10月出荷の露地栽培が主ですが、11〜5月に出荷されるハウス栽培も行われています。
なお、ダリアの球根は全国第1位の生産量を誇ります。
切り枝花木
kumazasa
五條市、平群町、下市町等で、ハナモモ、サクラ、サンシュユ等の花木の促成出荷や、クマザサ、チョウセンマキ等の栽培が行われています。
有機野菜
yuukiyasai
奈良県では、野菜や水稲、茶、梅等の農産物の有機栽培が行われています。有機JAS認定を取得している生産者もおられます。
イチジク
fig
平坦部の水田果樹として主に大和郡山市で栽培されています。主な品種は“桝井ドーフィン”です。5月上旬から10月下旬まで、近郊市場を中心に出荷されています。
アユ
アユ
川魚を代表する魚で、吉野郡を中心に漁業(遊漁)が行われており、毎年解禁日になると、県内河川へ多くの釣り人が訪れます。また、県内のダム湖で自然ふ化した稚アユの放流も行われています。
アマゴ
amago
奈良県の食用魚の中で最も生産量が多く、吉野郡や宇陀郡で養殖が行われています。河川漁業の放流用のほか、食用出荷や甘露煮などの加工品としても利用されています。
※(注記)掲載情報は令和7年7月31日時点のものです