エイズ相談・エイズ検査
保健所ではエイズに関する相談や検査を行っています。来所されてのご相談は、予約制になっていますので予めお電話ください。エイズの相談も検査も匿名で行えます。
エイズ相談
エイズってどんな病気?
エイズ(AIDS)はHIVというウイルスで感染します。
免疫力が低下し、さまざまな感染症や悪性腫瘍にかかりやすくなる病気です。
無症候性キャリア
・自覚症状がない
・潜伏期間は平均10年
↓
エイズ関連症候群
・寝汗をかく
・リンパ節のはれや発熱
・急激に体重が減る
・下痢が続く、など
↓
エイズ(AIDS)
・日和見感染症
・悪性腫瘍
・神経障害
「うつる」ってどういうこと?
うつるのは次の場合だけです。
・性的接触
・女性の感染経路
HIVが子宮の血管に入ります。
・男性の感染経路
HIVが尿道から血管に入ります。
・共通の感染経路
口腔、腸等の粘膜から血管に入ります。
・血液感染
HIVが存在する血液の輸血又は麻薬などの薬物の回し打ちによる汚染注射針の使用などによって感染します。
・母子感染
母親がHIVに感染している場合、経腟分娩で約30%、帝王切開で約8%に母子感染が見られます。
※(注記)血液製剤などは、厳重な検査によって最高水準の安全性が確保されています。しかし、現在の技術では、HIVに感染しても約3ヶ月は検査で発見されないので、極めてまれではありますが、感染の可能性を完全には排除できません。
エイズを予防するには?
「SAFER SEX(より安全なセックス)」を守りましょう。
SAFER SEXとは
- 性行為の相手を限定する。
よく知らない人とのセックスはとても危険です。
- セックスをする時は必ずコンドームを装着する。
挿入直前ではなく、ペニスが勃起したらすぐにつけましょう。
「今回だけは大丈夫」「彼(彼女)だけは大丈夫」といった考えは
どんな場合も絶対にダメです。
- 出血したり傷つけたりするセックスはしない。
- お互いに病気のことを十分に理解したうえでセックスをする。
エイズは未だ完治の方法のない病気です。予防が最大の防御であることを忘れないでください。
身近にHIV感染者がいるのですが・・・
学校や職場で、HIV感染者と一緒に生活したり、仕事をしても感染する心配はまずありません。他の人と異なる態度をとることはないのです。正しく理解し、思いやりをもって共に生きていきましょう。