子どもたちと同じ目の高さで向かい合い、ふれ合い、語り合う。
そこから教師としての夢は大きく広がっていきます。
つまずいたり、立ち止まったり、迷ったり。
それでも夢に向かって歩き続ける先輩たち。
その生き生きとした姿にふれるとき、あなたの夢が動き始めます。
「日々成長」
私の故郷である対馬市で採用され、3年が経ちます。初任のころは、初めて経験することばかりで、戸惑うことが多くありました。そんな中でも、同僚の先生や地域の方に支えられ、子ども達と一緒に自分も成長することができました。できなかったことや分からなかったことができるようになったときの「できた!」「分かった!」と変容した子ども達の笑顔を見ると、諦めずに向き合って良かったと感じます。
家族の近くで仕事をしたいと思い地元で勤務することを決めましたが、実際に勤務してみると、校外学習などを通して地元のよさを再発見することが多くありました。地元の名産品や地域の伝統、そこに関わる方の思いなどに触れ、学べば学ぶほど対馬の魅力に惹かれています。
教員は、子ども達と一緒になって、自分自身も成長していくことができるやりがいのある仕事です。皆さんと一緒に働ける日々を楽しみにしています。まってまーす!!
「自分を生かせる場所がここに!」
大阪の公立中学校での経験が6年、長崎県で採用され2年、通算8年の教員生活になります。地元に帰ってくるときには不安もありましたが、職場の先輩たちや生徒に温かく励まされながら、今では伸び伸びと働くことができています。
そんな私が今一番力を入れて取り組んでいるのが、授業研究です。今年度から研究主任という役割を任され、職員の先頭に立って生徒の学力向上を目指しています。年齢に関係なく、自分の意見や思いを反映させることができ、これまでのスキルを生かせる環境が長崎の教育現場にはあります。他県で教員をされている方や民間企業から教員を志している方も、思う存分に学んできた経験やスキルを生かせるはずです。
教員をしていると、生徒や保護者、一緒に働く職員など、たくさんの出会いがあります。その出会いがなければ、私はここまで成長できなかったと思います。これから皆さんと出会い、同じ職場で成長できることを楽しみにしています。
長崎市立梅香崎中学校 教諭 富永 政嗣
「『チーム長崎』のメンバーになって」
私は、他県私立高校勤務を経て長崎県にUターンで戻ってきたのですが、長崎県の教員となったことで初めての経験ができました。その一つは、初めて同期採用の仲間ができたことです。県内各地に悩みを共有し励まし合い、相談できる仲間がいることは本当に心強いです。同期の活躍を耳にすることで、多くの刺激を受けることができます。
また、異動も経験しました。これは、公立学校での勤務において私が唯一気がかりだったことです。引っ越しや職場環境が変化することへの不安があったのですが、周囲のサポートのおかげで無事に着任することができました。むしろ、異動によって教員同士のネットワークが広がるという収穫がありました。変化する時代に対応するためには、自分の知識や考え方を更新していく必要があります。ネットワークが拡大したことで、探求学習やICT教育など生徒に還元できることが増えました。
長崎県では教職員全員がチームとなり、生徒たちに高い質の教育を提供するため、そして教員自身が気持ちよく働くために協力し合っています。学校行事の見直しやフレックスタイムなど、世間のイメージよりも働き方改革が進んでいます。そんな「チーム長崎」に、皆さんが新メンバーとして加入する日がくることを楽しみにしています。
県立猶興館高等学校 教諭 大竹 亜由美
「正解」
教師として働き始めて5年目が経ちました。この間に、1年間の育児休業を取得しました。その際に息子と過ごした時間は、いつまでも私のかけがえのない宝物です。育児休業取得の際に職場の先生方が温かく送り出してくださったので、育児に専念でき、これまでより一層、我が子や担任する子どもたちの成長や将来の幸せを考えることができるようになりました。
これまでの経験の中で、私が思う特別支援学校の教師の魅力とは、「その人だけの正解を、子どもと一緒に探すこと」だと思います。傷ついたときの心の整理の仕方。友達に気持ちを伝えたいときの表現の仕方。相手に近づくための一歩の踏み出し方。一人ひとり違う悩みや課題があり、それぞれに合った正解がある。それを子どもと一緒に見つけていくことが、教師の責務であり醍醐味であると思います。
問いの正解は、簡単に見つかるものではありません。しかし、その正解を探す過程を楽しみながら子どもに寄り添える、そんな教師を目指して、これからも力をつけていきたいと思います。
県立諫早特別支援学校 教諭 高木 元
「安心できる居場所」
養護教諭として小学校に着任して3年が経ちました。県外の大学から4年ぶりに故郷に帰り、懐かしい方言で温かく迎えてくださった先生方と子どもたちに安心感を抱いたことを覚えています。
私は子どもたちにとって保健室が安心できる居場所になれるよう、コミュニケーションを大切にしています。元気にあいさつを交わし、顔と名前を覚えてもらうことから始めました。健康診断や保健指導は全校児童と関わる貴重な機会なので、目を見て呼名をする、ゆっくり話すなどの細かい行動も意識しています。そして、保健指導を行う際には「あなたは大切な存在」というメッセージを伝えることを心がけています。また、保健室来室の対応の際は丁寧に話を聞き取り、今後の過ごし方について一緒に考えるようにしています。そうすることで少しでも気持ちがすっきりし、安心して教室へ戻れる支援を目指しています。
長崎県の養護教諭をめざすみなさんと、子どもたちの安心できる居場所を一緒に築いていけることを楽しみにしています。
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