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「みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞」結果発表

公開日 2022年09月09日

「みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞」結果発表

7月1日から8月24日まで作品を募集していました「みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞」。
ご応募いただきました皆様、すばらしいアイディアのたくさんの力作を、本当にありがとうございました。

8月下旬に審査会を開催し、審査委員の方々のご意見を踏まえて決定した審査の結果は下のとおりです。

大賞

しろまる「やさしい町」 作者 NM

「やさしい町」

しかく審査員講評

しろまる高知県のものをふんだんに織り込みながら、実現可能な取組が等身大の要素で1枚の絵にうまくまとまっている。絵が上手で、清涼感があり、カーボンニュートラルのイメージと重なる。
しろまるこれが「まんが」かどうかという点で審査委員の間でも議論があったが、セリフやコマ割、説明がなくても多くが伝わる1枚絵としての強さが勝った。
カーボンニュートラルの取組が隅々に多くちりばめられている。細かいところまで書き込まれていて、見れば見るほど、「これもそう」、「あれもそう」と気づきがあり、宝探しのような作品となっている。

優秀賞 5点(順不同)

しろまる「カーボンニュートラルで体も自然も健康に!」 作者 れーぼー

「カーボンニュートラルで体も自然も健康に!」

しかく審査員講評

しろまる数字が目を引く作りで、意識改革につながるところが良かった。
しろまる健康面に絡めて、脱炭素に向けた取組が自分のためにもなるという視点が他と違っていて説得力がある。

しろまる「それが答えだ!」 作者 クルミ

「それが答えだ!」

しかく審査員講評

しろまる一見、「昔は良かった」と後ろ向きに捉えられるかもしれないが、1つの視点として皮肉が効いている面白味がある。現代的な暮らし方に対する問題提起にもなってるところが面白い。
しろまる生活そのものが脱炭素であり、無意識にいつのまにか実現できているという点がじわじわ面白く感じた。

しろまる「地球の危機」 作者 森澤

「地球の危機」

しかく審査員講評

しろまる日常生活とファンタジー要素を組み合わせている点が新しく興味を引きやすい。本来悪者である魔王に勇者が指摘されているところが、自分は別に何も悪いことはしていないと思っている読者の意識にも気づきを与えられる。
しろまる勇者と魔王という設定をもう少し掘り下げていれば大賞を狙えたかもしれない作品。ビニール袋を持っているだけでなく、設定を活かした内容であればなお良かった。

しろまる「地産地消でカーボンニュートラルやき」 作者 のっこ

「地産地消でカーボンニュートラルやき」

しかく審査員講評

しろまる身近なところで誰もがすぐ取り組めるが、脱炭素に向けた取組としてあまり知られていない「地産地消」について、地元の特産品で、土佐弁を交えてアピールするという視点が良かった。
しろまる絵にインパクトがあり、脱炭素以外の「おいしい」「地産地消」というメリットが感じられ共感できた。

しろまる「ふたりはともだち」 作者 かわぞえうどう

「ふたりはともだち」

しかく審査員講評

しろまるイラストが達者で、まんがとしてのまとまりがある。細かい表情がよくできていて、キャラが活き活きしており、イラストとしての面白さもある。
しろまる前向きに取り組める要素をもう少し内容に入れ込んでいただくとなお良かった。

審査員特別賞 2点

村岡マサヒロ審査委員長、みやべゆか審査員からそれぞれ審査員特別賞をご推薦いただきました。

しかく村岡賞 「みんなで」(作者 さぶ)

「みんなで」

しかく審査員講評

しろまる百人一首に例えた「なんにん一首」という一言によって、まんが作品として成立している。
「カンケイない人は一人もイナイ」というメッセージがすごく印象に残った。

しかくみやべ賞 「タマチャンと節電の巻」(作者 いちばんかわいいのはタマチャン)

「タマチャンと節電の巻」

しかく審査員講評

しろまるテーマをすぐに実践できる「節電」一本に絞っており、ポジティブで取り組みやすい点が良かった。また、自分が輝いていたら周囲は明るくなるという超ポジティブねこさんがかわいかった。

大賞・優秀賞・審査員特別賞の8作品は、9月10日(土)に高知市内で開催する「高知県脱炭素シンポジウム」会場で展示いたします!

>「高知県脱炭素シンポジウム」についてはこちら

総評

【村岡審査委員長からの総評】
しろまる初めての取組で手探りの部分が多かったように思う。視点が良いがまんがとしてまとめきれていない作品や、まんがとしての完成度は高いが意識改革・行動変容につながるか疑問が残るもの作品もあった。今回の受賞作を踏まえて、より精度の高まった、意識改革や新たな気づきを与え、明日にも取り組もうと思えるような前向きで、笑える作品や、「地球の危機」のような幅の広い作品を期待したい。

【審査委員からの意見】
しろまるカーボンニュートラルに向けた取組はとても幅が広く、どの取組をテーマとするか難しかったと思う。そのとおりバラエティに富んだ様々な作品が集まっており、審査側もとても楽しんだ。描いた後一度見ていただき、セリフが多くないか、見づらくないかなど見る人の視点を気にしてもらえるともっともっと良くなる作品が多かったと思う。

しろまるカーボンニュートラル実現に向けた取組について、どの作品もよく考えてくれていたと思う。どの作品も、取組を分かりやすく伝えるための工夫やまんがとしてのひねりがあり、とても楽しく悩みながら審査を行った。実際、審査員の票も割れており、また審査会でも白熱した議論となった。作品を作り上げるときにカーボンニュートラルにつながる取組についていろいろ調べたり考えたりしていただいたと思うので、ぜひ実際に取り組んでいただけたら嬉しい。

「みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞」について

「カーボンニュートラル」とは、地球温暖化の影響を抑えるために、私たちが生活する上で排出している温室効果ガスを限りなく減らし、2050年までに森林などが吸収する分と差し引きして、実質ゼロにすることを言います。
地球温暖化による気候変動の影響を少しでも抑え、地球を・未来を・今の私たちの生活を守るため、世界中の行政機関や企業・団体、住んでいる人々が、できることから取り組んでいます。

「地球規模」や「2050年」と聞くと遠い話のようで、実はとても身近な「カーボンニュートラル」。
実現に向け、私たち一人ひとりができることについて、皆さんのアイデアとまんがスキルで、作品を見た方が、カーボンニュートラルやその取組について関心を持ち、実際に取り組むきっかけとなるような作品をお待ちしております。

くろまる募集テーマ:「カーボンニュートラル実現に向けた自分たちができること」に関すること

例えば、
・意識して省エネルギー、節電に取り組む
・太陽光パネルの設置や断熱がしっかりした省エネ住宅に住む
・自転車や公共交通を優先的に利用する
・食品ロス削減につながるような買い方をする
・マイバッグ・マイボトル・マイ箸などをしっかり利用する
・環境対策に取り組む企業の製品を優先的に購入する
・自分たちの生活を支えている森林について考え、保全活動に参加する
・気候変動に関するニュースに関心を持つ、気候変動について友達と話をする
など、カーボンニュートラルの実現につながる身近な取組を題材とした作品を応募してください。

くろまるテーマに沿ったまんがをB4サイズ1枚で制作してください。コマの数や形、大きさ、配置は自由です。
くろまる1人につき、何点でも応募可能です。
くろまるカラー、モノクロは問いません。
くろまる手書きの原稿をスキャニングしてデータ化するのも可とします。

応募資格

くろまる不問(プロ・アマ、国籍、学生・社会人、年齢等一切問いません)

賞の区分

(1)大賞(グランプリ) 1作品 賞金:5万円
(2)優秀賞 5作品程度 賞金:3万円

スケジュール

募集期間:令和4年7月1日(金)〜令和4年8月(削除) 12日(金) (削除ここまで)24日(水)17時必着
結果発表:令和4年9月上旬
受賞作品パネル展示:令和4年9月10日(土) 高知県立高知追手前高等学校芸術ホール
(高知県開催の脱炭素に関するシンポジウムの会場において展示します)

みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞
みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞.pdf[PDF:760KB]

参考(高知県のカーボンニュートラル実現に向けた取組について)

くろまる 2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて
くろまる 「高知県脱炭素社会推進アクションプラン」について

この記事に関するお問い合わせ

高知県 林業振興・環境部 環境計画推進課

所在地: 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号
電話: 企画調整担当 088-821-4538
温暖化対策担当 088-821-4841
ファックス: 088-821-4530

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