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現在地ひろしまたてものがたり

たてもの情報(8)|広島市立袋町小学校


掲載日:2017年10月3日

広島市立袋町小学校/合人社ウェンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)/ Fukuro-machi Elementary School

市民生活の中に新しい都市機能と
都市環境を創り出した複合施設


袋町小学校

広島市立袋町小学校と、合人社ウェンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)等で構成される複合施設。袋町小学校は、明治6年(1973)に創立後、幾度か改修され、昭和2年(1927)には、鉄骨による講堂の建設、昭和12年(1937)には西校舎が鉄筋コンクリートで建設されるなど、当時としては近代的な小学校でした。昭和20年(1945)8月6日の原子爆弾の投下により、この鉄筋校舎の外郭のみ残してすべて焼失しましたが、戦後の復興過程で再び校舎として使用されました。

しかし老朽化の進んだ学校施設の改築に併せて、その立地性を活かした土地の高度利用を図ることとし、広島市で初めて、学校施設や他の施設との複合建築として計画が策定され、平成14年(2002年)に完成しました。

都心の限られた敷地内に、学校施設や市民の生涯学習の場やボランティア活動の拠点となる合人社ウェンディひと・まちプラザ、袋町児童館、及び公共駐輪場の4施設を配置するために、各施設を立体的に構成、土地の有効利用することを図りつつ、各々の動線が交錯することなく整理、安全性の確保と利用しやすさを考慮しています。

建物は、SRC造地下1階地上6階建ての北棟と、RC造4階建ての南棟で構成されています。北棟は、地下部分に駐輪場、3階までを小学校、及び児童館を配置し、中庭のある平面計画としています。この中庭は、登下校路であると同時に、光と風を建物に引き入れて、建物と一体となった楽しい空間を提供。また南棟は、建物全ての合人社ウェンディひと・まちプラザと北棟の小学校校舎の西側上部4〜6階を占める部分で、4階部分の渡り廊下で両棟を結び、南棟に正面玄関を配置、街とのつながりが意識できるように開放感あふれたエントランスホールを整備しています。また現存していた西校舎は、原爆投下直後、外郭のみが残り、被災者の救護所に利用されていたことから、階段室を中心とした地下1階地上2階の一部を保存。「袋町小学校平和資料館」として整備しています。


竣工/2002年
設計者/大旗連合建築設計(株)
構造/鉄筋コンクリート造
用途/小学校


写真データダウンロード(御自由にお使いください。)

広島市袋町小学校1

広島市立袋町小学校写真(1) (その他のファイル)(3.21MB)

袋町小学校3

広島市立袋町小学校写真(2) (その他のファイル)(2.86MB)

袋町小学校2

広島市立袋町小学校写真(3) (その他のファイル)(9.68MB)

袋町小学校4

広島市立袋町小学校写真(4) (その他のファイル)(3.62MB)

市民交流プラザ1

広島市立袋町小学校 平和資料館(1) (その他のファイル)(3.93MB)

袋町小学校6

広島市立袋町小学校 平和資料館(2) (その他のファイル)(4.07MB)

袋町小学校5

広島市立袋町小学校 平和資料館(3) (その他のファイル)(4.37MB)

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