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手口と現状
侵入の手口
侵入の手口は空き巣が大半を占めていますが、忍び込みや居空きにも注意が必要です。
- 空き巣…家人の留守に泥棒に入ること
- 忍び込み…家人が就寝中に泥棒に入ること
- 居空き…家人が在宅中に泥棒に入ること
泥棒の多くは、犯行前に下見を行い、「入りやすく逃げやすいか」、「留守がちの家か」などをチェックしています。留守の確認方法は、「インターホンで呼んでみる」、「動きを見張る」、「部屋の明かりの点灯状況を確認」などがあります。
侵入窃盗認知状況のグラフ画像
※(注記)令和6年に群馬県内で発生した住宅対象侵入窃盗の手口の内訳
また、住宅だけでなく、空き家を狙った侵入窃盗が非常に増加しています。
空き家に貴重品を置かない、定期的に手入れをするなどの管理を心がけてください。
侵入の方法
住宅を対象とした空き巣、忍び込みなどの侵入盗難は、一戸建住宅に多く、その手口はガラスを割り鍵を開けて侵入、次いで無締まり箇所から侵入するものが多くなっています。
侵入手段のグラフ画像
※(注記)令和6年に群馬県内で発生した住宅対象侵入窃盗の侵入手段の内訳
泥棒が犯行をあきらめる時間と理由
ガラスを破ったり、鍵を開けるのに時間がかかるほど、侵入をあきらめる率は高くなります。侵入に5分以上かかると約70%の泥棒が侵入をあきらめ、10分以上では約90%があきらめる、という調査結果が出ています。防犯対策は、「最低5分間は持ちこたえる対策」が必要です。
「防犯性能の高い建物部品」を活用することは泥棒の侵入を防ぐことに有効です。
あきらめる時間のグラフ画像
※(注記)出典:(財)都市防犯研究センターJUSRIレポート別冊No.17防犯環境ハンドブック
ある調査によると、泥棒が犯行をあきらめたときの理由で最も多かったのは「声をかけられた」(63%)というものです。これは、2番目に多かった理由の「補助錠」(34%)や3番目に多かった理由の「犬を飼っていた」(31%)・「セキュリティシステム」(31%)の約2倍となっています。
地域内のことに関心を持ち、ご近所の人とあいさつするなど、地域内でのコミュニケーションを積極的に行うことが防犯には有効です。
あきらめた理由のグラフ画像
※(注記)出典:(財)都市防犯研究センターJUSRIレポート別冊No.17防犯環境ハンドブック