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令和6年度病害虫発生予察情報 第4号(7月予報)概要版

更新日:2024年7月6日

令和6年度 病害虫発生予察情報 第4号(7月予報) 概要版(PDF:593KB)

気象の1か月予報(令和6年7月4日発表気象庁発表)

・平均気温は高い確率80%、降水量は平年並または多い確率40%、日照時間は少ないまたは平年並の確率40%です。

7月の病害虫予報 注目ポイント​

果樹類 チャバネアオカメムシ…発生量:多い

越冬量や6月のフェロモントラップへの総誘殺数が多くなっています。

リンゴやナシの一部の園において被害が確認されているので、注意してください。

野菜類・花き類 オオタバコガ…発生量:多い

フェロモントラップへの誘殺数は平年より多くなっています。

次世代幼虫の発生が多くなることが予想されるので、今後注意しましょう。

イネ 紋枯病 …発生量:やや多い 発生時期:平年並

高温、多湿で発生量が多くなります。昨年、発生量が多かったほ場では要注意。

イネ 葉いもち…発生量:平年並 発生時期:平年並

BLASTAMによる感染好適日の出現日数の合計は平年並です(コラム参照)。

野菜類 軟腐病 …発生量:平年並

現在までの発生量は平年並。

今後、発生しやすい高温多湿の気象が予報されているので注意しましょう。

発病後の防除は効果が低いので、予防的な防除を重点に行いましょう。

【コラム】-いもち病(葉いもち)とBLASTAM-

BLASTAM(ブラスタム)は、アメダスデータから葉いもちに感染しやすい日(以下、感染好適日)を予測する発生予察モデルです。

葉いもちは感染してから発病(目に見える)まで約1週間かかります。

そのため、BLASTAMで予測された感染好適日の約1週間後が、葉いもちが発病したり増加したりする危険性が高まる時期になります。その時期にほ場の見回りを行い、早期発見に努めましょう。

感染好適日が多かったり、連続したりすると葉いもちの発生が多くなることがあるので、特に注意が必要です。

その他の病害虫

その他の病害虫一覧

作物名

病害虫名

発生
時期

発生量

特記事項

イネ

縞葉枯病

平年並

ヒメトビウンカ越冬世代幼虫のイネ縞葉枯ウイルス保毒虫率は平年より低い。5月4半旬に行った麦類作付けほ場におけるすくい取り調査の結果、ヒメトビウンカの捕獲数は平年より少なかった。予察灯やトラップにおけるヒメトビウンカの誘殺数は平年並。

果樹全般

ハダニ類

平年並

現在までの発生は平年並。晴天が続くと多発する可能性があるので注意する。

リンゴ

斑点落葉病

平年並

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生しやすく、連続した雨などの短期間の気象条件で急増することがあるので注意する。

炭疽病

平年並

平年並

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生しやすく、特に果実の濡れ時間が長いほど感染しやすいので注意する。

ナシ

黒星病

平年並

現在までの発生量は平年並。

ダイズ
野菜・花き類

ハスモンヨトウ

平年並

現在までの発生量は平年並。

夏秋キャベツ
(高冷地)

コナガ

平年並

フェロモントラップ調査による誘殺数は平年並〜やや少ない。

梅雨明け等に伴う天候の回復、気温の上昇により、被害が拡大することがあるので注意する。

タマナギンウワバ

平年並

現在までの発生量は平年並。

夏秋ナス

ハダニ類

平年並

現在までの発生量は平年並。

アザミウマ類

平年並

現在までの発生量は平年並。

ネギ

ネギアザミウマ

平年並

現在までの発生量は平年並。

シロイチモジヨトウ

平年並

現在までの発生量は平年並。

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