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令和5年度病害虫発生予察情報 第5号(8月予報) 概要版

更新日:2023年8月9日

8月3日発表 気象の1か月予報(気象庁発表)

  • 期間の前半は、気温がかなり高くなる見込みです。
  • 向こう1ヶ月の晴れの日は平年並でしょう。
  • 平均気温は高い確率60%、降水量は多い確率40%、日照時間は平年並の確率40%です。

8月の病害虫予報 注目ポイント

ネギ シロイチモジヨトウ…発生量:やや多

7月のフェロモントラップへの誘殺数が2地点中1地点で平年を上回っています。

気温が高いと世代間が短縮し発生回数が多くなり、被害が多くなるため、注意してください。

野菜・花き類 オオタバコガ…発生量:やや多

高温・乾燥条件で多発します。

現在まで発生量は平年並みですが、県内のフェロモントラップ調査では、一部の地域で、平年より多く発生しています。

イネ 紋枯病 …発生量:やや多

気温が高いと発生しやすくなります。昨年発生が多かったほ場では注意が必要です。

イネ 斑点米カメムシ類…発生量:並

高温・少雨で発生しやすくなります。

イネの出穂期の前後3週間程度は、イネ科雑草を出穂させない雑草管理が大切です(コラム参照)。

果樹類 ハダニ…発生量:やや多

高温・乾燥条件で多発します。

発生量が多くなると防除が困難になるので早期に発見・防除を行いましょう。

【コラム】<水稲> 斑点米カメムシ類対策
〜出穂期前後の雑草管理について〜

斑点米カメムシ類はイネ科雑草の種をエサに生息・繁殖しています。被害を防ぐためには、水稲の出穂期の前後各3週間程度は、畦畔等に穂が出たイネ科雑草が無いことが重要です。そのため、イネ科雑草の除草を水稲の出穂2〜3週間前に行い、さらに出穂期頃にイネ科雑草の穂が出ていなければもう一度除草すると効果的です。

水稲の出穂期以降に畦畔等の穂が出たイネ科雑草を除草すると、斑点米カメムシ類を水田内に追い込み、被害を大きくする場合がありますので注意しましょう。

​​その他の病害虫

その他の病害虫

作物名

病害虫名

発生量

特記事項

イネ

いもち病

(穂いもち)

葉いもちの病斑が大きくなっていたり、上位葉に葉いもちの発生が多いと穂いもちの発生に移行する可能性が高いので注意する。

いもち病

(葉いもち)

現在までの発生量は平年並。常発地、いもち病に登録のある箱施用剤を使用していないほ場、葉色が濃いほ場、水口付近などは発生しやすいので注意する。

縞葉枯病

ヒメトビウンカの越冬世代幼虫のウイルス保毒虫率は平年より低い。7月下旬のすくい取り調査では、ヒメトビウンカは平年並。

イチモンジセセリ
(イネツトムシ)

現在までの発生量は平年並。

フタオビコヤガ

やや少

現在までの発生量は平年並。7月の予察灯調査、フェロモントラップ調査による誘殺数は平年より少ない。

果樹類

カメムシ類

(チャバネアオカメムシ)

やや少

予察灯調査、フェロモントラップ調査による誘殺数は、平年よりやや少ない。

リンゴ

斑点落葉病

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生しやすく、連続した雨など短期間の気象条件で急増することがある。

炭疽病

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生しやすく、特に果実の濡れ時間が長いほど感染しやすい。

スモモヒメシンクイ

フェロモントラップ調査による誘殺数は平年並。園地での重点防除時期は、7月下旬〜9月上旬である。

ナシ

黒星病

現在までの発生量は平年並。

ナシヒメシンクイ

現在までの発生量は平年並。フェロモントラップ調査による誘殺数は一部の地点でやや多い。

ダイズ
野菜・花き類

ハスモンヨトウ

現在までの発生量は平年並。

キャベツ

コナガ

現在までの発生量は平年並。

夏秋ナス

ハダニ類

現在までの発生量は平年並。

アザミウマ類

現在までの発生量は平年並。

ネギ

軟腐病

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生が増加する。予防的防除に努める。

ネギアザミウマ

現在までの発生量は平年並。

レタス

軟腐病

現在までの発生量は平年並。雷雨などの強雨の後発生しやすいので注意する。

腐敗病

現在までの発生量は平年並。

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