健康科学専攻 看護学分野
Field of Nursing
看護の専門性を追求しながら、高度な看護実践力・研究力をもつ人材を育成
看護学分野では、ウィメンズヘルス、コミュニティケア、成人看護、看護管理、看護教育等において高い専門性、深い実践経験を有している教員が教育にあたります。大学院生自身の学びたい研究テーマを重視しながらも幅広く看護を学ぶこと、ディスカッションを通じて、自主的に、ときには苦戦することもありながら楽しく学びたいことを深めていくことができます。看護学分野では、研究成果を実践に還元できる高度な専門性と実践力をもつ人材と本学の理念である優れたQOLサポーターを育成します。
トピックス
複雑多様な看護をめぐる現象を、整った環境で学ぶ
本学では看護学のみではなく保健・医療・福祉・スポーツ分野の高度な専門性を有する教員による教育体制が整えられています。複数教員による指導体制も整えられつつあり、ますます学際的な学びを深められるようになります。看護をめぐる問題は複雑で多様であり、広く物事をとらえる視点は、看護学において極めて重要なこととなります。幅広く学べる環境であるからこそ、看護の専門性も深め、特徴ある研究を深めることが期待できます。
就学環境については、以前よりオンラインによる教育体制が整備され、遠方に居住する大学院生、就労しながら学ぶ大学院生に対して高度な教育が提供できます。本学大学院はフルタイムの院生や社会人の院生が混じる刺激的な環境下で、看護を深められる大学院です。
特色
現代的ニーズに沿った教育を展開しています
対人ケアに関することはもちろん、看護管理や国際関係、コミュニティ関連に至るまでそれぞれの看護の分野で深い実践・研究経験を有してきた教員が教育にあたります。また医療系総合大学における看護学分野として、現代の看護職の幅広い研究の探究に対応できる教育を行います。
多様な院生と交流しながら自己実現を目指します
社会人、留学生、看護教員など同じ看護を学ぶ者であっても、年齢、国籍、キャリアがさまざまな院生がともに学んでいます。大学院でお互いに交流することで多様な経験に触れながら学び合い、世界を広げ、自らを磨くことができます。
個々の希望を叶える支援を進めています
大学院生の希望は多様です。本学では、遠方に居住していても学びやすい環境を整え、社会人の方には自らのキャリアに活かせるような学習を支援します。看護教員として活動する院生には教育能力向上のための授業があります。看護系の資格取得、就職を目指す留学生に対しても支援を行い、院生の希望を叶えています。
研究テーマ例
※(注記)テーマタイトルをクリックすると担当教員の教員紹介をご覧いただけます。
履修モデルと1週間のスケジュール
※(注記)ご自身の履修科目等により異なりますので、一例として参考にしてください
- 黒字
- 対面授業を表します。
- 赤字
- メディア授業を表します。メディア授業には同時双方向型、オンデマンド型の形式があり、曜日時限が指定されている場合は、同時双方向または、同時双方向とオンデマンドとの組合わせで実施します。
オンデマンド型は、曜日時限の指定がないため自身のペースで進めることができます。
集中講義は、土日や夏休み、冬休みなどを利用して実施します。
- 緑字
- 自主的な研究活動を表します。所属する分野によって「ゼミ」や「勉強会」と称し、共同で研究活動を実施する場合もあります。個人で、あるいは他の研究生とともに、あるいは指導教員の指導の下で各自の研究を進めますので、曜日時限は各自の都合に合わせて設定します。
フルタイム院生の例(CNSコース)
1年次前期
1時限9:00〜10:30 | 2時限10:40〜12:10 | 3時限13:10〜14:40 | 4時限14:50〜16:20 | 5時限16:30〜18:00 | 6時限18:10〜19:40 | 7時限19:50〜21:20 | |
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月 | 臨床腫瘍学 | がん看護論 | がん看護援助論 | 勉強会 | |||
火 | 看護研究 | ||||||
水 | 研究 | ||||||
木 | ゼミ | 看護管理論 | アカデミック ・スキルズ |
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金 | 病態生理学 | 臨床薬理学 | フィジカル アセスメント |
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土 | アルバイト | ||||||
集中講義 | 看護理論、看護倫理 | ||||||
オンデマンド型 |
1年次後期
1時限9:00〜10:30 | 2時限10:40〜12:10 | 3時限13:10〜14:40 | 4時限14:50〜16:20 | 5時限16:30〜18:00 | 6時限18:10〜19:40 | 7時限19:50〜21:20 | 月 | 緩和ケア看護論 | 緩和ケア方法論I | 勉強会 |
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火 | 研究 | ||||||
水 | 緩和ケア方法論III | ゼミ | |||||
木 | 緩和ケア方法論II | ||||||
金 | がん看護学実習オリエンテーション | ||||||
土 | アルバイト | ||||||
集中講義 | がん看護学実習I・II | ||||||
オンデマンド型 |
2年次前期
1時限9:00〜10:30 | 2時限10:40〜12:10 | 3時限13:10〜14:40 | 4時限14:50〜16:20 | 5時限16:30〜18:00 | 6時限18:10〜19:40 | 7時限19:50〜21:20 |
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月 | がん看護学実習III〜V | 勉強会 | ||||
火 | がん看護学実習III〜V | |||||
水 | がん看護学実習III〜V | ゼミ | ||||
木 | がん看護学実習III〜V | |||||
金 | がん看護学実習III〜V | |||||
土 | 研究 | |||||
集中講義 | ||||||
オンデマンド型 |
2年次後期
1時限9:00〜10:30 | 2時限10:40〜12:10 | 3時限13:10〜14:40 | 4時限14:50〜16:20 | 5時限16:30〜18:00 | 6時限18:10〜19:40 | 7時限19:50〜21:20 |
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月 | 研究 | 勉強会 | ||||
火 | アルバイト | |||||
水 | 研究 | ゼミ | ||||
木 | アルバイト | |||||
金 | 研究 | |||||
土 | 研究 | |||||
集中講義 | ||||||
オンデマンド型 |
社会人院生の例(修士論文コース)
1年次前期
1時限9:00〜10:30 | 2時限10:40〜12:10 | 3時限13:10〜14:40 | 4時限14:50〜16:20 | 5時限16:30〜18:00 | 6時限18:10〜19:40 | 7時限19:50〜21:20 | |
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月 | 仕事 | 看護研究方法論 | |||||
火 | 仕事 | 社会調査法 | |||||
水 | 仕事 | ゼミ | |||||
木 | 仕事 | コミュニティケア 特論 |
アカデミック ・スキルズ |
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金 | 仕事 | 看護教育学特論 | 地域包括ケア システム特論 |
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土 | 研究 | ||||||
集中講義 | |||||||
オンデマンド型 |
1年次後期
1時限9:00〜10:30 | 2時限10:40〜12:10 | 3時限13:10〜14:40 | 4時限14:50〜16:20 | 5時限16:30〜18:00 | 6時限18:10〜19:40 | 7時限19:50〜21:20 | |
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月 | 仕事 | ||||||
火 | 仕事 | 看護理論学 | コミュニティ ケア演習 |
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水 | 仕事 | 研究 | |||||
木 | 仕事 | 看護倫理学特論 | |||||
金 | 仕事 | ゼミ | |||||
土 | 研究 | ||||||
集中講義 | 保健・医療・福祉連携学特論 | ||||||
オンデマンド型 |
2年次前期
1時限9:00〜10:30 | 2時限10:40〜12:10 | 3時限13:10〜14:40 | 4時限14:50〜16:20 | 5時限16:30〜18:00 | 6時限18:10〜19:40 | 7時限19:50〜21:20 | |
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月 | 仕事 | 研究 | |||||
火 | 仕事 | コミュニティ ケア演習 |
勉強会 | ||||
水 | 仕事 | 研究 | |||||
木 | 仕事 | ||||||
金 | 仕事 | ゼミ | |||||
土 | 研究 | ||||||
集中講義 | |||||||
オンデマンド型 |
2年次後期
1時限9:00〜10:30 | 2時限10:40〜12:10 | 3時限13:10〜14:40 | 4時限14:50〜16:20 | 5時限16:30〜18:00 | 6時限18:10〜19:40 | 7時限19:50〜21:20 | |
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月 | 仕事 | 研究 | |||||
火 | 仕事 | 勉強会 | |||||
水 | 仕事 | 研究 | |||||
木 | 仕事 | ||||||
金 | 仕事 | ゼミ | |||||
土 | 研究 | ||||||
集中講義 | |||||||
オンデマンド型 |
修了後の進路
- 国の健康・運動対策部門
- 市町村の健康・運動対策部門
- 県スポーツトレーナー
- スポーツメーカー研究部員
- 体育系大学教員(専修免許)
- 大学職員
- 研究所研究員
- 高校教員(専修免許)
- プロサッカーコーチ
- クラブチーム指導者・スタッフ
- 博士後期課程進学
分野長メッセージ
看護の専門性を追求しつつ、研究力をもつ人材を育成
杉本 洋 健康科学専攻 看護学分野長
看護学分野では2018年度からコミュニティケアや国際看護に関する科目を増やし、看護職の幅広い研究の探究に対応できるプログラムを設定しています。多様な分野で深い専門性・実践経験を有する教員が指導にあたります。
日本は世界に先駆けて超高齢・少子社会を迎え、2025年度を目途に地域包括ケアシステムの構築を目指しています。看護の専門性を深めることができるのはもちろんですが、本学は保健学、健康科学、社会福祉学、医療情報・経営管理学分野を設置している大学院として、共通カリキュラムや看護学分野以外の科目の履修により他分野との連携を積極的に学べる体制を構築しています。また、留学生の方や看護職として就労しながら学ぶ方も多く、多様な人々と接点を持ち、新しい発想を得ながら議論を深めやすい環境となっています。時代をリードできる人材へキャリアアップを図るために大学院で学んでみませんか。