清酒鑑評会は、大阪国税局管内で製造された清酒の品質評価を通じて、酒類製造技術の進歩、発展及び品質向上を図ることを目的として開催しています。
大阪国税局管内の自己の清酒製造場で製成した次の2部門の清酒を募りました。
出品部門 | 出品規格 | |
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製成時期 | 備考 | |
吟醸酒 | 令和2酒造年度に製成したもの | 吟醸酒(※(注記))であるもの (純米吟醸酒を含む。) |
燗酒用清酒 | 酒造年度の制限はなし | 精米歩合60%以上のもの |
※(注記) 吟醸酒とは、「清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)」に掲げる製法品質の要件を満たすものをいいます。
(単位:点、場)
府県 | 部門 | 出品場数 | ||
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吟醸酒 | 燗酒用清酒 | 計 | ||
滋 賀 | 12 | 11 | 23 | 12 |
京 都 | 21 | 16 | 37 | 22 |
大 阪 | 6 | 5 | 11 | 6 |
兵 庫 | 30 | 33 | 63 | 36 |
奈 良 | 9 | 10 | 19 | 12 |
和歌山 | 6 | 5 | 11 | 6 |
合 計 | 84 | 80 | 164 | 94 |
令和2酒造年度は、8月〜9月の気温が高かった影響を受けて、原料米が硬く溶けにくい傾向が見られた一方、本格的な酒造期である冬季は、寒暖の変化が激しく、発酵の管理に苦労する年でありました。そのような中で、製造者の方々におかれては、日々の研さんにより身につけた酒造技術を遺憾なく発揮するとともに、夏季においても適切な貯蔵管理を行ったことにより、今回の出品酒は、香味の調和が取れた優れた酒質のものが多く見られました。
(吟醸酒)
発酵による華やかな香りと米からくるふくよかな旨味と適度な熟成によるなめらかな口当たりが見事に調和した素晴らしい酒質でした。
(燗酒用清酒)
軽快なもの、ふくらみがあるもの、酸があるもの、甘味のあるもの、熟成を感じるものなどタイプは様々でしたが温めて一段とおいしい、飲み飽きしないという点ではまとまっていました。
品質評価の成績が優秀であった出品酒の製造場に対し、大阪国税局長名の「優秀賞」を授与しました。
【ご注意】「燗酒用清酒」の優秀賞受賞製造場一覧について、令和4年10月20日17時30分までの掲載分に正誤表(PDF57KB)のとおり誤りがありましたので、お詫びして訂正させていただきます。
訂正後の優秀賞受賞製造場一覧については令和4年10月20日17時30分に再掲載しました。