清酒鑑評会は、大阪国税局管内で製造された清酒の品質評価を通じて、酒類製造技術の進歩、発展及び品質向上を図ることを目的として開催しています。
大阪国税局管内の自己の清酒製造場で製成した次の2部門の清酒を募りました。
出品部門 | 出品規格 | |
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製成時期 | 備考 | |
吟醸酒 | 令和元酒造年度に製成したもの | 吟醸酒(※(注記))であるもの (純米吟醸酒を含む。) |
燗酒用清酒 | 酒造年度の制限はなし | 精米歩合60%以上のもの |
※(注記) 吟醸酒とは、「清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)」に掲げる製法品質の要件を満たすものをいいます。
(単位:点、場)
府県 | 部門 | 出品場数 | ||
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吟醸酒 | 燗酒用清酒 | 計 | ||
滋 賀 | 12 | 12 | 24 | 12 |
京 都 | 22 | 15 | 37 | 23 |
大 阪 | 6 | 4 | 10 | 6 |
兵 庫 | 30 | 33 | 63 | 36 |
奈 良 | 9 | 8 | 17 | 11 |
和歌山 | 5 | 5 | 10 | 5 |
合 計 | 84 | 77 | 161 | 93 |
令和元酒造年度は、夏季の気温が高かった影響を受けて、原料米が硬く溶けにくい傾向が見られた一方、本格的な酒造期である1〜2月は、全体としては平年を上回る温暖な気候で推移し、一時的に寒気が訪れはしましたが、発酵の管理に苦労する年でありました。そのような中で、製造者の方々におかれては、日々の研さんにより身につけた酒造技術を遺憾なく発揮するとともに、この夏の猛暑においても適切な貯蔵管理を行ったことにより、今回の出品酒は、香味の調和が取れた優れた酒質のものが多く見られました。
(吟醸酒)
吟醸酒らしいなめらかな口当たりと果実のような華やかな香りを併せ持つ、きれいな酒質のものが多数見られました。
(燗酒用清酒)
軽やかでソフトな口当たりのもの、重厚でしっかりしたボディ感のあるもの、熟成によりなめらかで心地よい余韻を与えるものなど、個性豊かでバラエティに富んでいました。
品質評価の成績が優秀であった出品酒の製造場に対し、大阪国税局長名の「優秀賞」を授与しました。