清酒鑑評会は、大阪国税局管内で製造された清酒の品質評価を通じて、酒類製造技術の進歩、発展及び品質向上を図ることを目的として開催しています。
出品部門 | 出品規格 | |
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製成時期 | 備考 | |
吟醸酒 | 平成30酒造年度に製成したもの | 吟醸酒(※(注記))であるもの (純米吟醸酒を含む。) |
燗酒用清酒 | 酒造年度の制限はなし | 精米歩合60%以上のもの |
※(注記) 吟醸酒とは、「清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)」に掲げる製法品質の要件を満たすものをいいます。
(単位:点、場)
府県 | 部門 | 出品場数 | ||
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吟醸酒 | 燗酒用清酒 | 計 | ||
滋 賀 | 12 | 10 | 22 | 12 |
京 都 | 22 | 14 | 36 | 23 |
大 阪 | 6 | 6 | 12 | 7 |
兵 庫 | 28 | 33 | 61 | 35 |
奈 良 | 10 | 10 | 20 | 13 |
和歌山 | 5 | 6 | 11 | 6 |
合 計 | 83 | 79 | 162 | 96 |
平成30酒造年度は、原料米が溶け易く、また、気象条件としては、全般を通じて暖冬傾向で推移するなど、発酵の管理に苦労する年でありました。そのような中で、製造者の方々におかれては、日々の研さんにより身につけた酒造技術を遺憾なく発揮するとともに、この夏の猛暑においても適切な貯蔵管理を行ったことにより、香味の調和が取れた優れた酒質のものが多く見られました。
(吟醸酒)
果実を思わせる華やかで芳醇な香りと吟醸らしい上品な味わいを有しつつ、さらに熟成による落ち着いた風味と調和したものが多数見られました。
(燗酒用清酒)
香りは穏やかなものから熟成に由来する重厚なものまで、味については、後味のスッキリしたものや長く余韻が残るもの、また、酸味により味にしまりを感じるものなど、個性豊かでバラエティに富んでいました。
品質評価の成績が優秀であった出品酒の製造場に対し、大阪国税局長名の「優秀賞」を授与しました。