優等賞受賞 「吟醸の部」12製造者、「金沢酵母吟醸の部」13製造者
令和2酒造年度(令和2年7月〜令和3年6月)金沢国税局酒類鑑評会は、北陸三県の清酒製造者から出品された吟醸酒(注1)を対象として実施しました。「吟醸の部」には32製造者から100点、「金沢酵母吟醸の部(注2)」には33製造者から81点が出品され、3月18日から22日にかけて品質評価を行いました。
品質評価の結果により、「吟醸の部」12製造者、「金沢酵母吟醸の部」13製造者が優等賞に選ばれ、国税局長から、製造者並びに製造責任者(杜氏等)に賞状が授与されました。授賞者名等は別紙「令和2酒造年度金沢国税局酒類鑑評会 優等賞受賞製造者及び製造責任者(杜氏等)」を参照ください。
今年は、清酒製造の時期に降雪が多く、大吟醸酒の仕込み時期の気温が低かったことから、酒造りには適した年となりました。また、昨年の夏の気候も安定しており、稲の生育には適した年となり、高品質な原料米が生産され、酒造りには恵まれた年であったといえます。このような条件の下、杜氏をはじめとする製造担当者の方々が高い技術力をいかんなく発揮され、すばらしい酒が今年も造られています。
本年度の鑑評会に出品された清酒は、吟醸酒の部は華やかな吟醸香とふくよかな味わいのバランスの良いものが多く、金沢酵母吟醸酒の部はさわやかな吟醸香となめらかな味わいで後味のキレの良いものが多く、上品な酒質のものばかりでした。
これらの高い品質の清酒は、銘醸地である北陸の名声を更に高めてくれるものと期待します。
金沢国税局 鑑定官室長 佐藤 泰崇