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    TIN-TIN-WIN-SHWE主幹研究員・渡邉 英宏領域長が(一社)日本毒性学会からファイザー賞 (高頻度引用論文賞)を受賞
2021年10月5日

受賞のお知らせ 〜
TIN-TIN-WIN-SHWE主幹研究員・渡邉 英宏領域長が(一社)日本毒性学会からファイザー賞 (高頻度引用論文賞)を受賞

概要

受賞者氏名: TIN-TIN-WIN-SHWE・渡邉 英宏(環境リスク・健康領域)
賞の名称: ファイザー賞 (高頻度引用論文賞)
授賞機関: 一般社団法人 日本毒性学会
受賞年月日: 2021年07月08日
受賞対象: Social Behavior, Neuroimmune Markers and Glutamic Acid Decarboxylase Levels in a Rat Model of Valproic Acid-induced Autism,Journal of Toxicological Sciences ,43 (11), 631-643,2018

ひとこと

自閉症スペクトラム症は、社会的関心は高いものの未だ良く分からないことの多い神経発達障害です。遺伝的な要因の他に、化学物質などの環境要因が疑われていまして、てんかんを抑えるのに使われるバルプロ酸という物質を投与したラットで似た行動様式が見られることが知られています。今回の研究では、化学物質による機序を探るべく、このラットモデルでの遺伝子発現、炎症性、神経伝達物質情報などについて、記憶や社会行動に関わる海馬などを中心に分析しました。自閉症スペクトラム症にはこれらの因子のそれぞれが関係していると考えられます。受賞に繋がる多くの引用をして頂き、関心を持って頂けたこと有難く思っています。これからも、化学物質のヒトへの健康影響という観点で研究を進めていきたいと思います。

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