ブラジル連邦共和国/アルブラス社向けコーポレートファイナンス案件(融資保険の引受)
株式会社日本貿易保険
株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 黒田篤郎)は、ブラジル連邦共和国(以下、ブラジル)のアルミニウム製錬事業者であるALBRAS – Alumínio Brasileiro S.A.(以下、ALBRAS社)向け融資に対して、保険の引受を決定いたしました。
本件融資は、株式会社三菱UFJ銀行(以下、MUFG)及び株式会社国際協力銀行(以下、JBIC)による協調融資であり、NEXIはこのうちMUFGの融資部分について保険を引き受けます。なお、本件保険引受に先立ち、2025年3月には石破前内閣総理大臣及びルーラ・ブラジル大統領ご臨席の下、ALBRAS社、日本アマゾンアルミニウム株式会社(以下、NAAC)、JBIC、MUFG、及びNEXIは低炭素アルミニウム分野のサプライチェーン強靱化に向けた協力覚書を発表1しており、本件引受けは当該覚書を踏まえたものとなります。
ALBRAS社は1985年以降40年にわたり、ブラジル連邦共和国パラ州において水力・再生可能エネルギー電源を利用した低炭素アルミニウムを生産しており、年間生産能力45万トンの設備が稼働中です。同社の49%の株式を保有するNAACを通じて、生産物の一部を日本向けに供給しています。
今般ALBRAS社へ供与される融資資金は生産量維持を目的とした設備投資に充てられ、日本にとって戦略的に重要である低炭素アルミニウムの継続的な安定供給の確保する上で重要な意味を持つほか、これを引き取る本邦企業の脱炭素化推進への寄与も期待されます。
NEXIは、今後も日本の政策金融機関として、我が国の資源エネルギーの安定供給確保や、本邦企業のカーボンニュートラルの実現に向けた取組を積極的に支援してまいります。
(ご参考)
お問い合わせ先 融資保険部 資源グループ Tel: 03-3512-7672
1 2025年3月27日付プレスリリース(https://www.nexi.go.jp/topics/newsrelease/202503250728.html)