NEDO水素・燃料電池成果報告会2024
団体名:
発表日:2024年7月 日
発表No.
NEDO水素・燃料電池成果報告会20219-P2-75
連絡先:一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会
URL:https://www.japanh2association.jp/
一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会
連絡先:○しろまる○しろまる○しろまる
○しろまる○しろまる○しろまる○しろまる○しろまる○しろまる○しろまる○しろまる
競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業/総合調査研究/
国内水素パイプライン構築に向けたグランドデザイン検討調査
✓本調査では、水素サプライチェーンの構築に向けた大量・安定輸送の方法として、水素パイプラインに関する国内外
の事例(調査研究事例 実証研究事例 商用事例)や、適用戦略、関連規制等の調査をはじめ、水素パイプライン材に係
る技術情報の整理による候補材の検討、水素漏えい検知・保守保安手法の検討を実施。付臭措置を含む日本における
合理的かつ適正な水素パイプラインの保安規制のあり方と、規制適正化のベースとなる国内への水素パイプライン適
用・普及のグランドデザインについて検討を行う。
■しかくグランドデザイン骨子案
■しかくパイプラインシーン別整理
A.グランドデザイン
・カーボンニュートラルへの貢献を目的とした、日本の水素基本戦略に掲げる2030年、2040年、2050年の水素導入目標(300万t、1,200万t、2,000万t)
を前提として、 用途別/地域別に需要の姿を想定。
・想定需要を前提として、国内の水素供給におけるパイプラインのグランドデザイン=いつ、どこからどこへ、 どのくらい、どのように輸送するのが利便性、経済性、
供給安定性において合理的かを策定・考察。
・下記4点を主たる論点として整理。
1大規模水素拠点近傍での大量輸送、地域供給拠点「ハブ&スポーク」輸送の2分類
2地域供給拠点への輸送においては、PL輸送がローリー輸送より合理的となる最低需要と距離
3中高圧PL ⇒大口需要家への大量輸送・地域拠点向け輸送、中低圧PL⇒小口需要家への輸送、の棲み分け
4安全確保を前提とした、無付臭供給
B.規制課題
・事業各社のヒアリングに基づき、パイプラインを適用する「シーン」(「大量供給」で2シーン 「街区(ハブ内)供給」で6シーン)を整理。
・シーン別に現行の適用法規を整理して規制課題を抽出、グランドデザイン実現のための 規制課題解決ロードマップを作成。
C.技術課題
・業界共通の技術課題として、「高圧水素パイプライン材料」「樹脂製パイプライン」 「無付臭での漏洩検知、安全確保」を抽出、
それぞれについて今後の開発⇒実用化ロードマップを作成。
■しかく調査目的
<無付臭の適用シーン整理>
■しかく成果内容まとめ
<参考 1ー1 シーン整理>
⚫ 大口需要家向/地域供給拠点向け中高圧供給: ガス事業法での付臭義務はなく、
天然ガス供給ての無付臭実績があることから、安全確保を前提に無付臭で供給。
⚫ 小口需要家向け中低圧供給: 燃焼利用では付臭水素でも実用上問題ないと推定。
一方、燃料電池では脱臭*が必要。 街区供給に付臭と無付臭の2つのシステ
ムが存在することは不経済ながら、小口の燃料電池需要は現時点では不透明。
⇒従って、安全管理技術の開発と実証(大臣特認を活用)を進めつつ、燃料電池
の需要を見極め、需要伸長の場合は安全確保を前提に、無付臭に挑戦してはどう
か(但し、無付臭技術開発の段階で、脱臭対応とのコスト比較は必要)。