世界経済の成長に伴う国際的な資源需要の増加や、地球温暖化をはじめとする環境問題の深刻化を背景として、線形経済から循環経済への転換が求められています。我が国は資源を海外に依存しており、資源自律経済の確立のため、廃製品の確実な再利用を前提とする循環経済への移行が必須です。
本事業では、多様な廃家電製品を対象に、貴金属、銅、レアメタル、ベースメタル、プラスチック等の資源を余すことなく循環利用が可能となる基盤技術を確立することで、経済活動と環境負荷低減を両立した循環経済関連産業の創出・成長促進を目指します。
廃家電製品の多様な資源循環ルートへの対応に貢献する技術として、廃製品の(1)製品解体システム開発および(2)再生材多様化に向けた革新的選別システム開発を実施します。
再生材流通の基盤技術確立に向け、製品処理プロセスを含めた総合的な情報連携による循環性の向上を目指し(1)データベース構築支援に向けた高度分析・計測システム開発および(2)再生材流通高度化に向けた基盤技術開発を実施します。
事業期間・予算額 | 事業期間:2023年度〜2027年度、予算額:10.4億円(2024年度) |
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技術・事業分野 | 3R |
プロジェクトコード | P23002 |
担当部署 | サーキュラーエコノミー部 (TEL:044-520-5251) |
最終更新日:2024年8月26日