近年、中国の廃プラスチック輸入規制に端を発したアジア諸国の廃プラスチック輸入規制強化の影響による廃プラスチックの国内での滞留や陸域から流出した廃プラスチックが原因となる海洋プラスチックごみが大きな問題となっており、これまで日本から輸出していた廃プラスチックを含むプラスチック資源について、リサイクルなどの適正な処理が急務となっています。
そこで本事業では、社会で大量に発生している廃プラスチックに対して、高度選別技術や新しい材料再生技術などを用いることにより、環境負荷を抑制しつつ高効率なプラスチック資源循環システムを実現するための基盤技術を開発します。具体的には、廃プラスチックの資源価値を飛躍的に高めるため、〔1〕複合センシング・AI等を用いた廃プラスチック高度選別技術、〔2〕材料再生プロセスの高度化技術、〔3〕高い資源化率を実現する石油化学原料化技術、〔4〕高効率エネルギー回収・利用技術の開発を連携させて行い、廃プラスチックの品質に応じた最適な処理システムを構築することによる高度資源循環と環境負荷低減の両立を目指します。
事業期間・予算額 | 事業期間:2020年度〜2024年度、予算額:4.7億円(2024年度) |
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技術・事業分野 | 3R |
プロジェクトコード | P20012 |
担当部署 | サーキュラーエコノミー部 (TEL:044-520-5251) |
最終更新日:2024年10月15日