東日本大震災後、我が国のエネルギー政策は根本から見直しされることとなり、再生可能エネルギーに対する国民の期待はこれまでにないほど高まっています。再生可能エネルギーの利用拡大には、電力に加え、熱(地中熱・太陽熱・雪氷熱等)の利用も重要です。しかしながら、再生可能エネルギー熱の利用においては導入コストや運用コストが高いことが課題として挙げられます。そこで、本事業では、再生可能エネルギー熱利用のコストダウンを促し、その普及拡大に貢献することを目的に技術開発を行います。
具体的には、地中熱利用については、システムトータルで、導入コスト20%低減、及び運用コスト20%低減、その他再生可能エネルギー熱(太陽熱、雪氷熱等)利用システムについては、蓄熱・断熱などの要素も考慮して我が国に適したトータルシステムの高効率化に資する革新的技術開発及び規格化を推進し、システムの導入コスト10%低減を目指します。また、再生可能エネルギー熱の採熱場所及び方法を明らかにし、効率的なシステム導入の促進に資する各熱のポテンシャル簡易予測・評価技術を開発し、その技術を利用したポテンシャルマップを構築することを目指します。
事業期間・予算額 | 事業期間:2014年度〜2018年度、2017年度予算:8.0億円 |
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技術・事業分野 | 地熱発電・再生可能エネルギー熱利用 |
プロジェクトコード | P14017 |
担当部署 | 新エネルギー部 (TEL:044-520-5183) |
最終更新日:2019年7月17日