次世代型ヒートポンプシステム研究開発
事業・プロジェクト概要
「Cool Earth-エネルギー革新技術計画」の超高効率ヒートポンプの実現には、機器単体の開発だけでは困難であり、システム全体の効率改善が不可欠であるため、個々の技術を統合した次世代型ヒートポンプシステムの開発を行い、エネルギーの高度利用と導入用途拡大を図ります。具体的には、建築・機械・材料等の多様な領域にまたがる幅広い関係者の技術を融合させた産学官による研究開発体制により、熱源の多様化、搬送の効率化、負荷変動への自動追従技術や躯体設計等を適切かつ高度に組み合わせるなどの基盤技術開発を行い、現状システムに比べて極めて高い効率(1.5倍以上)を有するヒートポンプシステムを実現します。
■しかく次世代型ヒートポンプシステムのイメージ
次世代型ヒートポンプシステムの研究開発 概要リーフレットサムネイル
- 0.全体概要
- 1.デシカント・蒸気圧縮式ハイブリッド型ノンフロストヒートポンプの研究開発
- 2.実負荷に合わせた年間効率向上ヒートポンプシステムの研究開発
- 3.地下水制御型高効率HP空調システムの研究開発
- 4.次世代型ビル用マルチヒートポンプシステムの革新的省エネ制御の研究開発
- 5.都市域における下水管路網を活用した下水熱利用・熱融通技術
- 6.高密度冷熱ネットワークの研究開発
- 7.次世代型ヒートポンプシステムの性能評価ガイドライン策定に関する検討
■しかく調査事業
- 平成24年度 「次世代型ヒートポンプシステムの性能評価ガイドライン策定に関する検討」
- 平成23年度 「次世代型ヒートポンプシステムの性能評価手法、及び熱の面的利用におけるヒートポンプの有効活用に関する検討」
- 平成22年度 「次世代型ヒートポンプシステム技術開発に向けたシナリオ作成に関する調査」
- 平成21年度 「次世代型ヒートポンプシステムに関する調査」
- NEDOが実施しているプロジェクト、調査等を取りまとめた成果報告書について、公開後10年以内のものは「成果報告書データベース」より検索及びダウンロードができます。ユーザ登録の上、ご利用ください。
■しかくヒートポンプシステムの性能評価ガイドライン 【平成29年1月追加】
関連成果
プレスリリース
日付 |
タイトル |
2014年10月21日 |
- 年間運転効率を大幅に向上するビル用マルチエアコンを開発
―新制御技術で年間41%の消費電力量削減を達成―
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2012年3月7日 |
- 下水熱を給湯・冷暖房に利用
―下水熱利用ヒートポンプシステム、実証試験開始―
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2011年11月15日 |
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2010年6月28日 |
- 次世代型ヒートポンプシステム研究開発を支援
―都市の下水熱を活用した高効率ヒートポンプシステムの研究開発など9件―
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プロジェクト実施者の対外発表記事
日付 |
実施者 |
タイトル |
2014年10月21日 |
ダイキン工業株式会社 |
- 年間運転効率を大幅に向上するビル用マルチエアコンを開発
―新制御技術で年間41%の消費電力量削減を達成―
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2014年2月26日 |
関西電力株式会社 |
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基本情報
事業期間・予算額 |
実施期間:平成22年度〜平成25年度、予算総額:20.77億円
PL:宗像 鉄雄(独立行政法人 産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門 副研究部門長) |
技術・事業分野 |
省エネルギー技術開発
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プロジェクトコード |
P10011 |
担当部署 |
省エネルギー部
(TEL:044-520-5180)
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詳細資料
短期的アウトカム概要(6年間の追跡調査により把握した状況)
■しかく追跡対象企業のPJ終了後6年目のステージ状況
対象企業数:11社
- 上市:3
- 製品化:2
- 研究・開発を継続中:6
- 中止・中断:0