本事業では、エネルギー基本計画や新成長戦略等に示されている再生可能エネルギー分野の重要性に着目し、「新エネ中小・スタートアップ支援制度」と「未来型新エネ実証制度」の2つの制度において、研究開発を助成します。中小企業等の育成を行いつつ、将来を見据えた同分野における研究開発を進めることにより、技術の選択肢の多様化と技術革新を目指します。
加えて、福島イノベーション・コースト構想の推進につながる再生可能エネルギー分野の技術開発について支援を強化することにより、福島県浜通り地域の復興・再生に貢献します。
本事業では、新エネ中小・スタートアップ支援制度と未来型新エネ実証制度の2つの制度で公募し、研究開発に対して助成します。また、新エネ中小・スタートアップ支援制度では、優れた研究開発テーマを継続的に支援することを目的に、次フェーズへの移行の可否を判断する、段階的な審査方法であるステージゲート審査を活用しています。
なお、新エネ中小・スタートアップ支援制度から未来型新エネ実証制度へのステージゲート審査は設けておらず、未来型新エネ実証制度の採択は、全て公募により決定します。
研究開発や事業化計画の進捗状況等に応じて、以下のとおり5つのフェーズで助成します。
技術シーズを有している中小企業等が、事業化に向けて必要となる基盤研究のためのフィージビリティ・スタディ(以下「FS」という。)を、産学官連携の体制で実施します。
技術シーズを有している中小企業等が、要素技術の信頼性や品質の向上、システムの最適設計及び運用等に資する研究開発、プロトタイプの試作及びデータ計測等、事業化に向けて必要となる基盤技術の研究を、産学官連携の体制で実施します。
技術シーズを有している中小企業等が、事業化に向けて必要となる基盤研究のためのFSを、国内のベンチャー・キャピタルやシード・アクセラレーター等(以下、「VC等」という。)からの支援を得て、実施します。
技術シーズを有している中小企業等が、要素技術の信頼性や品質の向上、システムの最適設計及び運用等に資する研究開発、プロトタイプの試作及びデータ計測等、事業化に向けて必要となる基盤技術の研究を、VC等からの支援を得て、実施します。
事業化の可能性が高い基盤技術要素を有している中小企業等が、事業化に向けて必要となる実用化技術の研究開発、実証研究等を実施します。
技術シーズを有している中小企業等が、要素技術の信頼性や品質の向上、システムの最適設計及び運用等に資する研究開発、プロトタイプの試作及びデータ計測等、事業化に向けて必要となる基盤技術の研究を、VC等からの支援を得て、実施します。
発電コストの低減、立地制約の克服、長期安定電源化、地域特有の再生可能エネルギー源との共生等、再生可能エネルギーの大量導入における課題解決のための実証事業を実施します。
公募期間以外にも、本事業への応募を検討されている企業等からの「関心表明書」を募集しております。関心表明書は公募の対象技術を設定する際の参考資料として活用させていただきますので、本事業への応募を検討されている企業等は、様式をダウンロードいただき、必要事項を入力のうえ、電子メールによりご提出ください。
郵送・FAXでのご提出は受け付けません。提出いただいた書類と情報は、適切に管理し本事業の公募に向けた検討のみに活用します。
応募にあたり、関心表明書の提出は必須ではございませんので、ご留意ください。
応募にあたり、関心表明書の提出は必須とはしませんが、提出されなかった場合、対象技術として設定されない場合がありますのでご留意ください。ただし、関心表明書を提出されたとしても、必ずしも対象技術として設定されるとは限りません。
公募期間を除く通年
NEDO「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」公募事務局
E-MAIL:venture-pfg@nedo.go.jp
新エネルギーベンチャー技術革新事業
テーマ名:太陽電池アレイ故障診断技術の開発
実施者:株式会社システム・ジェイディー
事業期間:2009年度〜2012年度
太陽電池モジュールで一度に大量に点検する装置の様子
新エネルギーベンチャー技術革新事業
テーマ名:小型レンズ風車を用いた超高効率マルチロータシステムの技術開発
実施者:株式会社リアムウィンド
事業期間:2014年度
高効率で、環境に調和する小型風力発電「レンズ風車」の様子
事業期間・予算額 | 事業期間:2007年度〜、予算額:17.1億円(2024年度) |
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技術・事業分野 | 技術シーズ発掘・育成 |
プロジェクトコード | P10020 |
担当部署 | 再生可能エネルギー部 |
最終更新日:2024年9月25日