耐震診断では、正確な調査を行う為に様々な診断道具を使用します。主な道具をご紹介します。
現地調査票
・調査で確認した内容を記載する帳票です。間取りや壁の材質、筋かいの方向や太さ、柱の腐れやシロアリ被害、基礎のひび割れ有無等について、記入していきます。
水平器(レーザーレベル)
・柱が傾いていないか計測する機械です。
デジタルカメラ
・調査時の状況を正しく把握するために撮影し、それらの写真は調査結果の説明にも使います。床下や小屋裏にもぐったことがある人は少ないので、耐震診断結果の写真で初めて状況を知る人が多くいらっしゃいます。
コンクリートテストハンマー
・基礎の強さ(圧縮強度)を測定します。
鉄筋探知機
・基礎に鉄筋が入っているか。また、その間隔を測定します。
打診棒
・外壁が割れていないか、水廻りの木材が腐っていないかなど、たたいて確認します。
含水率計
・木造住宅にとって湿気やシロアリは大敵。床下の木材に含まれる水分の割合(含水率)を測定することで、シロアリや腐食のリスクを確認できます。
クラックスケール
・基礎にひび割れがあった場合、その幅を測定するのに用います。
次のページでは、診断書に読み方について解説していきます。