認定者資格を取得してから、東日本大震災を経験したので、命を守る仕事だという意識が強くなりました。 講習会を通じて耐震の技術を学んだことで、耐震に対しての問い合わせにはっきりと返答ができ、お客様に不安を抱かせないようになりました。
また、自治体の補助金対応窓口においても、こちらから説明できるようになりました。
自分も被災し、1週間程度、水・電気無しの生活をしましたが、これが避難所だったらもっと大変なことになっていたと思うので、自宅にいられるだけで助かった気がします。
耐震補強が必要な建物は「高齢者+年金生活者」が多い為、国の制度等の利用をよく説明して理解してもらう事が大切だと思います。
屋外調査の様子
基礎の割れ方、床の平衡、倒し寸法等を丁寧に確認するよう心がけています。建物の築年数と現況の劣化状況から、自分なりに推定して耐震性で重要となるポイントを考えてから調査に入るようにしています。
屋内で傾きを確認
耐震事業は、小野理事長がよく言われる言葉「命を助ける仕事だ」、正にこれだと思います。
耐震診断・補強ではお客様が高齢者であることが多く、補強の必要性を理解しながら資金の面であきらめてしまう人が多いと思いのですが、できる限りの耐震化を実現できるように提案しています。