建築士でも木造のことを勉強する機会はありませんし、テキストを見ても分からない内容を講習会で聞くことができるので自信がつきます。
これまでの不具合などをお聞きしてもお客様は結構あいまいな記憶で、診断時に濡れ跡などがあることを伝えると、何かしら思い出されます。最近は屋根の診断でドローンを飛ばすと、皆さん興味津々でご覧になります。
ヒミツ道具というような変わったものはありませんが、基本的な電池、スケール、クラックスケール、カメラ、レーザーは忘れや破損などがある場合があるので、必ず予備を持って診断に臨むようにしています。
耐震補強は、実際に地震が来て見ないと本当の効果は分からない工事だと思います。現地調査でしっかりと建物の状況を確認することが重要で、机上の設計だけでは意味がなく、恐らく倒壊してしまうと思います。工事の際は金物・面材は当たり前ですが、横架材などもしっかり見た上で設計・施工を行いたいと思っています。