<刑務所・少年院芸術作品展の実施結果報告>
【新着】
〇【終了】刑務所・少年院芸術作品展(令和4年7月22日)
本年7月22日(金)、7月の再犯防止啓発月間・社明運動強調月間に際し、札幌市東区民センタ
ーにおいて、札幌矯正管区管内矯正施設被収容者が作成した美術・文芸等作品の展示会を開催しまし
た。本展示会では、令和3年度の文芸作品コンクール入賞作品のほか、本年3月末に閉庁した帯広少
年院の作品や本年度に少年院の職業指導で制作した作品を展示しました。
当日は、500名を超える多くの方に御来場いただき、訪れた方々は、飾られた絵画や書道などの
文芸作品を感慨深く見学されていました。また、地元の保護司会にも御協力いただき、来場された
方々に立ち直り支援について、理解を深めていただく貴重な機会となりました。
保護のブース 作品展の様子
閉庁した帯広少年院の作品 北海少年院の作品(製品企画科等)
少年院・少年鑑別所、夏季インターンシップを実施しました!
2019夏以来、
3年ぶり
臨 時 号
2022.10
編集責任者:札幌矯正管区第三部
〒007-0801
札幌市東区東苗穂1条2丁目5番5号
TEL: 011(783)5063(直通)
新型コロナウイルス感染症の状況によっては、実施計画が変更となる可能性があります。
審判鑑別などでよく用いる心理検査を1つ1つ説明してい
ます。説明しているのはベテラン心理技官です。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響をうけ、夏季インターンシップの受入れを中止し、業務説
明会を開催してきましたが、実際に施設で職場体験をしたかったという学生の声が多く聞こえてきました。今夏も
新型コロナ第7波の中にあり、心配もしましたが、感染防止対策を徹底して、無事に実施することができました。
春季インターンシップへの応募、
お待ちしています!
施設名 実施期間 参加学生数
北海少年院・
紫明女子学院
7.27-7.29 3名
札幌少年鑑別所 8.22-8.24 4名
函館少年鑑別支所 8.22-8.24 2名
釧路少年鑑別支所 8.15-8.17 1名
旭川少年鑑別所 8. 3-8. 5 2名
今回は、道内・道外の7大学から12名の学生が参加しました。
札幌管内の少年院は、男子・女子ともに1施設で、道内で少年院
送致の決定を受けた少年のほとんどを受入れており、少年の特性
や抱えている問題性に応じて、多様な矯正教育を展開しており、
凝縮された少年院の姿を見られます。
少年鑑別所は、道庁所在地の施設を希望される方が多いのです
が、特に施設規模が小さい少年鑑別所では、心理技官が法務教官
の仕事を兼ねることが多く、矯正施設で働く心理技官のよりコア
な姿を見て知っていただけると思います。
少人数で柔軟なカリキュラム
学生の専攻領域や心理検査の実施経
験などを確認しながら、柔軟に対応し
ています。また少人数なので、学生との
対話を大事にしながら実習を進めてい
ます。
架空ケースでの鑑別模擬体験
学生の皆さんが楽しみにしているカリ
キュラムNo.1!札幌と函館では、テレビ
会議をつなぎ、学生同士、ケースの少年
がどんな子なのか、非行性は進んでいる
のか、適切な保護処分は保護観察か少年
院送致か、意見を交わしました。学生の
真剣なまなざしに、職員の私たちも初心
に返りました。
フリートーク
最終日に、若手からベテラン職員まで、
そろって座談会に参加しています。北海
少年院・紫明女子学院の座談会では、や
りがい、在院者と接する時に心掛けて
いること、就職前に準備すること、職場
と家が近いことを職員がどう感じてい
るか、プライベートの過ごし方など多岐
に渡る質問をいただきました。職員は、
"採用直後は仕事を覚えることにいっ
ぱいで、休みの日はぐったりしていた"、
"就職してまず覚えなければならない仕
事があり、大学で学んだことをすぐ生
かせる仕事はできなかったけれど、面
接の仕方など自分で勉強を 続けてい
た"などと答えていました。
学生の声
応募締切
11月4日
必着
矯正局Twitterに
絶賛ツイート中
札幌矯正管区HP矯正局
Twitter
法務省HP
詳しい応募方法やスケジュールを知りたい方は、
【URL:https://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei03_00030.html】
法務省人間科学系インターンシップ
模擬判定会議の様子。手前にテレビ会議を置き、函館で参
加している学生と対面。緊張がほぐれると活発な議論に...
少年の審判手続の流れや保護処分について、
チャートを使いながら説明しています。
-法務教官・心理技官の仕事
を具体的にイメージして、理
解することができた。
-ただ厳しいだけの場所
ではなかった。
-鑑別模擬面接が想像以上に難
しかった。少年の将来を左右す
る決定に関わることに責任を感
じた。
インターンシップへの参加が、
自分のやりたいことと、法務教
官・心理技官の仕事とのマッチ
ングを確かめる機会になれば
と考えています。
担当者の言葉
学生からの多岐に渡る質問に、職員が自身の経験を交
えながら、丁寧に答えています。
<北海少年院教育作品展示・即売会 2022 の実施結果報告>
【新着】
〇【終了】北海少年院教育作品展示・即売会 2022(令和4年11月9日)
本年11月9日(水)、道の駅「サーモンパーク千歳」において、北海少年院教育作品展示・即売
会を開催しました。本展示・即売会では、在院者が作った野菜(かぼちゃ・ジャガイモ・ひよこ豆)
や陶芸作品等のほか、少年院で制作した作品を展示しました。
当日は、たくさんの方に御来場いただき、訪れた方々は、飾られた絵画や立体折り紙などの文芸作
品を感慨深く見学されていたほか、在院者が真心込めて作った野菜等をお買い求めいただきました。
また、少年院の広報用パネルを御覧になり、改正少年法等が施行され、矯正教育の充実を図っている
ことについて、理解を深めていただく貴重な機会となりました。
在院者作成のPOP 陶芸作品等
展示パネル かぼちゃ・ジャガイモ
<北海少年院施設見学会実施結果報告>
【新着】
〇【終了】北海少年院施設見学会(令和4年11月28日)
本年11月28日(月)、北海少年院において、管内少年施設で勤務する職員から、大学関係職員
の皆様の御紹介により、採用試験を受けることとなったとの意見が多く寄せられていることから、法
務教官の仕事内容を大学関係者の皆様に広く周知することを目的として、大学関係職員を対象とした
施設見学会を開催しました。
当日は、4大学6名の大学関係職員に御出席いただき、概況説明後、北海少年院の若手のホープか
ら、法務教官を受験したきっかけやこれから法務教官を目指す学生のためのメッセージなどが述べら
れました。また、特定生活指導(成年社会参画指導)の模擬授業が行われ、実際の授業での少年の発
言等に触れながら、指導の目的について説明がなされ、参加した大学関係者からは、「矯正教育は人
間教育ということを感じた。」、「学生に法務教官の仕事について話したい。」など、少年法改正と
合わせて北海少年院で勤務する法務教官の魅力等を理解いただく貴重な機会となりました。
閉会に際し、木村管区長からお話がありましたとおり、本見学会を契機として、大学関係職員の皆
様と顔の見える関係作りを進め、職員の採用や教育分野における協力関係を築いていきたいと存じま
すので、大学関係者の皆様におかれましては、引き続き、御支援・御協力を賜りますよう、よろしく
お願いいたします。
概況説明の様子 模擬授業の様子
若手職員の発表の様子 管区長挨拶の様子
【函館少年鑑別支所が協定を締結しました。】
【新着】
締結式の様子
本年2月13日(月)
、函館少年鑑別支所が、北海道警察函館方面本部様と少年の立ち直り支援に
関する協定を結びました。少年鑑別所と警察の協定締結は北海道では初の試みです。
同支所は、非行・犯罪防止を目的として、一般の方からの相談をお受けする「地域援助」を行っ
ています。そこで、同じ志を持つ北海道警察函館方面本部様との協定締結を通じ、機関連携の強化
を図り、少年の健全育成と非行等の問題を抱える少年の立ち直り、ひいてはより安心・安全な地域
づくりを目指していくことになりました。
協定当日は、厳かな雰囲気の中、当支所長と道警函館方面本部長による締結式が行われました。
メディアの方からも注目いただき、地域の皆様にも我々の活動に対する御理解を得る貴重な機会と
なりました。
<刑務所・少年院芸術作品展の実施結果報告>
【新着】
〇【終了】刑務所・少年院芸術作品展(令和5年2月17日、18日)
2月17日(金)、18日(土)に、札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)
「憩いの空間」において、
「刑務所・少年院芸術作品展」を開催しました。本作品展では、令和4年度管内被収容者美術・文芸
等コンクール入賞作品のほか、少年院の職業指導で制作した作品や当管区更生支援企画課の再犯防止
に関する展示とVTR放送も行いました。
来場者は、2日間で5,009名に上り、老若男女多くの方々にご覧いただくことができ、刑務所
や少年院の教育活動や再犯防止に関する取組について御理解いただく貴重な機会となりました。
作品展の様子