施設の特徴 帯広刑務所の概要
地域と連携した取組・地域貢献
帯広刑務所 〒089ー1192
北海道帯広市別府町南13-33
☎ 0155-48-7111
沿 革
明治26年 3月 北海道集治監釧路分監帯広外役所として
開設
明治28年 4月 北海道集治監十勝分監として開庁
明治36年 4月 集治監制廃止により十勝監獄と改称
昭和14年11月 帯広少年刑務所として独立
昭和18年 8月 官制改正により帯広刑務所と改称
昭和51年10月 新施設完成し現在地へ移転
昭和56年 6月 別府農場開設
平成19年 4月 釧路刑務所が帯広刑務所の所管となる
所在地 :北海道帯広市
収容定員:502名
収容対象:男子受刑者
(主に刑期が10年未満で,犯罪傾向の進んでいる者)
規模:敷地面積 217,680m2
うち別府農場 68,760m2
【カラマツ材を利用した家具作り】
帯広刑務所がある十勝地方は「カラマツ
王国」と言われるほどカラマツが多く,そ
の有効利用に力を入れている地域であり,
当所においても,道産のカラマツ材を利用
した各種家具作りに取り組んでいます。
【農作物の栽培】
当所の農場では,トマト,なす,にんに
く,トウモロコシなどの農作物を受刑者が
栽培しています。収穫した野菜は,近隣の
スーパーマーケット等に卸し,委託販売を
行ってもらうなどして受刑者の農業に関す
る意欲の喚起を図っています。
▲さんかくカラマツ材を利用した
刑務所作業製品
▲さんかく農場で収穫した野菜
【帯広にしかない「ばんえい十勝」とコラボ】
世界で唯一,帯広でしか行われていない「ばんえい競馬」。
トラクターがない時代に活躍した農耕馬を競走させたことが始ま
りで,北海道開拓の歴史を現在に残す貴重な地域文化となってい
ます。
帯広刑務所では,特定非営利活動法人
「とかち馬文化を支える会」を通じて
「ばんえい十勝」に登録している競走馬
が使用した蹄鉄を磨き直して飾りにした
オフィシャルグッズやマグネット,サン
ドブラスト加工のグラス等を製作するな
ど,地域文化の継承の一助を担っています。
▲さんかくガラスのマグネット
▲さんかくばんえい競走馬
の蹄鉄の飾り
▲さんかくサンドブラスト加工の
ばんえいグラス
【道東所在刑事施設による農業を活用した段階的開放処遇モデル】
令和元年度から受刑者を段階的に開放的な処遇に移行させて,農業に関
する知識及び技術を習得させ,農業の担い手を育成しています。
最終段階では網走刑務所及び旭川刑務所と連携し,出所者を就農させて
円滑な社会復帰の実現を目指しています。
農業希望
受刑者・農業適格
受刑者・その他
開放的処遇
適格者
A・B指標
農専工場での
一般作業
A・B指標
フェンス内
農場
本所農場
A・B指標
大型特殊免許等
職業訓練
網走刑務所
二見ケ岡農場
帯広刑務所
別府農場
旭川刑務所
西神楽農場
農 業 法 人 等 へ の
就 農
円滑な
社会復帰の実現
※(注記)A指標・・・犯罪傾向の進んでいない受刑者
B指標・・・犯罪傾向の進んでいる受刑者
受刑者の属性や犯罪傾向等によって,収容される刑事
施設が定まる。
所在地
帯広刑務所 Penal Institution
仙台管内
B指標
受刑者
対象受刑者の拡充(追加)
農業への興味・適性があると見込ま
れる
受刑者(全国A・B)
東京管内
B指標
受刑者
札幌管内
B指標
受刑者
釧路刑支
A・B指標
受刑者